新任管制官の篠田香織(深田恭子)は、初出勤を翌日に控え、挨拶と下見を兼ねて羽田空港へ向かっていた。途中のモノレールで、スマイルサポートの札を付けた少年・渡辺健太(土師野隆之介)を見かけた香織は、グランドスタッフだった頃の知識と行動力を生かして手際よく健太を搭乗口まで送り届けた。
管制塔にやってきた香織が、忙しく働く先輩管制官たちの様子を眺めつつ主幹管制官の結城昇(時任三郎)と話していると、にわかに室内が騒がしくなった。離陸したばかりの飛行機のエンジン内に鳥が巻き込まれた可能性があるという。いち早くそれに気づいた主任管制官の竹内裕美(瀬戸朝香)は、素早くパイロットをはじめ関係各所に連絡を入れ、万が一引き返しても大丈夫なように準備を整え始める。同時に、羽田上空で旋回中の数機の飛行機に指示を出して次々に着陸させていく竹内。
やがて、引き返してきた飛行機は無事に羽田に着陸。管制官たちがホッと胸をなでおろしていた頃、香織の心配していた通り、到着ゲートではグランドスタッフが乗客の対応に追われていた。
その夜、空港の展望デッキで一人、次々と離着陸する飛行機をどこか悲しげな表情で見つめていた香織だが、やがて大きく息を吸い込むと帰って行く。
初出勤の日、香織はブリーフィング中に新人としてメンバーたちに紹介された。指導係となった竹内は、香織を連れて部屋を出ると管制塔とは逆の方へ歩き出す。戸惑う香織が連れてこられたのはシミュレーター室だった。シミュレートで、コストも考えつつ的確な指示を出していく香織だが、竹内はコストを考えるのは管制官の仕事ではないと言い切り、再度同じパターンでのシチュエーションをやるように指示を出す。
数日にわたる厳しいシミュレーションが続いたある日、苛立ちを募らせていた香織に竹内から当日の天気資料が渡された。いよいよ実践に移れると喜んだ香織は、管制塔に入ると竹内と共に席に座り飛行機へ指示を出していくが…。
第2話 2012年10月21日「空港緊急閉鎖!迫りくる不審者の影…」
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