千春(菅野美穂)は、後輩の真里子(福田彩乃)から半ば強引に誘われて、合コンに参加する。だが、20代ばかりの参加メンバーの中で完全アウェー状態だった千春は、二次会の誘いを断って帰ってしまう。
春子(天海祐希)は、異動を命じられる前にデザインを手がけていた庭園の完成披露パーティーのためにスタンド花を届けに行く。そこで、デザイン部部長の樋口(石橋凌)と再会する春子。樋口は、必ず本社に戻れるようにする、と改めて春子に約束する。しかし春子は、すでに辞表を提出するつもりでいた。
そんな折、千春は、元恋人・圭介(中村俊介)の結婚がダメになったことを知る。千春からその話を聞かされた春子は、圭介の力になりたいという千春の気持ちに理解を示しながらも、寂しさは連鎖するから気をつけろと忠告する。
一方、純平(玉木宏)は、美大の後輩・瑞希(伊藤歩)の初個展が開かれている画廊まで花を届けに行く。後輩の結婚祝いを買いに行った千春も、春子からチケットをもらったことを思い出し、画廊を訪れていた。
純平は、画廊のオーナー・沢井(山中聡)から、スタッフにならないかと誘われる。純平のことを心配している瑞希から頼まれたのだという。ふたりのやりとりを聞いていた千春は、画廊を後にした純平を追いかけ、励まそうとする。が、かえって彼を傷つけてしまい…。
その夜、春子は、初めて自分で作った花束を持って実家に帰る。認知症の祖母・房江(市川千恵子)は春子のこともわからなくなっていたが、花束をプレゼントされると喜んだ。
春子から帰りが遅くなるというメールをもらった千春は、実家に帰ろうとしたがそれも嫌になり、結局、春子のマンションの前で時間を潰す。するとそこに圭介から電話が入り、千春は、朝方まで話し込んでしまう。
あくる日、仕事中の春子のもとに母・陽子(梶芽衣子)から電話が入る。房江が、花束が欲しいと言い出したのだという。春子は、純平のアドバイスで、レンテンローズの花束を作り、実家に持っていく。それを受け取った房江は、嬉しそうに微笑むと、その花束を春子に差し出し…。
同じころ、千春は圭介と会っていた。圭介に誘われ、ホテルに入った千春は、戸惑いながらも彼を受け入れようと決意する。するとそのとき、圭介の携帯電話に婚約者の瞳から電話が入る。瞳が圭介との結婚を止めたいと言ったのは、マリッジブルーのせいらしい。その会話を聞いてしまった千春は、せっかくの赤い糸を自分で切ることはない、と明るく言って、圭介を瞳の元へと送り出す。
春子は、房江からもらった花束を手に、メゾン・フローラルに戻る。事情を知った純平は、「誰かのことを大切にしたいと思っている人は、きっと誰かの大切な人なんだと思います」と春子に告げ…。
仕事を終えた純平が噴水公園を訪れると、いつものように千春が野菜チップスをつまみにビールを飲んでいた。純平は、千春に声をかけ、個展の日のことを詫びた。すると千春も、自分の方こそ立ち聞きしておいてでしゃばってしまった、と改めて謝る。そうやって謝りあっているうちに、同時に吹き出してしまうふたり。千春から瑞希のことを聞かれた純平は、彼女は恋人ではなく後輩だと説明する。そのとき純平は、ベンチ脇の花壇にレンテンローズが植えられていることに気づく。純平は千春に、花言葉は大切な人、固い友情だと説明した。
メゾン・フローラルで後片付けをしていた春子は、店先にいる谷川(小市慢太郎)に気づく。谷川は、母親の誕生日にブーケを贈ろうと思ったのだという。しかし、彼の母親は花を贈ってもわからないらしい。春子は、花を贈るのを諦めようとしている谷川に、気持ちは伝わると思うからゆっくり考えていつでも来てほしい、と声をかけた。
あくる朝、朝食の準備をした千春は、圭介が婚約者と仲直りしたことを春子に話す。春子は、そんな千春に、赤いリボンを結んだマンションの合鍵を手渡し…。
第1話 2012年10月11日「結婚は当然!?義務!?できないVSしない女!!未婚女の恋と結婚!?」
第2話 2012年10月18日「結婚したい!!でも、譲れない条件とは!?」
第4話 2012年11月1日「独身=親不孝!?でも未婚女子の大奮闘!!」
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