2012年09月25日

薄桜記 TOP

『薄桜記』(はくおうき)は、産経新聞夕刊に1958年7月から1959年4月にかけて連載された五味康祐の時代小説。また、それを原作とした映画、舞台、テレビドラマ。


小説
1959年に新潮社から刊行。文庫は1965年に新潮文庫より刊行された。2007年9月に改版、現在まで刊行されている。

高田馬場の決闘や赤穂浪士による吉良邸討ち入りを背景に、2人の剣士・丹下典膳と堀部安兵衛の友情や、上杉家江戸家老の名代・長尾竜之進の妹・千春をめぐる悲恋が描かれる。

2012年7月、ドラマに先駆けて放送されたNHK番組「薄桜記の魅力に迫る!」にて、五味康祐が生前に所有していた薄桜記の初版本や、執筆活動を影ながら支えた最愛の妻・千鶴子に宛てて五味が贈った献呈本の数々と二人の写真が紹介された。また、五味は薄桜記の執筆時に膨大な資料にあたっており、遺された資料の中から、主人公の典膳の住所や隣の屋敷の住人の名前など細かい設定を描く際に五味が愛用していた『御府内沿革図書』が紹介された。


映画
薄桜記(1959年)
解説
「薄桜記」は、1959年の日本映画。英語タイトルはSamurai Vendetta。カラー・シネマスコープ、110分。

製作:大映京都、監督:森一生。主演は市川雷蔵。主人公の隻腕の剣士・丹下典膳を市川、堀部安兵衛(中山安兵衛)を勝新太郎、2人に思いを寄せられるヒロイン・千春を真城千都世が演じた。2004年に角川エンタテインメントからDVDが発売されている。


キャスト
市川雷蔵:丹下典膳
勝新太郎:中山安兵衛
真城千都世:千春
三田登喜子:浪乃
大和七海路:三重
北原義郎:長尾竜之進
島田竜三:大高源吾
千葉敏郎:友成造酒之助
舟木洋一:神崎与五郎
伊沢一郎:戸谷兵馬
須賀不二夫:村上庄左衛門
清水元:長尾権兵衛
寺島雄作:嘉次平
加茂良子:お志津
浅野寿々子:お幸
浜世津子:田鶴
香川良介:千坂兵部
荒木忍:堀部弥兵衛
伊達三郎:三田四郎五郎
東良之助:吉良上野介酒宴の客
嵐三右衛門:堀内源太左衛門
南部彰三:吉田忠左衛門
志摩靖彦:大迫源内
葛木香一:菅野六左衛門
光岡龍三郎:中津川祐見
浜田雄史:壱岐練太郎
横山文彦:酒宴の客一
藤川準:与力馬淵
玉置一恵:梶川与惣兵衛
菊野昌代士:酒宴の客二
旗孝思:役人田頭
沖時男:武家の使者物部
大杉潤:野母

スタッフ
監督:森一生
脚本:伊藤大輔
原作:五味康祐
企画:財前定生
製作:三浦信夫
撮影:本多省三
美術:太田誠一
音楽:斎藤一郎
録音:海原幸夫
照明:中岡源権
編集:谷口孝司


秘剣破り(1969年)
解説
「秘剣破り」は、1969年の日本映画。英語タイトルはBroken Swords。カラー・シネマスコープ、90分。

監督:池広一夫。主演は松方弘樹。五味の原作をもとに、1959年の大映映画版で脚本をつとめた伊藤の脚色で大映京都が製作した。

キャスト
松方弘樹:丹下典膳
本郷功次郎:中山安兵衛
岩井友見:千春
露口茂:長尾龍之進
青山良彦:浅野内匠頭
加藤嘉:堀部安兵衛
松村達雄:千坂兵部
小林直美:三重
川崎あかね:浪乃
五味龍太郎:戸谷兵馬
稲葉義男:長尾権兵衛
河野秋武:堀内源太左衛門
北城寿太郎:大迫源内
天王寺虎之助:武家の使者
早川雄三:伴義人
松村康世:田鶴
木村元:三田四郎五郎
伊達岳志:村上庄左衛門
花布辰男:嘉平次
堀田真三:友成造酒之助
山本一郎:壱岐練太郎
寺島雄作:知心斉
杉山昌三九:吉良上野介
橋本力:仁木惣右衛門
毛利郁子:お百
近江輝子:お市

スタッフ
監督:池広一夫
脚色:伊藤大輔
原作:五味康祐
撮影:牧浦地志
美術:下石坂成典
音楽:渡辺岳夫
録音:海原幸夫
照明:黒川俊二
編集:谷口登司夫
スチル:藤岡輝夫


テレビドラマ
忠臣蔵外伝 薄桜記(1991年)

「忠臣蔵外伝 薄桜記」は、1991年にテレビ東京系で秋の時代劇スペシャルとして放映された時代劇。主演は杉良太郎。140分。


キャスト
杉良太郎:丹下典膳
竜雷太:堀部安兵衛
佳那晃子:千春
菅原謙次
大沢逸美
左右田一平
本田博太郎:長尾龍之進
長門裕之
石丸謙二郎
福本清三
ほか。

スタッフ
ナレーター:谷口節
製作:テレビ東京、株式会社杉友、松竹株式会社
監督:高橋繁男
脚本:鈴木生朗
原作:五味康祐
撮影:藤原三郎
照明:中島利男
美術:倉橋利韶
録音:中路豊隆
調音:鈴木信一
装飾:中込秀志
編集:園井弘一
記録:川原富美子
進行:楳原仁一
制作主任:高坂光幸
助監督:加島幹也
プロデューサー:江津兵太(テレビ東京)、桜林甫
プロデューサー補:宮本明芳
殺陣:谷明憲
スチール:牧野譲
広報担当:樋口一郎(テレビ東京)
床山:八木かつら、山崎かつら
衣装:松竹衣装
美粧:杉本勢一
装置:新映美術工芸
小道具:高津商会
現像:IMAGICA
音楽:ミュージックデザイン
協力:杉友会、持原剣友会、JAC、エクラン演技集団
ロケ協力:京都大覚寺
制作協力:京都映画株式会社


薄桜記(2012年)
「薄桜記」は、2012年7月13日から9月21日まで、NHK BSプレミアムのBS時代劇(毎週金曜日20:00 - 20:43・JST)で放送。脚本はジェームス三木。主演は山本耕史。同年10月18日から同年12月27日まで、NHK総合(沖縄を除く)の毎週木曜日20:00 - 20:43で放送された。全11回。


概要
「忠臣蔵」で描かれる赤穂浪士の華々しい活躍の陰で、吉良方に身を置き、武士の誇りと妻への愛を貫いた丹下典膳の人生を描く。


キャスト
山本耕史:丹下典膳
柴本幸:長尾千春

高橋和也:堀部安兵衛
ともさかりえ:お三
檀ふみ:丹下ぬひ
高嶋政伸:白竿屋長兵衛
草刈正雄:千坂兵部

葛山信吾: 高木敬之進
石丸幹二:富樫頼母
石垣佑磨:瀬川三之丞
辰巳琢郎:長尾権兵衛
寺泉憲:堀内正春
徳井優:後藤七左衛門
沼田爆:嘉次平

笠松伴助:水田久右衛門
こばやしあきこ:キヨ
満園雄太:信蔵
江利智広:甚蔵 
箱田暁史:黒木
下総源太朗:赤川
堤隆博:青田
阪田マサノブ:熊倉文吾
三田村周二:菅野六郎左衛門
千葉清次郎:村上庄左衛門
真木仁:村上三郎右衛門 
松本真治:中津川祐見
羽柴誠:角田佐治兵衛
高橋克明:喜兵衛

スタッフ
原作:五味康祐
脚本:ジェームス三木
音楽:濱田貴司
主題歌:城南海「Silence」
制作統括:佐野元彦、鹿島由晴
演出:清水一彦、榎戸崇泰
制作:NHKエンタープライズ
制作・著作:NHK

各話あらすじ
第1話 2012年10月18日「密通」ラテ欄「密通〜忠臣蔵の影に生きた剣豪」
 夜桜見物に来ていた旗本で剣豪の典膳(山本耕史)は、誤って石段から転落した上杉家家老の娘、千春(柴本幸)を抱き留めて助ける。名前も告げず別れた二人は、上野介(長塚京三)の偶然の計らいで婚約をする。祝言で初めて互いのことを知った二人は運命を感じ引かれていく。ところが2カ月後、典膳は大坂勤番となり、千春を置いて江戸を去る。江戸に大火が起こった夜、千春は元付け人の瀬川(石垣佑磨)に襲われる。

第2話 2012年10月25日「汚名」ラテ欄「汚名〜忠臣蔵の影に生きた剣豪」
 大坂勤番中の典膳(山本耕史)の元に、妻・千春(柴本幸)が不義密通を働いたといううわさが届く。急きょ、江戸に戻った典膳は、詳細を千春から聞く。包み隠さず事実を話した千春に、典膳は「自分のためにも死ぬな」とだけ告げる。千春を案じていた典膳の母ぬひ(檀ふみ)が亡くなる。四十九日の法要が終わり、離縁のため千春の実家を訪れた典膳は、千春の兄・龍之進(忍成修吾)に逆上され、左腕を切られる。

第3話 2012年11月1日「口封じ〜忠臣蔵の影に生きた男」
 左腕を切られた丹下典膳(山本耕史)は、上杉家家老・千坂兵部(草刈正雄)の屋敷でかくまわれ、御殿医によって左腕を切除される。城内では、典膳が無頼のやからに襲われ、ふがいなく左腕を失ったといううわさが立った。10日間の療養の後、千春(柴本幸)に付き添われ自宅に戻った典膳の元に、上意書を携えた目付がやって来る。そこには、家禄三百石の召し上げと丹下家の断絶が記されていた。

第4話 2012年11月8日「高田馬場」ラテ欄「高田馬場〜忠臣蔵の影に生きた剣豪」
 浪人となった典膳(山本耕史)は、堀内道場の後輩・中山安兵衛(高橋和也)の住む長屋に移り住む。長屋に住む娘・お豊(藤本泉)が、典膳の身の回りの世話を始め、長屋の住人とも打ち解ける。ある日、典膳の元に、安兵衛が高田馬場へ決闘の助太刀に向かったという知らせが入る。安兵衛が助太刀に入り相手を倒したことが江戸中に広まり、称賛を受ける。

第5話 2012年11月15日「豪商紀文」ラテ欄「豪商紀文〜剣豪、運命の出会い」
 武士の誉れと称賛された中山安兵衛(高橋和也)が、丹下典膳(山本耕史)の待つ長屋に帰ってきた。評判を聞き付けた豪商・紀伊国屋文左衛門(江守徹)が会いたいと申し出る。一方、長屋に赤穂の浅野家家臣・堀部弥兵衛(津川雅彦)が来訪し、安兵衛に堀部家の養子になるよう懇願する。

第6話 2012年11月22日「用心棒」
 剣の稽古をしていた典膳(山本耕史)に、3人の侍が因縁をつけたが、反対に一瞬にして峰打ちで倒される。それを見ていた千春(柴本幸)の兄・長尾龍之進(忍成修吾)が一部始終を奉行所に申し出て、典膳は無罪となる。その武勇を聞き付けた紀伊国屋文左衛門(江守徹)が、典膳を交易の総元締として誘うが、典膳は、白竿屋長兵衛(高嶋政伸)の用心棒に身を落とす。一方、中山安兵衛(高橋和也)は祝言を挙げ、赤穂藩士・堀部安兵衛となる。

第7話 2012年11月29日「殿中刃傷」
 白竿屋の用心棒として身を落とした丹下典膳(山本耕史)の元に、堀部安兵衛(高橋和也)がやって来て、千春(柴本幸)に浅野家家臣との再婚の話が来ているという。谷中の墓地で、千春と再会した典膳は、千春に祝福の言葉を述べて、今生の別れを伝える。一方、江戸城の松の廊下で、浅野内匠頭(春日俊彰)が吉良上野介(長塚京三)を切りつける事件が起きる。

第8話 2012年12月6日「両成敗」
 江戸城での刃傷により、赤穂浅野家は取りつぶしとなった。吉良上野介(長塚京三)は、世間と浅野家家臣からの恨みをかわすため、高家筆頭の座の辞去と隠居も申し出たが、幕府からは江戸の外れに屋敷替えという仕打ちを受ける。典膳(山本耕史)は、千坂兵部(草刈正雄)から頼まれた吉良家の警護の役を断るため、千坂の屋敷に出向くが、千坂は、病のため亡くなっていた。

第9話 2012年12月13日「文鳥」
 典膳(山本耕史)は、吉良上野介(長塚京三)の警護役を引き受け、本所の吉良邸に住み込むことになった。上野介の妻・富子(萬田久子)は、いまだに典膳を思っている千春(柴本幸)に復縁するように諭す。谷中の墓参りで千春と再会した典膳は、互いの気持ちを確かめ合いながらも、今は成すべきことがあると千春に告げる。谷中で助けた、つがいの文鳥のひなを連れ帰った典膳の元に、行方をくらませていた堀部安兵衛(高橋和也)を見たという知らせが入る。

第10話 2012年12月20日「遠い春」
 堀内道場に来た典膳(山本耕史)の前に、行方不明だった安兵衛(高橋和也)が現れる。上野介(長塚京三)を恨むのは筋違いだと諭す典膳に対し、安兵衛もいったんは同調する。一方、千春(柴本幸)は上野介の計らいで侍女になり、典膳のそばにいることがかなう。再び、典膳と会った安兵衛は上野介の警護から身を引くよう懇願する。しかし典膳は、討ち入ってくれば、まずは安兵衛を斬ると応える。そんな中、赤穂浪士に情報を流した奥女中が自害したことを知った典膳は、討ち入り決行が近いことを悟る。

最終話 2012年12月27日「雪の墓」
 吉良邸の警護が長引き、士気の低下を目の当たりにした典膳(山本耕史)は、上野介(長塚京三)に直訴する。ところが上野介は、警備強化のために増築した高塀を、月見の茶会を催すには無粋だと言って壊してしまう。茶会の夜、典膳はひそかに安兵衛(高橋和也)に会うため、雪が降り始めた谷中に出向く。安兵衛は典膳に、一晩だけ身を隠してほしいと懇願する。だが典膳は太刀を抜き、安兵衛たちとやいばを交わすことになる。赤穂浪士の討ち入りの時刻は、刻々と迫っていた。


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