蓮見加代子(瀧本美織)がマサ(犬)を散歩に連れて行く水上公園で、深夜に1人のホームレス風の男がゴルフクラブを持った人物に襲われた。襲われた男は逃げる拍子に転び、打ち所が悪くそのまま帰らぬ人となってしまう。
その光景を、離れた場所から手に血まみれのナイフを持った影が目撃していた。
翌朝、加代子はマサと共に警察の現場検証に遭遇する。
しかし、マサの興味は現場検証とは別の木陰。無理やり加代子がマサに連れられて訪れた木陰には、猫の無残な遺体があった。
加代子は現場検証に立ち会っていた刑事の藤永(渡辺哲)と宮本(水上剣星)に、このところ頻繁に起こっている動物虐待事件を訴えるが、ひところ騒がれたホームレス狩り事件と思われる捜査にやっきの警察は取り合おうとすらしなかった。
そんな折、蓮見探偵事務所に「家出した息子・穣太郎を探して欲しい」との依頼者・生駒澄子(吉田幸矢)がやってきた。
話を聞くと穣太郎とは、澄子が息子のように育てているペットの猫。
加代子は澄子が持っていた穣太郎の写真で、動物虐待被害の猫と断定。
澄子の強い要望もあり、犯人を見つけ出す調査依頼を受けることになった。
調査を進める中で、夜中にいつも出歩いている中学2年生・藤堂公久(平岡拓真)の名前が上がり、張り込みで公久の行動を探ることになる。
一方、ホームレス狩りの被害にあった男は、藤堂治夫(住田隆)・無職だとテレビのニュースで知った加代子と蓮見探偵事務の面々は、ホームレス狩り事件との関係を睨み、慎重に調査を進めることになる。
藤永刑事の話から、公久は複雑な家庭環境だと聞かされた加代子は更に深く事件へと関わることになる。
しかし、公久がホームレス狩りの参考人として警察で事情聴取を受けている最中に動物虐待事件が起こり、加代子の調査は振り出しとなってしまう。
人間の大人たちの思惑と事情で振舞わされる子供たちと、ペットたち。
「動物も、人も同じ命を持っている」という加代子の信念が、真犯人の謎解明と、荒んだ犯人の心にジンと染み渡る。
第1話 2012年10月8日「死体が消えた!?残酷な嘘…女性探偵が追う悲しい真実」
第3話 2012年10月22日「24年後の脅迫!狙われた過去…母が隠す娘の秘密とは」
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