2012年09月26日

悪夢ちゃん TOP

『悪夢ちゃん』(あくむちゃん)は、2012年10月13日から同年12月22日まで、毎週土曜日の21:00 - 21:54(JST)に日本テレビ系列で放送された。全11話。

2014年に『悪夢ちゃん The 夢ovie』(あくむちゃん ザ・ムービー)のタイトルで映画化され、公開を前に5月2日、金曜ロードSHOW!枠でももいろクローバーZがゴールデンタイムドラマ初出演の『悪夢ちゃんスペシャル』が放送された。

恩田陸原作の小説『夢違』(ゆめちがい)を原案としている。


夢違 あらすじ
夢を解析する夢判断を職業とする浩章は、亡くなったはずの女の影に悩まされていた。
悲惨な事故を夢で予知した女、古藤結衣子。俺が見ているのは幽霊なのだろうか−−?
そんな折、浩章の元に舞い込んだ奇妙な依頼。各地の小学校で頻発する集団白昼夢。
子どもたちの夢を、機械で再生し見た浩章は、そこに共通点があることに気づく。
夢の源を追い、浩章は奈良・吉野に向かう。予知夢は現実になってしまうのか。
未来は、悪夢は変えられるのか? 人間の集合的無意識に迫る、意欲作!

角川書店
発売 2011年 11月
定価(税込) 1890円
四六判
ISBN 978-4-04-110060-8-C0093


概要
主演の北川景子は2011年1月期の『LADY〜最後の犯罪プロファイル〜』(TBS系)以来の連続ドラマ主演となり、日本テレビ系列の連続ドラマは初出演、初主演となる。また共演のGACKTは在京キー局制作での連続ドラマは初レギュラー出演となる。

恩田陸の小説「夢違」を原案に、絶望的な運命を自らの力で希望ある未来に変えようと奮闘する人々の姿を描くSF学園サスペンス。北川景子演じる、腹黒くて人を信じない小学校教師の主人公が、予知夢で未来が見えてしまう少女との出会いをきっかけに悪夢のような世間の危機を救っていく。

キャッチコピーは「あなたの夢を見ないといいけど。」


ストーリー
小学校教師の武戸井彩未(北川景子)は、表向きは誠実な先生だが、その本性は愛や絆などを全く信じない腹黒女。ある日、そんな彩未のクラスに古藤結衣子(木村真那月)という謎の少女が転校してくる。結衣子は転校早々、「この中の誰かが人を殺す」とクラスメイトに衝撃の発言をし、ひんしゅくを買う。そんな折、今度は彩未の裏の顔を暴露した匿名の告発ブログが見つかり、生徒の間では結衣子が犯人だという噂が広まる。彩未は結衣子の家へ家庭訪問することに。そこで結衣子に予知夢を見る能力があることを知り、結衣子の祖父・古藤万之介(小日向文世)からデジタル映像化された結衣子の予知夢を見せてもらった彩未は衝撃を受ける。


キャスト
主要人物
武戸井 彩未 (28) - 北川景子(幼少期:平澤宏々路)
明恵小学校5年2組担任。通称「彩未先生」。受け持つ学級内や職員室で常に笑顔の「良い先生像」を演じているが、両親に捨てられた不幸な境遇から、他者への信頼を「甘え」と考えており心を許すことが出来ず、内心では周囲の人間への悪態をつく腹黒い本性を持っていた。事なかれ主義ゆえに人との余計な関わりや面倒ごとが苦手で、結衣子の悪夢を煩わしく思うが、現実に起こる様々なトラブルを解決することになる。神話や伝説の生き物に詳しい。

日常のストレス解消に明晰夢を見ることができ、眠りについてから「夢王子」に会うことを唯一の楽しみにしていた。現実の世界ではダイエットのために節制する生活を送っている影響もあり、夢の中ではその反動か甘いお菓子を暴食している。しかし結衣子と出会って以降、彼女の明晰夢にも「悪夢」が侵食し、実質的に予知夢が見られるようになる。本人は忘れていたが、過去に結衣子の祖父・万之介に会っており、以前は彩未も予知夢を見る事ができた。

何者かに「わたしの先生はサイコパス 武戸井彩未の偽りの日常。」という、本性を暴露するかのようなブログを書かれていた。だが後にこのブログは睡眠中の彼女が自分のパソコンを使い夢遊病状態で書いた物である事が判明。それ以降自身の「無意識に消した罪」に脅かされることになる。

ある事件で笑顔を止め本性を曝け出すようになり、さらに志岐との交際の噂を立てられ「問題教師」として認識されるようになる。それまで彼女の教育方針は「羊に草を食わせるように生徒に教養を与えるもの」だったのだが、本性を明らかにして以降は「分かりやすい答えを用意せず、生徒に自らの力で考えさせ、行動させる」スタイルに変容し、教科書にも独自の解釈を持ち出すなど型破りな授業を行うようになる。しかし、後に万之介から自身の過去に関する真相を知ったことで「無意識に消した罪」を解消し、結衣子をはじめ児童たちを守るため積極的に行動する心を取り戻した。

現実の恋愛や結婚には関心がなかったが、「夢王子」に瓜二つの志岐の接近により彼にしだいに心を許すようになる。しかし志岐の行動から野心のために結衣子を利用していると思い、彼に嫌悪の情を抱く。

古藤 結衣子 (11) - 木村真那月(幼少期:栗本有規)
明恵小学校5年2組の転入生。生まれつき前髪の一部分が白くなっている。彩未から「悪夢ちゃん」と呼ばれる。実際に会った人間と意識が繋がる(その際レム睡眠時のように眼が小刻みに動く)ことで、その人の未来に関することが予知夢として現れる。その夢の中で事件に関係するものが現れ、空想の生物など何らかの象徴に置き換えられ災いを予見してくるが、時間や日時を含む詳しい内容までは分からない。
体質が原因で人と会う恐怖が増大し、学校に通うこともままならなかったが、ある日会ったこともない彩未先生が夢の中に現れたことから、彼女なら悪夢と一緒に闘ってくれるのではないかと思い、明恵小学校に転校してくる。そのため、彩未の本性を知ってもなお彼女を信じようとする。

古藤 万之介 (60) - 小日向文世
帝都工科大学人間科学研究所夢研究分室教授。認知神経学者で結衣子の祖父。世界で初めて夢の映像化に成功し、夢の読み出し機『獏』を完成させる。悪夢にうなされ恐怖に怯えている孫の身を案じている。
志岐の研究者としての強い野心に警戒し、彼に近づかないよう彩未に再三警告するが、その言葉は届かず反発を受ける。実は彩未の過去について重大な事実を知っており、その事実が彩未の「無意識に消した罪」を解消する鍵となる。

平島 琴葉 (28) - 優香
明恵小学校養護教諭。屈折した性格でオカルトや心理学に関心が強い。彩未に強い興味を抱いており、「わたしの先生はサイコパス」を覗いて鑑賞したり、結衣子と協定を結ぼうとするなど、彩未の二面性を暴こうとしていた。しかし意外と気は弱く、時々彩未に「サイコ先生」という仇名をつけて呼んでいることを見咎められ恫喝される。
カウンセラーの資格は有していないが、生徒の心のケアには熱心。幼少期から母親の「心の支配」を受け、母親より保健室の先生といると安心する子供だったと彩未に明かしている。志岐に唆されて結衣子の能力を知り、彼に協力する事になる一方、保健室に救いを求めに来た生徒のために『獏』を使用する要求を飲ませるなど、したたかな面を見せる。かねてよりオートバイを乗り回していたらしく、保健室のロッカーにもライダー服とヘルメットを常備している。

志岐 貴 (35) - GACKT
夢王子と瓜二つの容姿を持つ夢研究分室准教授。10年間、古藤の元で夢研究を手伝ってきた。結衣子の能力に目を付けており、さらに彩未を研究対象者として興味を持ち、恋愛関係ではなく「チーム」として合鍵を譲り受ける仲になる。容姿が良く弁も立ち、料理と掃除が得意。しかし強い野心を持っているため万之介には警戒されている。
『獏』を実用化させたい考えから、万之介と袂を分かち、志岐夢脳研究センターを設立。「夢の映像化」と「予知夢の存在」をマスコミに公表する。さらに結衣子の不安定な精神に付け込み、自らの研究に利用するようになる。
実は結衣子を狙う組織に協力する男に脅されており、彩未と結衣子を守るため、自ら船から飛び降り姿を消した。彩未の事が本気で好きだったことが山里から彩未に伝えられる。

山里 峰樹 (28) - 和田正人
帝都工科大学大学院生。志岐が独自に進めている研究に加担する。普段はバーテンダーをしている。

明恵小学校
教職員
貝原 聡子 (42) - 濱田マリ
5年3組担任。世間話が好きなベテラン教師。顔がぼやけてよく分からない男性が夢の中に現れるようになり、その男性と面識はあるが、過去に会った人か明確に思い出せなかった。

麦山 勇市 (34) - 岡田圭右(ますだおかだ)
5年1組担任。スベリがちな熱血教師。彩未には心の底からうっとうしいと思われている。

稲本 克行 (25) - 川村陽介
3年1組担任。スポーツ万能。暴走しがちな麦山のツッコミ役。

中込 真也 (49) - 阿南健治
教頭。トラブルは校長に任せきりで頼りない。手に持ったペンで人を指す癖がある。

甘澤 龍子 (51) - キムラ緑子
校長。しっかり者で信頼が厚い。意外とミーハーな一面がある。

5年2組
相沢 美羽 - 木村葉月
複雑な家庭環境の影響で少し影のある少女。「人間が生きていくのに本当に必要なものは嘘の自分か本当の自分か」どちらが大事かと彩未に問いかける。ブログを書いた犯人だと勘違いされる。「良い先生」を演じていた彩未には内心反感を抱いていたが、本性を明らかにした彩未を「カッコイイ」と評価する。

神田 冬馬(旧姓:中原) - 原田一輝
まじめで素直な性格。地元の少年野球チームに所属。義姉を横暴な父親から助け出したいと思い、お金を工面するために同級生・綾乃が持っているブランド製の財布を盗んでしまう。

赤根 祐輔 - 高村竜馬
父親はタクシー運転手をしており、父子家庭で育つ。クラスの中で影が薄い存在から、皆に注目されたいと思う気持ちが先行し「トーメーコウソク」という漫画を作り出し、透明人間が漫画の世界で起こす様々な事件を現実社会でも未来に事件が起きるように細工し、演出する。

小泉 綾乃 - 白本彩奈
裕福な家庭の子供で、クラスの中では女子のリーダー格。私立小学校受験に失敗してから家庭内の立場が悪くなり、自分を守るために嘘をつくようになった。彩未の実態を確かめるために仲の良い女子グループと一緒に先生の家に遊びに行き、その場所で志貴と出会い、好意を持つようになる。その彼を振り向かせるためにまた嘘をつき、今度は家庭内だけではなく教室内でも居場所を無くしてしまう。

上原 翔 - 千葉裕太
サッカーが得意。友達と遊ぶときにいつも付いてくる弟が足出まといに思い、騙して車のトランクに押し込む。事件発覚後、弟は両親に真実を話すだろうと思い覚悟していたが、弟は兄の仕業だと一言も口にしなかった。そのことが罪悪感として残り、頭から離れなくなってしまう。

清水 莉音 - 豊田留妃
母親の過度な期待に応えるために無理をして、朝礼の最中に貧血を起こして倒れてしまう。バレエ発表会のために身を削り頑張って来たが、演技最中に「チャイムの音」が鳴ってしまい、母親が納得する結果が残せなかった。

佐藤 未来 - 田爪愛里
莉音とは同じバレエスタジオに通い、貧富の差を考えないで付き合える親友だと思っていた。莉音のバレエの演技最中に「チャイムの音」を鳴らした犯人だと誤解を受ける。事件後も莉音に変わらぬ友情を抱く。

樋口 杏奈 - 春名風花
自立心が強く、「他人と群れて、考えを合わせて行動するより自己中心的な自分で居たい」「クラスで独りになったとしても構わない」と断言する。夢の映像化によりプライバシーの侵害を受けることに拒否感を抱く。「未来は自分自身で切り開いていくもの」だと結衣子に話す。

月本 奈央 - 土岐瑞葵
両親とも医師をしており教育には厳しく、兄が引き籠っているため、両親の期待が全て自分に向けられていた。七海と街で遊んでいるときに雑誌の読者モデルに誘われ、簡単な写真撮影に協力しただけで「Kids talent models Agency」と称する芸能事務所のHP上に自分と七海のプロフィール写真が掲載されてしまう。

近藤 七海 - 大友花恋
おしゃれ好きで学校ではハンドクリームを常用。街でスカウトされた後に母親が出版社に問い合わせるがそのような芸能事務所は存在しないと言われてしまい、奈央の兄がHPを見つけてくる。

堀 駿一郎 - 新井雄貫
大川 美咲 - 川嶋紗南
木下 萌 - 南乃彩希
間宮 蒼太 - 渋谷龍生
佐藤 卓弥 - 若山耀人
榎本 歩夢 - 清水優哉
森田 裕子 - 斎藤夏鈴
伊澤 佳奈穂 - 内藤るな
名倉 優斗 - 大田愛翔
井上 葵 - 鍋本凪々美
田之上 空 - 稲田羅倭
瀬川 亜美 - 石橋宇輪
手塚 潤 - 井水大輔
葉山 優雅 - 石黒雄大

夢・意識下に現れる存在
夢王子 - GACKT(二役)
彩未の夢の中に現れる「白馬の王子」。背中に大きな翼を出せる。後に結衣子の夢にも現れるようになった。
夢獣(ゆめのけ) (声) - 玉井詩織(ももいろクローバーZ)
結衣子が「友達」と呼ぶ、夢の中で生息している白いモコモコの創造物。彩未の夢の中にも現れる。

古藤 詩都子 - 吉倉あおい
万之介の妻。菜実子の母親で結衣子の祖母。駅のホームで佇み、突き落とされる映像がフラッシュバックのように彩未の意識下に現れる。

古藤 菜実子 - 吉倉あおい(二役)(幼少期:三本采香)
結衣子の母親。詩都子と同様に彩未の意識下に現れる女の子。「ユメノスケ」という名前の犬を飼っていた。

予知夢
結衣子が災いを予見した人物とその関係者。
第1話
甲 - 上田耕一
老々介護の末に心身が疲弊し、自宅に火を放ち焼身自殺を図る。

相澤 涼子 - 相田翔子
美羽の母親。ワニ革製品の赤いバッグを持っている。夫が単身赴任先で他の女性と不倫関係にあることを悩んでいる。

第2話
中原 文市 - SION(最終話)
ミュージシャン。アルコール依存症で酒に溺れた生活をしており、酔うと理性がなくなり暴力的な性格になる。

中原 輝美 - 日向ななみ(最終話)
文市の娘。冬馬の義姉。離婚前後から父親に虐待を受けていた。父親が酒を飲むために売り飛ばしてしまったギターを取り戻すため、年齢をごまかして「スナックうわばみ」で働く。

神田 昭代 - 立原麻衣
冬馬の母親。再婚した夫は酒で酔うと息子にまで暴力を振るうようになり、我が子の命の危険を感じて離婚する。

ナミ - 高橋ひとみ
「スナックうわばみ」のママ。文市のアルコール依存が抜けるまで輝美の面倒は見ると約束する。

第3話
足立 美加 - 浅見姫香
明恵小学校5年1組生徒。友達と共謀して吉川(演:奥山志紀)をいじめている。鉄棒をしているとき転倒し、脳に障害が残る怪我を追うが、予知夢を見た結衣子が琴葉先生へ事前に知らせていたので早期発見することができた。

第4話
小泉 清子 - 西山繭子
綾乃の母親。私立小学校受験に合格した弟と失敗した姉を比較し差別していることから、娘の気持ちが徐々に荒んでいくが全く気がついていない。
小泉 清隆 - 藤本飛龍
綾乃の弟。「姉は愛想が悪い性格だから気にしない方が良い」と家庭教師に説明している。

第5話
上原 隆 - 鈴木福(最終話)
翔の弟。明恵小学校3年1組。手術をしなければ両目が見えなくなると医師から告知を受けているが、上原家にはお金を用意する余裕が無かった。1年前、トランクに閉じ込められ別荘に連れて行かれたときに森の中で大金を見つけ、兄に事情を説明し、お金の隠し場所に取りに行こうと誘う。

第6話
清水 麻子 - 森尾由美(最終話)
莉音の母親。娘に共依存し、自分が思い描く娘の未来像を一方的に押し付けている。昼夜問わず働いた給料で購入したバレエ発表会の衣装が娘の友達の未来と衣装が被ってしまう。

佐藤 玲子 - 栃原梨乃
未来の母親。娘のために毎回車でバレエスタジオに迎えに来ている。

沢口 雅美 - ふせえり
沢口バレエスタジオに通う莉音・未来を指導する。

川端 牧夫 - 森下能幸
ピンスポットオペレーター。連続女児誘拐事件の犯人。

春山 元司 - 田中哲司(第7 - 最終話)
刑事。女児誘拐犯を追っていた事件で志岐と知り合い、後に志岐夢脳研究センターに捜査協力を仰ぐ。

第7話
村沢 直也 - 大野拓朗(最終話)(少年期:林遼威)
小学生時代、授業中に突然キレて暴れているときに身体を張って接してくれた恩師の貝原に憧れ、将来は彼女のような小学校教諭になることを目標にしている。

第8話
樋口 紀子 - 雛形あきこ
杏奈の母親。就寝中に暴れ出す夫に悩まされていた。

樋口 猛 - 近江谷太朗
杏奈の父親。家族に秘密を知られないよう、見えない恐怖と必死に闘っていたら、レム睡眠行動障害に陥る。

坂東 志織 (27) - 原幹恵
アイルランドに伝わる死を予告する妖精・バンシーに似ており、連続不審死の関与疑惑で警察に追われている。高級クラブで猛と知り合い、ゆっくりと彼の心を支配して行く。

第9 - 最終話
桐原 弘樹 - カゴシマジロー(第9話)
KUタクシー運転手。塾帰りの奈央をタクシーに乗せるが自宅とは逆方向に走り出す。

奈央の兄 - 脇知弘(第9話)
ひきこもりのオタク青年。妹がタクシー運転手にさらわれたときにネット上でヒーローに助けを求め、「クルメイザー・超速戦士G-FIVE・転成合神ゲンキダーJ」が駆けつける。

シスターX - 能世あんな
表向きは児童養護施設「夢見る羊の家」シスター。「Kids talent models Agency」の関係者。

シスターマリカ - 藤村志保
「夢見る羊の家」施設長。里親に出されて以来帰っていない彩未が施設を訪ねると「幼少期の頃から忘れがたい女の子」だったと話し、大人になり姿が変わった彩未でも一

目見ただけで本人だと気付く。
彩未が幼少期に描いていた絵が現実の世界でも実際に起こるようになり、その出来事が的中する確率が高いことを心配し、万之介に相談していた。

トミー・リー - 川平慈英(第9 - 10話)
組織犯罪の資金提供者。子供の人身売買を行うシンジケートと深い繋がりがある。

スタッフ
原案:恩田陸『夢違』(角川書店)
脚本:大森寿美男
音楽:横山克
演出:佐久間紀佳、猪股隆一、菅原伸太郎
演出補:坂本栄隆
演出助手:片山慎三、濱野大輝、北川瞳、東谷一樹
ナレーション:永井一郎
音楽協力:松根文
サウンドデザイン:石井和之
音響効果:西村洋一
美術デザイン:高野雅裕、柳谷雅美
ロゴデザイン:原健一郎
タイトルバック:雄勝光佑
特殊効果:井川雄史
VFXスーパーバイザー:岡野正広
VFXディレクター:熱田健太郎
CG:鈴木朗、河野達也、中村啓、水谷しゅん、大石洋平
特殊メイク / 造形:梅沢壮一、亀山夏美、加藤正人、中西桂子
夢獣造形:関根研一
アクションコーディネーター:FCプラン、佐々木修平、田中里佳
ダンス指導:二ツ森司ダンススクール
劇中歌:SION「お前だけ見られたら」(悪夢ちゃんVersion / 第2話)
マンガ協力:ヒューマンアカデミー(第3話)
国語教材:宮沢賢治「雪わたり」(第4話)
天文学指導:縣秀彦(第10話)
ダンス指導:二ツ森司ダンススクール(第10話)
ダンス監修:EXPG、臼井比呂子(最終話)
統括:神蔵克
チーフプロデューサー:大平太
プロデューサー:戸田一也 / 千葉行利(ケイファクトリー)、大塚英治(ケイファクトリー)
プロデュース補:佐藤友治、吉川恵美子、金澤麻樹
制作協力:ケイファクトリー
製作・著作:日本テレビ

主題歌
ももいろクローバーZ「サラバ、愛しき悲しみたちよ」(STARCHILD RECORD)


各話あらすじ(2012.10.13 - 2012.12.22)全11話 平均視聴率 11.48%
第1話「任夢」ラテ欄「教室襲う赤いワニ!!予知夢の謎解きで腹黒教師が世界を救う!?」 2012年10月13日
 彩未(北川)は小学校5年2組の担当教師。明るくて生徒思いで皆の理想的な先生だが、それは表の顔で、本当はコミュニケーションが苦手で人と関わりたくないという裏の顔があった。ある日、クラスに結衣子(木村)が転校してくる。結衣子は、彩未に「おばあさんを助けて」「おばあさんが燃えちゃうの」などと謎めいたことを言う。彩未が詳しい内容を聞こうとすると、結衣子は夢で見たことだと話す。やがて、老夫婦が家に火を付けて心中するという事件が起こる。結衣子の謎めいた予言が当たったのだ。彩未は、学校を無断欠席した結衣子の家を訪ねる。

第2話 2012年10月20日「チー夢」ラテ欄「姉弟の絆裂く悪魔!夢で救え!涙の教室」
 彩未(北川景子)は万之介(小日向文世)から、結衣子(木村真那月)がまた悪夢を見たので夢が現実にならないように気を付けてほしいと頼まれる。彩未は、夢を映像化する機械「獏」で結衣子の夢を見せられる。それは、同じクラスの冬馬(原田一輝)が泉からカモを捕まえ、巨大な蛇がそのカモをのみ込み、その蛇の体を冬馬が剣で切り裂くという内容だった。万之介は、近い将来に冬馬が父親を殺害するという予知夢だと断言。間もなく、学校に冬馬の両親が離婚したという連絡が入る。そんな中、彩未のクラスの綾乃(南乃彩希)の財布が誰かに盗まれる事件が発生する。

第3話 2012年10月27日「クリー夢」ラテ欄「学校狙う透明人間!?腹黒教師が衝撃変身」 ※プロ野球コナミ日本シリーズ〜東京ドーム「巨人×日本ハム」放送延長のため、21時40分〜22時34分に変更。
 結衣子(木村真那月)が、また悪夢を見た。他のクラスの女子が鉄棒から落ちて頭を打って死亡してしまうという内容だった。結衣子は彩未(北川景子)に訴えるが、相手にしてもらえない。彩未は、自分のことを中傷する謎のブログが更新され、うわさが職員室にまで広まり、自分のことで精いっぱいなのだ。ブログの主は、彩未の家に志岐(GACKT)が出入りすることまで知っていた。一方、5年2組では「トーメーコウソク」という漫画が描かれたノートが発見される。漫画を読んだ生徒たちは気味悪がり、落とし物として彩未に届ける。その漫画は、結衣子の悪夢の内容とほとんど同じで、彩未は驚く。

第4話 2012年11月3日「邪夢」ラテ欄「笑顔やめます。生徒達の反撃!混乱学級」 ※「プロ野球コナミ日本シリーズ 北海道日本ハムファイターズ×読売ジャイアンツ」放送のため、開始時間変更。(21:55〜22:49)
 無理に笑わなくなり、良い教師でいることをやめた彩未(北川景子)は、自分の裏の顔を暴露するブログの内容を認める。豹変(ひょうへん)した彩未に、周囲の教師や生徒たちは驚く。生徒の綾乃(白本彩奈)は、彩未が本当にブログと同じ内容通りの人間か、本性を確かめるため、彩未の家に行くことを女子たちに提案する。一方、結衣子(木村真那月)が奇妙な夢を見た。口からジャムを吐き出した綾乃が、結衣子にキスをしようと迫るが夢王子と名乗る男性に助けられるという内容だった。翌日、綾乃をはじめ女子数人と結衣子は彩未の家へ向かう。彼女たちを迎えたのは志岐(GACKT)だった。志岐は、自分は彩未の召し使いだと話す。

第5話 2012年11月10日「ホー夢」ラテ欄「鈴木福vs腹黒教師!夢食うゾンビの復讐」
 彩未(北川景子)を中傷するブログを書いていた人物が分かって混乱する彩未は、結衣子(木村真那月)が見た悪夢について考える余裕もない。結衣子の悪夢に出てきたのは5年生の翔(千葉裕太)で、翔の弟・隆(鈴木福)が翔を大きな穴に突き落とし、穴に落ちた翔がゾンビに襲われるという内容だった。翔は誰にも打ち明けられない秘密から、弟への罪悪感に苦しんでいた。そんな中、翔と隆が行方不明になってしまう。彩未は、二人を夢の力を使って捜そうとする。

第6話 2012年11月17日「チャイ夢」ラテ欄「私は人殺し!?彩未遂に甦る衝撃の記憶」
 彩未(北川景子)のクラスの生徒・莉音(豊田留妃)は、朝礼で貧血を起こして保健室に運ばれる。バレエ教室に通う莉音は、体形維持のため無理なダイエットをしていた。心配する琴葉(優香)に莉音は、倒れたことを母親・麻子(森尾由美)に知らせないでほしいと懇願。莉音は同級生・未来(田爪愛里)と同じバレエ教室に通っていた。しかし、二人の生活環境は正反対で、未来は裕福な家庭で育ち、莉音は母子家庭で経済的に余裕がない状況だった。そして莉音は、未来への対抗心を燃やす麻子にプレッシャーを受けていた。琴葉は、莉音が麻子から精神的な虐待を受けているのではないかと心配し、彩未に相談する。

第7話 2012年11月24日「ブー夢」ラテ欄「ドラキュラの呪い学校やめる腹黒教師」
 彩未(北川景子)は封印していた子供のころの忌まわしい思い出に苦しめられるようになる。結衣子(木村真那月)は彩未の様子に異変を感じ、自分に原因があるのではないかと思い始める。一方、結衣子の悪夢を利用して世間を騒がせていた事件を解決した志岐(GACKT)は、夢分析のエキスパートとして注目を集め、警察からも協力を求められる。志岐にとって自分の野望を果たすためには結衣子の存在が不可欠だった。志岐は山里(和田正人)を使って結衣子を誘拐する。

第8話 2012年12月1日「マイ夢」ラテ欄「魔女ト未来少女ハルカゼ反逆ノつぶやきデ夢破壊」
 彩未(北川景子)は学校に辞表を提出する。一方、結衣子(木村真那月)は志岐(GACKT)の研究所にとどまったまま、登校しなくなっていた。彩未は万之介(小日向文世)に、結衣子の転校を勧め、自分は教師を辞めることを知らせる。そして「自分は人を殺した」と記憶を告白。それを聞いた万之介は、彩未の過去について驚くべき事実を語る。そんな折、5年2組の生徒・杏奈(春名風花)は、父親・猛(近江谷太朗)の奇妙な行動に苦しんでいた。猛は、眠ると悪夢を見て無意識のうちに家族に暴力を振るってしまうのだった。杏奈に同調した結衣子は、杏奈に関する悪夢を見る。しかし、彩未に助けてもらえない結衣子は、どうすることもできない。

第9話 2012年12月8日「皆夢」ラテ欄「仮面のヒーローと邪悪な人魚謎と呪いの神隠し!」
 彩未(北川景子)は図工の授業で「自分に一番遠い記憶」を絵に描くという課題を出す。出来上がった絵が教室に貼り出されると、彩未のクラスの七海(大友花恋)と奈央(土岐瑞葵)が、結衣子(木村真那月)の描いた絵を見て悲鳴を上げて驚く。結衣子が描いたのは、天使の羽のような飾りの付いたブランコが木から1本ぶら下がっていて、そのそばに幼い女の子が立っているという絵だった。結衣子は七海と奈央から「あそこに行ったんでしょ」と問い詰められるが、結衣子には二人が何を言っているのか分からない。七海と奈央は結衣子に、自分たちが抱えていた秘密を語り始める。その話を聞いた結衣子は、彩未に助けを求める。彩未にも、結衣子が描いたブランコに見覚えがあった。手掛かりを得るため、彩未はかつて暮らしていた児童養護施設を訪ねる。

第10話 2012年12月15日「タイ夢」ラテ欄「余地夢が現実に!貴方は愛する人を殺せますか?」
 彩未(北川景子)の小学校の児童が次々と行方不明になる。彩未は、結衣子(木村真那月)を手に入れたいと暴走する志岐(GACKT)が人身売買の闇組織と組んで誘拐事件を起こしていると考える。結衣子を守り、いなくなった児童を助けようと奔走する彩未に、結衣子が「志岐さんには会わないで」と懇願する。結衣子は、彩未が結衣子を守ろうとして志岐を殺害してしまうという未来を予知した悪夢を見たのだった。そんな中、結衣子が闇の組織の手先にさらわれる。彩未は結衣子の「夢札」を手掛かりに、志岐が結衣子を連れて船で海外へ逃亡しようとしていることを突き止め、志岐と結衣子が乗った船に乗り込む。船上で志岐と対峙(たいじ)する彩未。それは、結衣子が見た悪夢と同じ状況だった。

最終話 2012年12月22日「ドリー夢」ラテ欄「私達の未来を切り拓け!涙と希望のカーニバル」
 小学校では、冬の学習発表会が近づいてきた。彩未(北川景子)は、クラスの発表テーマを何にするか、児童たちと決めることに。しかし、児童たちからは、次々と児童が行方不明になったことや、志岐(GACKT)の死の真相についての声が上がり、彩未は困惑する。一方、結衣子(木村真那月)は、彩未が志岐を殺害したと思い込んだショックで、昏睡(こんすい)状態に陥る。眠り続ける結衣子の予知夢には、シスター・マリカ(藤村志保)の姿があった。その内容が不吉な未来を予知していると感じた彩未は、マリカの元へ向かう。マリカは彩未に、彩未が幼いころ描いた絵を見せ、ある秘密を告白する。

特別ドラマ企画 悪夢ちゃんスペシャル2014 2014年5月2日「腹黒先生復活!将来の夢に悩む生徒に毒舌の嵐!?謎の怪物が学園爆破!最悪ノ未来…子供タチノ夢ヲきもクロが救う!?」
 彩未(北川)は結衣子(木村)から、死んだはずの志岐(GACKT)が生きているのではないかと聞かされる。結衣子は、志岐が生きていることを暗示する悪夢を見たのだ。また、彩未も結衣子と同じ夢を見ていた。一方、彩未が勤める小学校では、有名女子校との異年齢交流が行われることになった。異年齢交流とは、年齢の違う子供たちが交流し、コミュニケーション能力を高める取り組みで、彩未のクラスが代表に選ばれる。そして、結衣子が次に見た悪夢は、琴葉(優香)が子供たちの魂を吸って、筋肉質の体になるという奇妙な内容だった。

各話視聴率


映画
悪夢ちゃん The 夢ovie

2014年5月3日(土)に公開。放送終了後、視聴者から続編を希望する熱烈なラブコールが殺到したといい、映画は事前のファンの予想の通り、続編であることも併せて発表された。3月24日(月)に、完成披露試写会が行われた。

キャッチコピーは「最後の悪夢は、初めての恋?」


概要
恩田陸の小説「夢違」を原案に、夢で未来が見えてしまう少女・結衣子(通称・悪夢ちゃん)と、彼女の見た悪夢を読み解くことができる女性教師・彩未が事件を解決していく姿を描いた人気ドラマ「悪夢ちゃん」を映画化。武戸井彩未が担任を務める明恵小学校6年2組に謎めいた転校生・渋井完司がやってくる。児童たちは夢で完司を見たことがあると騒ぎ出し、結衣子も夢に出てくる完司にそっくりな「少年夢王子」に恋していた。やがて完司はクラスのリーダー的存在となり、その言葉に触発された子どもたちの行動が、大事件を引き起こしてしまう。彩未役の北川景子、悪夢ちゃんこと結衣子役の木村真那月らドラマ版キャストも続投。転校生の完司を「Sexy Zone」のマリウス葉が演じる。


キャスト
主要キャストは連続ドラマと同じ。ここでは映画版からの出演者やゲストを書く。

渋井完司〈12〉
演 - マリウス葉 (幼少期:高橋琉晟)
6年2組にやってきた、心に闇を抱えた謎の転校生。あることが原因で6歳までの記憶を一時的に無くす。完司の言葉に触発された同級生達の行動が大変な事件を起こすことになる。過去は彩未と似ている部分があった。

少年夢王子
演 - マリウス葉(Sexy Zone)
結衣子が夢の中で恋をし、「チューして」とせがまれる。

渋井幸介
演 - 佐藤隆太
渋井完司の養父。長距離トラックの運転手をしている。小さい頃は彩未と同じ施設にいて、「コウくん」と呼ばれていた。連続ドラマの9話で彩未が彼の話題を出すが、消息は不明だった。ある事件がきっかけで、完司が6歳の時から一緒に暮らしている。過去に彩未が予知夢の絵を描いていたことでシスターマリカを、そして彩未を頼って完司を転校させる。

斉藤美保
演 - 本上まなみ
渋井完司の母親。ある事件がきっかけで6歳からは完司との縁を切っていたが、自宅で作った野菜を渋井の家へ送っていた。

井上達彦
演 - 六角精児
あおいの父親。ケーキ屋が潰れて失業していたが、昔のCMを思い出しハム焼きを公園の屋台で作るようになる。6年2組の生徒のおかげで、あっと言う間に大人気になるが、完司によって客が食中毒を起こし、絶望に浸った井上は、別荘と呼ぶほどお気に入りだった場所の近くの橋から飛び降りてしまうが、彩未たちにより一命を取り留めた。

スタッフ
監督 - 佐久間紀佳
脚本 - 大森寿美男
原案 - 恩田陸
音楽 - 横山克
ナレーション - 永井一郎
主題歌 - ももいろクローバーZ「泣いてもいいんだよ」
企画協力 - ケイファクトリー
配給 - 東宝
制作プロダクション - 光和インターナショナル
企画製作 - 日本テレビ放送網
製作 - 「悪夢ちゃん The 夢ovie」製作委員会(日本テレビ放送網、東宝、スターダストピクチャーズ、光和インターナショナル、バップ、KADOKAWA、ケイファクトリー、日本テレビ系全国28社)


公式サイト
(悪夢ちゃん - Wikipedia)
タグ:悪夢ちゃん

『悪夢ちゃん TOP』の上へ

『ドラマハンティングP2G』のトップへ

posted by Dhunting | Comment(0) | TrackBack(0) | 各ドラマTOPページ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
ドラマ/アイウエオ順検索