原作
24時間以内に死に至り絶対に検出されない毒薬をめぐるオムニバス形式のミステリー。
著者 赤川次郎
発行日 1981年8月(単行本)
1984年3月16日(文庫本)
発行元 集英社
コード ISBN 978-4-08-750768-3(文庫本)
テレビドラマ
概要
赤川次郎原作毒<ポイズン>赤川次郎原作毒<ポイズン>赤川次郎が1981年に発表したオムニバス小説「毒(ポイズン)」を、連続ドラマとして初めて映像化。完全犯罪を可能にする究極の毒薬を軸に、人間の深層心理を鋭くえぐり出す1話完結のミステリー。ドラマ初主演となるピースの綾部祐二が、芸人・綾部のイメージとは大きく異なる哲学的なキャラクターに挑戦。証拠を残さず24時間後に人を死に至らしめる――そんな悪魔的な毒薬を開発し人々に手渡す、神出鬼没の天才科学者・松井十一を演じる。松井を追う女性刑事・笹本直美の過去、殺人者たちの運命、松井の目的とが絡まり合い、物語は衝撃的な結末へ。
綾部祐二は本作が連続ドラマ初主演となる。
キャッチコピーは「絶対に証拠が残らない毒薬。さあ、完全犯罪をどうぞ。」
ストーリー
「飲むと24時間後に死に至り、決して検出されない毒」。ネット上では、完全犯罪を可能にする毒薬が話題になっていた。東欧の大学でその薬を開発したという“松井教授”の経歴は一切不明。彼について分かることは、ネット上の不鮮明な画像に写る、手の甲に刻まれた数字の傷くらいだった。消息を絶ったとされている話題の主、松井教授こと松井十一(綾部祐二)は、トラブルを抱え追い込まれた人々の前に現れては、毒薬を手渡していた。「使うか使わないかは、あなたの自由です」。そう松井に告げられた人々は、悪魔の毒薬を手に、決断を下していく。そんな中、警視庁捜査一課の刑事・笹本直美(臼田あさ美)は、噂の毒薬と松井を追いかけるが…。
原作との主な相違点
松井が開発した毒薬の効果が現れるのは、原作では服用から24時間以内だったが、ドラマでは服用から24時間後。
原作では大学の先生・松井(下の名前は設定されていない)の研究室から盗まれた毒薬が人々の手を巡っていくが、ドラマでは謎の科学者・松井十一が当事者に直接毒薬を手渡し、使うかどうかを本人に委ねる形になっている。また事件後、松井が当事者の関係先から毒薬を回収している。
原作では松井の研究室で助手を務めている笹田直子が毒薬の行方を追うが、ドラマでは警視庁捜査一課の刑事・笹本直美に置き換えられている。
キャスト
主要人物
松井 十一 - 綾部祐二(ピース)
神出鬼没の謎の科学者。右手甲に「X4」の火傷がある。司法解剖しても絶対に検出されない毒薬を開発。殺したい相手に毒薬を服用させると、24時間後に心臓麻痺で死亡させることが出来る。ストロバキア国立大学薬学部に在籍し、同僚のミハエル・カバリロフとともに毒薬を研究していた。好物はマロングラッセ。
笹本 直美 - 臼田あさ美(幼少期:田附未衣愛)
警視庁捜査一課特別犯罪捜査係の新人刑事。16年前に刑事だった父親・雄一の死が不審死として処理されたことに疑問を持ったことがきっかけで刑事を志し、交通課から転属する。ジャージ姿で署内に泊り込むことが多い。
千葉 健介 - 渡辺いっけい
警視庁捜査一課特別犯罪捜査係刑事。巡査部長。1967年9月生まれ。警察内で特殊な経歴を辿っている。直美とコンビを組む。
警視庁捜査一課 特別犯罪捜査係
刀根山 唯人 - 坂本あきら
刑事課係長。
本条 透 - 是近敦之
刑事。コーネル大学卒業。中野の死後、直美とともに松井や毒薬について調べる。千葉からはスリッポンと呼ばれている。
菅原 美佐 - 上西恵(NMB48)
交通課婦警。
中野 耀太郎 - 木村祐一(第1 - 4話)
4年前に起きた幼女誘拐殺人事件の容疑者として原田を取り調べるが、証拠不十分で起訴できずに釈放した過去がある。同じマンションに住む自治会副会長となった原田と再会した直後に娘の浩子が狙われて危険に晒された矢先、松井から手に入れた毒薬を原田の自宅でウイスキーに垂らして飲ませる。しかし毒の効き目が表れるより早く原田に浩子を拉致され、妻・エリ子の通報によって緑ヶ丘警察署に連行された原田から拉致された娘の居場所を問いただすも殴ってしまい、署内の一室に閉じ込められ、原田の死期が迫る中で永遠に娘の居場所が分からなくなる焦りから次第に冷静さを失っていく。隙をついて警察官から拳銃を奪い、直前に釈放された原田のいる自治会室に向かう。ようやく浩子の居場所が判明したが、傷だらけで動かぬ娘の姿から怒りに駆られ、毒薬による心臓発作を起こした原田を撃った直後、駆けつけた水谷に撃たれて死亡。
皮肉にも中野と原田の死後、原田の所持品から彼こそが幼女誘拐殺人事件の犯人であると判明した。また、中野は浩子が原田に殺されたものだと思い込んでいたが、実際は原田に意識がなくなるまで殴られ続けられただけに過ぎず、浩子は一命を取り留めた。
ゲスト
第1話
秋本 俊二(「週刊ライフ」記者・契約社員) - 小泉孝太郎
大津 真由美(派遣社員・俊二の高校時代の同級生) - 前田亜季
小出 レイカ(社長令嬢) - 大谷澪
小出(出版社社長・エリカの父親) - 大石吾朗
藤尾 進(会社重役・真由美の愛人) - 河野洋一郎
浜田 陽介(会社員・真由美の愛人) - 加瀬信行
「週刊ライフ」編集長 - 手塚とおる
「週刊ライフ」編集部員 - 大坪貴史
第2話
安藤 沙織(嶋放送制作社員) - 滝沢沙織
高橋 麻央(嶋放送制作社員・沙織の同僚) - ちすん
水原 彰彦(清掃員・沙織のストーカー) - 滝藤賢一
稲垣 映司(嶋放送制作部長) - 東根作寿英
警察官(曙警察署生活安全課) - NARU
第3 - 4話
原田 義人(自治会副会長・幼女誘拐殺人事件の容疑者) - 堀部圭亮
中野 エリ子(中野の妻) - 遊井亮子
中野 浩子(中野の娘) - 藤井杏奈
焼き鳥店の客 - 藤原光博(リットン調査団 / 第3話)
焼き鳥店店主 - 松村穣(第3話)
水谷(緑ヶ丘警察署刑事) - 菊池健一郎(第4話)
森永(緑ヶ丘警察署刑事) - 寺井文孝(第4話)
中野・原田の住むマンションの管理人 - 掛田誠(第4話)
弁護士 - 片野晴道(第4話)
第5話
大西 冴子(料理研究家・カリスマ主婦) - 上原美佐
河村 真智子(派遣OL・冴子の高校時代の同級生) - 木下あゆ美
田村 美保(冴子の高校時代の同級生) - 平岩紙
大西 修司(冴子の夫・弁護士) - 山田将之
記者 - 菊地裕美
大西冴子キッチンスクールのアシスタント - 愛純もえり
大西冴子キッチンスクールの生徒 - 椎名茉莉、近野衣里
第6話
牧本 弥生(I&YOU Entertainment所属読者モデル) - 中別府葵
南星 久美子(I&YOU Entertainment所属読者モデル・弥生の後輩) - 岡本玲
大杉 建吾(弥生のマネージャー) - 徳山秀典
I&YOU Entertainment社長 - 芹澤名人
渡辺(カメラマン) - 池永一之
編集者 - 有里美咲
記者 - 太沢えり、坪内悟、吉舎聖史
スタッフ - 兼村昌樹
弥生と写真を撮られた男性 - 末原拓馬
弥生のファン - 滝沢リラ
女子高生 - 宮原真美、日向紗代、桐原真奈
第7話
正田 大樹(ヒカリライフ保険営業所員) - 五十嵐隼士
秋山 詩織(ヒカリライフ保険営業所長・大樹の上司) - 伊藤裕子
吉野 京子(ヒカリライフ保険営業所事務員・大樹の婚約者) - 原幹恵
ヒカリライフ保険営業所員 - 末原拓馬、中村隆太
第8 - 9話
植垣 光太郎(フリーター) - 袴田吉彦
甲斐 由美(スナック由美のママ・史郎の妻) - 笛木優子
甲斐 史郎(ブローカー・別居中の由美の夫) - 小沢和義
甲斐 翔太(由美・史郎の息子) - 須田瑛斗
早見 敏夫(史郎の部下) - 大江健次(こりゃめでてーな)
露天商 - ハチミツ二郎(東京ダイナマイト / 第8話)
スナック由美のバーテン - 塩口量平(第8話)
記者 - 吉田慎之介、田村学、米田基(第8話)
スナック由美の客 - 新、田中総一郎、伊奈川正樹(第8話)
マミ(居酒屋の店員) - 北條まみ(第9話)
居酒屋店主 - 三田村周三(第9話)
警官 - 安達勇人(第9話)
第11話
秋吉 加奈子(警視庁交通課・直美・美佐の先輩) - 雛形あきこ
秋吉 貴之(小学校教師・加奈子の夫) - なだぎ武(ザ・プラン9)
貴子(貴之の密会相手) - 新田祐里子
第12 - 最終話
笹谷 彰(テロリスト) - 板尾創路
結城 浩美(笹谷の仲間) - 月船さらら
柴田 宏(笹谷の元仲間) - 金山一彦(第12話)
大月 宗太郎(法務大臣・警視庁OB) - 佐野史郎(特別出演)
スタッフ
原作:赤川次郎『毒<ポイズン>』(集英社文庫)
脚本:鈴木智、武田有起、稲本達郎、藤岡美暢
音楽:松本晃彦
ナレーション:川下大洋
タイトル:涌井真史
写真協力:蝦名尚子(第7話)
スタント・コーディネイト:高橋伸稔、吉田浩之
スタント:日野由佳
技術協力:ビデオフォーカス、ヴァンシャープ
照明協力:Kカンパニー
美術協力:テレビ朝日クリエイト
ポスプロ:ビーグル、映広
チーフプロデューサー:堀口良則
プロデューサー:岡本浩一、河内俊昭(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
協力プロデューサー:壁谷悌之、島崎敏樹(泉放送制作)
AP:中間利彦、下倉唯(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
演出:岡本浩一、石川北二、茂山佳則、本田隆一
演出補:守下敏行
制作プロダクション:泉放送制作
制作協力:吉本興業
制作著作:読売テレビ
主題歌
YU-A「優しい顔で近づかないで」(よしもとアール・アンド・シー)
各話あらすじ(2012.10.4 - 2012.12.27)全13話 平均視聴率 3.52%
第1話 2012年10月4日「男が恋人を殺すとき」ラテ欄「完全犯罪をどうぞ!邪魔な恋人を殺す時」
完全犯罪を可能とする”究極の毒”が開発され、さまざまな事件が巻き起こる。赤川次郎原作、鈴木智脚本、岡本浩一演出。謎の科学者、松井(綾部祐二)が完全犯罪を可能にする究極の毒を開発した。その毒が警視庁捜査1課でもうわさになっていたところ、交通課の直美(臼田あさ美)が捜査1課に転属になり、毒の存在を否定する千葉(渡辺いっけい)とコンビを組むことになる。一方、出版社の社長の娘と婚約している雑誌記者の秋本(小泉孝太郎)は、半年前から関係が続く高校時代の同級生、真由美(前田亜季)の存在に悩む。秋本は結婚の障害となる真由美に別れを切り出そうとするが、妊娠2カ月と告げられてしまう。思い悩む秋本はその帰り道、松井から声を掛けられる。
第2話 2012年10月11日「女がストーカーを殺すとき」ラテ欄「合い鍵で部屋に侵入する変態ストーカー!美人OLが完全犯罪」
同僚に内緒で上司と交際するOLの沙織(滝沢沙織)は会社の清掃員、水原(滝藤賢一)のストーカー行為に悩み、同僚の麻央(ちすん)に水原の行為を打ち明ける。そんな折、沙織は松井(綾部祐二)とバーで知り合い、完全犯罪が可能な毒薬の瓶を渡される。ある日、沙織は仕事のミスを水原にかばってもらうが帰宅後、上司からもらったガラスの靴が割られていることに気付く。水原の仕業と察して殺意を抱いた沙織は翌日、毒薬を入れたコーヒーを水原に差し出す。次の日、水原が苦しみながら沙織の部屋に入り、合鍵を差し出して絶命。死因は心筋梗塞で、刑事の千葉(渡辺いっけい)は不審死として捜査を打ち切ろうとする。
第3話 2012年10月18日「刑事が容疑者を殺すとき(前編)」ラテ欄「刑事がまさかの完全犯罪!同じ団地に住む容疑者を密かに殺す」
警視庁捜査1課の中野(木村祐一)は娘の浩子(藤井杏奈)と遊んでいる時に、4年前の幼女殺人事件の容疑者、原田(堀部圭亮)から声を掛けられる。中野は原田が犯人だと確信していたが、原田は証拠不十分で不起訴になった。取り調べ中に原田を追い込み、殴りつけた中野は、原田からの仕返しを心配する。翌日、浩子が不審者に連れ去られる。中野が急いで帰宅すると、原田が浩子を連れて現れる。中野は原田が連れ去ったと決め付けて殴り掛かるが、原田は不審者と一緒にいた浩子を助けてくれたと判明。中野は妻のエリ子(遊井亮子)から、原田に謝るべきだと説得される。原田の存在に苦悩する中野に、松井(綾部祐二)は完全犯罪が可能な毒を手渡す。
第4話 2012年10月25日「刑事が容疑者を殺すとき(後編)」ラテ欄「迫るタイムリミット愛娘を救うため刑事は全てを捨て暴走する」
松井(綾部祐二)から渡された毒が入った酒を原田(堀部圭亮)に飲ませ、24時間たつのを待つ中野(木村祐一)。そんな中、いなくなった浩子(藤井杏奈)を必死に捜すエリ子(遊井亮子)の前に原田が現れる。原田の服のポケットには浩子の靴下が入っていた。エリ子から連絡を受けた中野は原田が連行された警察署へ急行。取り調べ中の原田を殴りつけ、浩子の居場所を問い詰める。原田を殴ったことで、中野は警察署の一室から出られないよう監視される。弁護士の手で原田が警察から解放され、焦った中野は監視する刑事から拳銃を奪って脱出を図る。
第5話 2012年11月1日「カリスマ主婦が旧友を殺すとき」ラテ欄「セレブ主婦の絶対に隠したい秘密!過去をネタにゆする友殺す」
上品で清楚(せいそ)さが人気のカリスマ主婦、冴子(上原美佐)が開く料理教室に新しい生徒、美保(平岩紙)がやって来る。美保は冴子の高校時代の同級生。冴子には夫や世間に知られたくない過去があった。冴子は高校時代、美保や真智子(木下あゆ美)と一緒に援助交際をし、なおかつ男性から金を盗んでいた。冴子は美保から口止め料として大金を要求される。後日、冴子は美保にゆすられていることを真智子に告白。真智子は何もできないが、相談には乗ると冴子を励ます。そんな冴子の前に松井(綾部祐二)が現れ、完全犯罪が可能な毒薬の瓶を渡す。
第6話 2012年11月8日「読者モデルがライバルを殺すとき」ラテ欄「トップモデルが死守する女王の座!密かに後輩モデルを殺す!」
読者モデルの弥生(中別府葵)は自分に憧れて事務所に入った後輩モデル、久美子(岡本玲)の存在に脅威を感じる。弥生は久美子に仕事を取られ、人気ナンバーワンの座も奪われてしまう。そんな弥生の前に松井(綾部祐二)が現れ、完全犯罪が可能な毒薬を渡して立ち去る。その後、弥生はいつもウェブサイトのコメント欄に的確なアドバイスをくれる男性から、スキャンダルがあれば久美子に勝てるとアドバイスされる。弥生はマネジャーの大杉(徳山秀典)に協力してもらい、若い男性とのデート写真をでっち上げる。だがスポーツ紙には久美子のセクシーな写真が大きく掲載され、弥生の熱愛記事は小さな扱いになっていた。危機感を抱いた弥生は、久美子の殺害を決意する。
第7話 2012年11月15日「部下が上司を殺すとき」ラテ欄「会社でキス迫る悪魔のセクハラ女性上司!イケメン部下が抹殺」
保険会社の営業所に勤める大樹(五十嵐隼士)は所長の詩織(伊藤裕子)の営業記録を塗り替える。大樹は事務員の京子(原幹恵)と婚約していて、早く結果を出して本社に戻りたいと考えていた。だが大樹は詩織から目の敵にされ、コーヒーをスーツに掛けられたり、飲めない酒を強要されたりと、執拗(しつよう)なパワーハラスメントを受けるようになる。そんな折、大樹の前に松井(綾部祐二)が現れる。松井は究極の毒薬の説明をした後、毒薬を大樹に渡して去る。その後も詩織のパワハラは続き、詩織は本社に戻りたいなら言うことを聞けと大樹を脅迫する。
第8話 2012年11月22日「フリーターが暴力夫を殺すとき」ラテ欄「フリーターが恋した相手は人妻!彼女の為凶暴DV夫を(秘)殺人」
植垣(袴田吉彦)は、自殺しようとしていたところを由美(笛木優子)に助けられ、彼女にひかれる。その後、彼女が別居中の夫・史郎(小沢和義)から暴力を受けていると知った植垣は、怒りと嫉妬心を抱く。植垣は由美のため、松井(綾部祐二)に変装してある作戦を行う。
第9話 2012年11月29日「フリーターが暴力夫を殺すとき」ラテ欄「急展開!ついに謎の男の正体が暴かれる!純愛と涙の完全犯罪」
※「NEWS ZERO」放送時間延長のため、開始時間変更。(24:08〜24:48)
直美(臼田あさ美)たちの前に、松井(綾部祐二)が姿を現す。松井は捜査に協力するために来たと言うと、素直に捕らえられる。そんな中、史郎(小沢和義)の死体が発見された。それを聞いた植垣(袴田吉彦)の激しい言葉に、史郎の妻・由美(笛木優子)は、複雑な思いを抱く。
第10話 2012年12月6日「刑事が毒を暴くとき」ラテ欄「ついに最終章突入!完全犯罪を可能にする究極の毒の秘密暴く」
※「FIFAクラブワールドカップ2012プレーオフ・サンフレッチェ広島×オークランド・シティ戦」中継ならびに『FIFAクラブワールドカップハイライト』を放送のため、開始時間変更(25:28〜26:08)。
不審死との因果関係がつかめないため、警察は松井(綾部祐二)を拘束し続けておけなくなる。これまで追ってきた松井が目の前に現れたのにと、無力感にさいなまれる直美(臼田あさ美)は‘毒’が存在するという前提で事件を洗い直してみることに。過去の事件を振り返った直美は、事件の後でいつも毒が見つからないのは、松井が回収しているからではと推測。一方、千葉(渡辺いっけい)も、独自に‘毒’についての考察を行っていた。
第11話 2012年12月13日「妻が夫を殺すとき」ラテ欄「浮気相手を妊娠させた夫!許せない裏切りに妻は殺意を抱く!」
※「FIFAクラブワールドカップ2012準決勝・モンテレイ×チェルシー戦」中継ならびに『FIFAクラブワールドカップハイライト』放送のため、開始時間変更(25:13〜25:53)。
松井(綾部祐二)は直美(臼田あさ美)に「あなたの知っている人に毒を渡した」と明かし「もし使った人間がいたら私の勝ちだ」と言い放つ。一方、直美の交通課時代の先輩・加奈子(雛形あきこ)は夫・貴之(なだぎ武)の浮気を疑っていた。加奈子は、貴之が妊婦の貴子(新田祐里子)と会うのを目撃。加奈子の自宅に様子を見に行った直美も、それを見て加奈子に声を掛ける。だが、加奈子は毒なんて持ってないと言い、去っていく。
第12話 2012年12月20日「テロリストが仲間を殺すとき」ラテ欄「指名手配犯のテロリスト!潜伏生活する男女が純愛を守る殺人」
※「ダウンタウンDXDX 2012総決算スペシャル」を放送のため、開始時間変更 (24:18〜24:58)。
夫婦を装い生活する、爆弾テロ指名手配犯・笹谷(板尾創路)と浩美(月船さらら)。笹谷はある日、長年の目標だった法務大臣・大月(佐野史郎)が自分の勤務するレストランを訪れるとの情報をつかむ。一方、直美(臼田あさ美)は千葉(渡辺いっけい)が、彼女の父の事件ファイルを持ち出している可能性があると知る。そんな中、笹谷らのアパートをかつての仲間・柴田(金山一彦)が訪ね2人を脅迫。悩む浩美の前に、松井(綾部祐二)が現れる。
最終話 2012年12月27日「人が人を殺す時」ラテ欄「謎の男の最終目的が明らかに!女性刑事に非情な結末が襲う!」
※『秘密のケンミンSHOW 東北・感動再会スペシャル』放送のため、開始時間変更(00:18〜00:58)。
透(是近敦之)は法務大臣の大月(佐野史郎)に、大月の暗殺計画の情報をつかんだと報告。世間を騒がせている毒を犯人が使う可能性が高いという。そんな中、直美(臼田あさ美)は笹谷(板尾創路)が大月のコートのポケットに毒入りの薬を仕込んだことを察知。駐車場に向かった大月のもとに駆け付け、大月が服用しようとした薬をたたき落とす。その様子を笹谷は物陰から見ていた。その夜、松井(綾部祐二)は街路で千葉(渡辺いっけい)に声を掛け、大月が狙われることを知っていながら、なぜ何もしなかったのかと問う。
各話視聴率
テレビドラマ版公式サイト(読売テレビ)
(毒 ポイズン - Wikipedia)