良多(阿部寛)は森で見つけた小さな赤い三角帽子が気になって仕方がない。手がかりを探そうとこっそりクーナ事務局を訪れるが、治(西田敏行)に見つかり歯の治療をされるはめに。
治は「クーナはいない」と改めて否定し、良多の父・栄輔(夏八木勲)のクーナ探しもお金目当てだったのだろうと言う。
そんな中、良多は表紙に「クーナ」と書かれた栄輔の古いノートを見つける。そこには、良多が森で拾ったものとそっくりな赤い帽子のイラストが描かれ、見覚えのない空き地の写真が一枚はさまっていた。ノートを頼りに、クーナが出没するという神社や廃墟などを歩く良多。
ノートには他にも、「久実」という見知らぬ女性の名前が記されていた。
父と治と久実は幼い頃、森でクーナを見たらしい。父の手帳に書かれていた「ク」の文字は「クーナ」ではなく「久実」なのではないか、と思う良多。その後、地元の人たちの話から、「久実」が菜穂(宮アあおい)の亡き母であることがわかる。
父が昔、久実を置いて故郷を去り、その後、治が久実と結婚し生まれたのが菜穂だと知り、複雑な思いにかられる良多。
そのころ、治は、ひとりでやってきた萌江(蒔田彩珠)から、「おじさんは見たの?クーナ」と問われる。わずかな沈黙のあと、「見たよ」と素直に認めた治は、さらには「探してみるか?
探してみなくちゃ、いるかいないかわからないからな…」と萌江にやさしくほほ笑み、良多に対してとはまったく異なる態度をみせる。
一方、映画のロケにでかけた沙江(山口智子)は、監督の要望で急きょ古い重箱を探すことに。ようやくイメージに合う重箱を見つけた沙江と若木は、持ち主の孫娘から祖母との「おはぎ」の思い出話を聞く。
感動する若木に、沙江は「思い出話に引きずられたら、器の魅力は引き出せない」とドライに言い切る。しかし、結局、その重箱に「おはぎ」を入れる決断をする。
ハロウィンの夜、良多は菜穂から、栄輔はゴルフ場ではなく、大地とサッカーをしていて倒れたのだと真相を知らされる。
栄輔が口止めをしたため、嘘をついたのだという。また、その帰り道、今度は萌江から、栄輔は何度もクーナの話を萌江にしていたと聞かされる。
「信じてくれそうな人に聞いてほしかったのだろう」萌江にそう言いながら、良多は、それが自分ではなかったことに、少し寂しさを感じる。
同じころ、病室では、帰り支度の敏子(吉行和子)がふと振り返ると、栄輔が目を開けていて…。
第1話 2012年10月9日「小心者の男に訪れた人生のヘンテコな転機突然現れた美女&伝説の生き物クーナの謎」
第2話 2012年10月23日「妻は抜擢、夫は仕事干され逃亡?」
第4話 2012年11月6日「妻と娘よりも大切な女」
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