2012年09月24日

ゴーイングマイホーム TOP

『ゴーイング マイ ホーム』は、2012年10月9日から同年12月18日まで、火曜日 22:00 - 22:54(JST)に関西テレビ・テレビマンユニオンの共同制作により、フジテレビ系列で放送された。全10話。
略称「ゴマホ」。初回は2時間5分スペシャル。第2話は22:15 - 23:09(JST)の15分遅延。

阿部寛は、『白い春』(2009年4月期)以来約3年半ぶりに関西テレビ制作の火曜10時枠で主演を務める。また、山口智子は『ロングバケーション』(1996年4月期)以来約16年ぶりの連続ドラマ出演、宮アあおいは『しあわせのシッポ』(2002年4月期、TBS系)以来約10年ぶりの民放のテレビドラマ出演となる。

是枝裕和は、本作で初めて民放のテレビドラマおよび連続ドラマの監督・脚本を手がける。


ストーリー
CM制作会社に勤めるプロデューサーの坪井良多(阿部寛)は、フードスタイリストの妻・沙江(山口智子)と小学校4年生の一人娘・萌江(蒔田彩珠)と暮らしていた。ある日、新しいコマーシャルの試写に臨んだ良多は、クライアントの社長から何カ所も修正を求められて困ってしまう。さっそく会社に戻ってコマーシャルを作った監督に修正を求めるが、良多の指示があまりにアバウトすぎて監督に呆れられる。そんな中、良多に姉・伊藤多希子(YOU)から電話が入り、父・栄輔(夏八木勲)がゴルフで訪れた長野で倒れて病院に運ばれたという。電話を切った良多は慌てて郷里の長野に向かう。


キャスト
主要人物
坪井 良多 (45) - 阿部寛(幼少期:松田北斗)
タックプロモーションCMエグゼクティブ・プロデューサー。主にCM制作の予算管理や全体の調整を担っている。ある程度、強行な態度を取ったとしても許されるポジションだが、上司やCMタレントのわがままに「間違っている」と言わず、それに従い苦労している。何事も「まあまあ」とやり過ごすことが多いことから、部下からは陰で「マー君」と呼ばれている。家庭内でも学校でのおかしな行動が目立つ娘・萌江に対して、頭ごなしに説教出来ないでいる。マヨネーズが好き。陸上部では棒高跳びの選手だった。

坪井 沙江 (43) - 山口智子
良多の妻。フードスタイリスト。著書が出版され、仕事が順調で波に乗っている。自宅のキッチンを仕事場としても利用しているため、勝手に使用されるのを嫌う。
娘の態度が気掛かりで夫・良多に厳しく叱ってもらおうとするが、いつも失敗する夫に苛立ちを募らせている。

下島 菜穂 (30) - 宮アあおい
治の娘。七生群杜耶町役場住民生活課職員。当初は山下の指示により、栄輔の見舞いの受付時に「山下菜穂」と偽名を書いていた。

鳥居 治 (72) - 西田敏行(少年期:梅沢太一)
鳥居歯科医院院長。菜穂の父親。大地の祖父。栄輔の幼なじみ。亡き久実の夫。

良多の家族
坪井 萌江 (10) - 蒔田彩珠
良多・沙江の娘。小学4年生。感受性が豊かで周りの同級生と観点がずれている行動からか他人に理解を得られていない。
最近、大人には分からない「フロド」という小人が見え、「クーナ」と友達関係であると父親に話している。クーナ事務局から持ち出したクーナの木像を自分の部屋のクローゼットに置き、朝晩手を合わせたり弁当のおかずなどを供えている。夏に亡くなった同級生のめぐみと生前仲が良かったが、亡くなる前日にけんかをして、借りていた本を返せなかったことを後悔している。めぐみの机に腰掛けていた同級生の男子を突き飛ばしたり、撤去しためぐみの机を勝手に教室に戻したことで園田から注意を受ける。同級生に弁当のおかずを売り、1週間の自宅謹慎となる。

伊藤 多希子 (47) - YOU
良多の姉。専業主婦。父親が死亡した場合は長男である良多が母親を引き取るべきだと言い含める。

伊藤 健次 (38) - 安田顕
妻である多希子に頭が上がらず常に顔色を窺って行動し、楽しみなお酒を飲むことも制限されるが、嫌がっている素振りは見せずにその生活を楽しんでいる。

伊藤 晃 - 林凌雅(第7 - 8話)
多希子・健次の息子。

伊藤 身和子 - SALA(第7 - 8話)
多希子・健次の娘。

辻 時子 - りりィ
沙江の母親。料理が苦手で沙江が小学生の頃、弁当代わりに菓子パンを持たせていた。共働きで忙しい両親に代わって孫娘の面倒を見てほしいと娘に頼まれることが多く、便利に扱われている。娘夫婦が旦那の母親と同居することには断固として反対している。

坪井 敏子 (73) - 吉行和子
良多・多希子の母親。結婚当初から夫の浮気には苦労させられてきた。今は句会に参加することを何よりも楽しみにしている。

坪井 栄輔 (72) - 夏八木勲(少年期:山下哲平)
良多・多希子の父親。オキナ製薬の相談役。元取締役。良多同様、マヨネーズが好き。行きつけのゴルフ場のサウナで倒れ(実際は菜穂の家の近くで大地と遊んでいる最中に倒れた)、病院に運ばれてから昏睡状態が続いていたが目を覚ます。しかし脳内の奥に病変があるため手術が困難な状況である。
父親(良多の祖父)が病に倒れたときに薬の力で父親の病気を治したいと思い、薬剤の道へ進んだため、科学者になる夢を断念した。

良多の仕事関係者
真田 隼 - 新井浩文
タックプロモーション営業。良多の部下。面白いものを作りたいと思う気持ちが強く、良多のように「まあまあ」とやり過ごす仕事の進め方に疑問を抱き、今の仕事に限界を感じている。
陸上部で短距離の選手だったことを買われ、瀬戸社長が毎朝日課にしているジョギングに同行し、CMプランに使えそうな有力な情報を取ってくるよう良多から指示を受ける。その功績が認められ、「アーモンドペロンチョコ」のCMの進行を任される。

陽 - 伊藤洋三郎
タックプロモーションゼネラルマネージャー。良多の上司。

山岡 - 森岡龍 / 真田 - 足立智充
タックプロモーション営業。良多の部下。

浅井 - 辰巳蒼生
広告代理店・広傳堂営業。

野島 - 池田成志
CM監督。「Mr.じゃがポールメキシカンタコス味」のCMを製作したが、良多たちに修正を指示される。

沙江の仕事関係者
若木 潤 - 菅野莉央
沙江のアシスタント。

井戸田 - 長田奈麻
編集担当者。

橘 - 村岡希美

山中 健太郎 - 宅間孝行(第2 - 3話)
映画監督。通称:ヤマケン。良多にライバル視されている。

小寺 - キムラ緑子(第6話)
CM撮影の準備中、画面には映らない家族像を想像できるように表現したいので、もっと生活感を出してもいいと沙江と監督(演:野間口徹)に指示する。

長野の人々
一部は良多の夢の中で、クーナ一家の一員として登場する。

下島 大地 (6) - 大西利空
菜穂の息子。祖父が幼少期に目撃したと言っていた未知の生物「クーナ」が現代でも生存しているのだと信じている。

徳永 太郎 / クーナ息子 - 阿部サダヲ
タクシー運転手。過疎化が進む町で客がおらず暇を持て余していた。駅で良多を見つけてタクシーを利用するよう話しかけ、車内で「このまち」の素晴らしさを相手が嫌がってもお構いなしに話し続け、毎回のように長野に引っ越して来ないかと誘う。

堤 千恵子 / クーナ妻 - 江口のりこ
七生総合病院看護師。患者や家族に感情移入し続けたあまり、喜びや悲しみの表情を失っていたが、栄輔が目覚めたときには心から嬉しかったと良多に話している。

宮内 あこ / クーナ娘 - 石井杏子

宮内 りこ / クーナ娘 - 石井梨子
菜穂が話す「クーナ」伝説を聞きに来ていた子供たち。
百瀬 / クーナ父 - 常田富士男
鳥井歯科医院の患者。東京に住む息子と暮らすため杜耶町を離れることになり、治に頼んで6年2カ月前に亡くなった妻・文の歯型を譲り受ける。

フミヨ / クーナ母 - 芹川藍
雑貨屋・栄喜屋店主。

畠中 知二 / クーナ叔父1 - 中村靖日
長野日報社社会部キャップ。

梶 鉄也 / クーナ叔父2 - 山中崇
地域警察官。良多を潜伏中の活動家と間違える。

中津 - 眞島秀和
七生総合病院医師。栄輔の担当医。

チェン - テイ龍進
仕事を求めて杜耶町役場を訪れ、職員の菜穂に紹介してもらった中国風菜館萬里で働き始める。母親は北京で中華料理店を営んでいるので本格的な中華料理を調理できるのに、周東や客たちに中華風に調理するよう注意を受け困惑する。

周東 - 菅原大吉
中国風菜館萬里店主。

鳥井 久実 - 天光眞弓(写真)(少女期:松原舞)
故人。治の妻。菜穂の母親。栄輔の幼なじみ。治と栄輔とともにリンドウの森でクーナを見た。気に入った格言やことわざの書かれた切り抜きを遺していた。

錦織 - 古舘寛治(第6 - 7・9話)
自称クーナ研究家。自宅にUMA研究会七生支部・杜那町民俗学研究所の看板を掲げている。

矢野 良子 - 安藤聖(第6話)
長野信用金庫職員。クーナについて良多らの取材に答える。

山辺 - 越村公一 / 野間 - ノゾエ征爾 / 白石 - 螢雪次朗 / 川嶋 - 渡辺憲吉(第6・8話)
七生郡杜耶町役場職員。

その他
小林 悟 - バカリズム
坪井家の隣に住む文藝出版社勤務の会社員。娘と妻がいる。通勤時に良多と会うことが多く、娘が最近、会話してくれなくなったと他愛のない家庭の悩みなどを話している。

園田 - 千葉雅子
萌江の担任教師。たびたび問題を起こす萌江に頭を抱えているが、沙江が学校を訪れた時には彼女の著書を持参し、ちゃっかりサインをもらったり、坪井家の訪問時には一緒に写真を撮っている。

越野 きらり - 浜尚美 / 加藤 珠璃亜 - 石井香帆 / 坂上 紫苑 - 松本祐介
萌江のクラスメート。

山下 - 清水章吾
栄輔の秘書。菜穂と密かに連絡を取っていた。

ゲスト
池堀 慶二 - 丸山智己(第1話)
チボリ製菓社長。「Mr.じゃがポールメキシカンタコス味」のCMを発注するクライアント。依頼した内容を忘れたり、大事と思えないような発言を繰り返しては良多を困らせる。

松谷 真乃 - 佐津川愛美(第1話)
人気女優。良多たちが手がける梅酒のCM撮影中、添え物として用意されたカプレーゼに苦手なチーズが使われていたため嫌がったり、鞘ごと焼いた好物のそら豆を用意しなかったら髪を濡らさないとわがままを言って周りにいるCMスタッフたちを困らせる。

瀬戸 - 笹野高史(第1・5話)
橘家社長。「アーモンドペロンチョコ」のCMを発注するクライアント。たまには和菓子が食べたくなるが、洋菓子メーカーの社長という手前、堂々とお店に入ることができず朝の散歩を利用して和菓子を食べていた。クーナが見つかったら戦争で亡くなった母親と会わせてほしいという条件で菜穂が企画したクーナ探しのイベントスポンサーになり、1億円の懸賞金を掛ける。

ひとみ - 中村ゆり(第3話)
沙江の依頼を受け、祖母との思い出のある古い重箱を貸し出す。

高田純次(本人役〔特別出演〕 / 第5・9話)
「アーモンドペロンチョコ」のCMに出演。

平子 英樹 - 西山聡 / 平子 文子 - 佐藤みゆき / 平子 清隆 - 榎本陽心(第3・5話)
文子の故郷で暮らすため、一家で杜耶町から引っ越す。一家で参加したハロウィンの写真を出発前に菜穂から渡される。

森谷 凛 - 大谷英子(第8話)
惠が働く牧場主の娘。

森谷 のん - 永島のん(第8話)
凛の娘。

下島 惠(しもじま めぐむ) - 加瀬亮(第8話)
菜穂の夫。大地の父親。ダム建設に反対している中で菜穂に黙って失踪した後、牧場で働いている。

スタッフ
監督・脚本・編集:是枝裕和
助監督:兼重淳
スクリプター:冨田美穂
キャスティング:田端利江
制作担当:早川徹
撮影:山崎裕
照明:尾下栄治
録音:弦巻裕、冨田和彦
演出助手:遠藤薫、森本晶一、武鑓加恵
監督助手:北原栄治、広瀬奈々子
撮影助手:橋直樹、井手口大騎ダグラス
照明助手:加瀬拓郎、後藤史兆、正木智恵
録音助手:川俣武史
装飾:松尾文子、布部雅人
小道具:塚本周作
持道具:一條のはら
装飾助手:大原清孝
スタイリスト:小林身和子
ヘアメイク:酒井夢月
ヘアメイク(阿部担当):小泉尚子
スタイリスト助手:宇田川尚美
衣装制作:川間多希子
ヘアメイク助手:中山知美、後藤麻里
音楽:ゴンチチ
劇中音楽:小田切大、たなかけん
音響効果:勝俣まさとし
フォーリーアーティスト:伊東晃
クーナデザイン:大塚いちお、河村杏奈
特殊造形:森田誠
オープニングタイトル:森本千絵、稲垣護
フードスタイリスト:飯島奈美
メディカルアドバイザー:マエカ
歯科医指導:上田重美
制作主任:熊谷悠、中円尾直子
制作進行:白取知子
制作応援:矢口将樹、古野修作
制作デスク:望野さやか、望月麻美
演技事務:杉山洋子
キャスティング助手:山下葉子
協力プロデューサー:安藤和久(関西テレビ)
プロデュース補:田中耕司(関西テレビ)、大西隼、岡村祥子
プロデューサー:豊福陽子(関西テレビ)、熊谷喜一(テレビマンユニオン)
制作:関西テレビ、テレビマンユニオン

主題歌:四つ葉のクローバー/槇原敬之


各話あらすじ(2012.10.9 - 2012.12.18)全10話 平均視聴率 7.24%
第1話 2012年10月9日「小心者の男に訪れた人生のヘンテコな転機突然現れた美女&伝説の生き物クーナの謎」 初回2時間SP(21:00〜23:03)
 「体は大きいのに、小さい」と言われ、家でも会社でも居場所のない会社員(阿部寛)が主人公。疎遠だった彼の父が倒れたことをきっかけに、父が探していた伝説の小さな生き物をめぐり、それなりに幸せだった彼と、その家族たちが巻き込まれる騒動を描くホームドラマ。脚本、監督・是枝裕和。 コマーシャル制作会社のプロデューサー・良多(阿部)は、華やかな肩書とは裏腹に会社ではいつも板挟みの毎日だった。家でも人気フードスタイリストの妻・沙江(山口智子)には何かと頭が上がらず、娘の萌江(蒔田彩珠)には父としての威厳が保てない。しかし、どこか憎めない存在として、それなりに幸せな毎日を送っていた。ある日、折り合いの悪かった父・栄輔(夏八木勲)が故郷・長野で倒れる。母・敏子(吉行和子)に呼び出され、良多は姉・多希子(YOU)と義兄・健次(安田顕)と共に病院に駆け付ける。すると、意識が戻らない栄輔の病室に、美しい女性(宮崎あおい)が見舞いに現れる。隠し子か、あるいは愛人なのかと疑問が渦巻く良多たちは、栄輔のかばんを開けてしまう。やがて良多は、栄輔の幼なじみという治(西田敏行)に出会い、驚きの事実を知らされる。

※2012年10月16日は「サッカー国際親善試合 日本×ブラジル」放送のため、休止。

第2話 2012年10月23日「妻は抜擢、夫は仕事干され逃亡?」
 企画したコマーシャルが採用され上機嫌だった良多(阿部寛)は、上司の陽(伊藤洋三郎)から、今後の進行は部下の真田(新井浩文)に任せるからと言われ、さりげなく有給休暇を取るよう勧められる。一方、娘の萌江(蒔田彩珠)は、小学校で母・沙江(山口智子)が作った弁当を友達に売っていたことが発覚し、1週間の謹慎になってしまう。そんな中、沙江に、良多がライバル視している映画監督の山中(宅間孝行)から仕事が舞い込み、1週間の地方出張へ出掛けることに。嫉妬に駆られる良多だが、沙江に行くなとも言えず、負け惜しみを言うのが精いっぱいだった。結局、家にも会社にも居づらい良多は萌江を連れて、再び父・栄輔(夏八木勲)が入院する長野へ向かう。そこで、栄輔と一緒に伝説の生き物クーナ探しをしていたという菜穂(宮崎あおい)と再会し、クーナがいるとされる森へ初めて足を踏み入れる。

第3話 2012年10月30日「良多、母には言えぬ父の秘密を知る」
 良多(阿部寛)は、森で見つけた赤い三角帽子が気になり、一人でこっそりクーナの手掛かりを探そうとする。だが、クーナ事務局を訪れた良多は治(西田敏行)に見つかり、歯の治療をされてしまう。治は、クーナの存在をあらためて否定し、良多の父・栄輔(夏八木勲)のクーナ探しもお金目当てだったのだろうと言う。そんな中、良多は栄輔の古いノートを見つける。表紙に「クーナ」と書かれたノートには、イラストや写真のほか、クーナに関する詳細な記述があり、良多はそれを頼りに神社や廃虚を歩く。一方、治の元に一人でやって来た萌江(蒔田彩珠)にクーナを見たのか、と問われた治は「見たよ」と答える。

第4話 2012年11月6日「妻と娘よりも大切な女」
 父・栄輔(夏八木勲)の意識が戻り、母・敏子(吉行和子)、良多(阿部寛)らは病院へ向かう。まだもうろうとしている栄輔を囲んで「名前言ってごらんなさいよ」などと皆で質問攻めにするが、栄輔は、良多の名前しか思い出せない。そんな中、菜穂(宮崎あおい)と息子の大地(大西利空)が見舞いにやって来る。栄輔の愛人とも疑われた菜穂との初対面に、敏子と多希子(YOU)はざわつく。しかし、栄輔は、うつろな意識の中で「くみ」と別の女性の名前を口走り、病室には微妙な空気が漂う。そのころ、治(西田敏行)は、かつてクーナを見た森を訪れ、何かに話し掛けるように「取りあえず目覚めたって。よかったよかった」とつぶやく。

第5話 2012年11月13日「クーナ探しに1億!?職場復帰で良多暴走」
 職場に復帰した良多(阿部寛)は、自分が立案した高田純次(本人)のコマーシャル撮影に立ち会う。だが、既に現場は部下の真田(新井浩文)が仕切っていて、良多の居場所はなくなっていた。次の仕事の話にもすっかり関心を失った良多は、クーナ探しイベントのスポンサーを見つける相談を真田に持ち掛ける。一方、沙江(山口智子)は母の時子(りりィ)から呼び出され、仲良くなった男性とのデート用に弁当を作ってほしいと頼まれる。沙江はそれを引き受けるが、自分が幼いころに母から弁当を作ってもらったことがない沙江は、思わず本音をぶちまける。

第6話 2012年11月20日「良多、良からぬ事をたくらみバチ当たる」
 クーナ探しのイベントを盛り上げるため、良多(阿部寛)はクーナの目撃証言の映像をホームページで公開しようと提案する。クーナについての自分の体験や、祖父母から話を聞いたという多くの証言が寄せられ、良多は次第に熱が入っていく。そのころ、沙江(山口智子)は新しいコマーシャル撮影の現場で、これまでのクライアントとは違う要望を受け、戸惑っていた。一方、良多はクーナ研究家を名乗る錦織(古舘寛治)という男性の取材で、赤い帽子にまつわる衝撃の事実を知らされる。

第7話 2012年11月27日「あなたには“故郷”がありますか?」
 沙江(山口智子)は娘の萌江(蒔田彩珠)にせがまれ、亡くなったクラスメートが好きだったというハンバーグの作り方を教えることに。萌江の話を聞くうちに、沙江は萌江の不思議な行動を理解するようになる。一方、クーナ探しのイベントに取り組む真田(新井浩文)と記者の畠中(中村靖日)は、良多(阿部寛)が東京へ戻って以降、ちょっとしたことで口論をしていた。それを見た菜穂(宮崎あおい)は、人間関係を潤滑にしていた良多の存在を少し見直す。栄輔(夏八木勲)の退院祝いの日、敏子(吉行和子)は張り切って良多の好物を作る。多希子(YOU)たちも集まり、良多たちは久しぶりに家族でだんらんの時を過ごす。そんな中、良多は栄輔の古いノートから見つけた売り地の写真を栄輔に見せる。

第8話 2012年12月4日「人生で“後悔”してることは何ですか?」
 良多(阿部寛)と沙江(山口智子)は、クーナ探しのイベントに向け準備を進めていた。そんな中、健次(安田顕)から良多の携帯電話に、多希子(YOU)が家出をしたという連絡が入る。健次によると、多希子は数日、家に帰らず、連絡も取れないらしい。面倒なことが起きたと思いながら、良多が多希子の携帯電話に連絡すると、思いがけず電話がつながる。多希子と会った良多は、家出の理由を聞く。その後、イベントに先立って長野へ行った良多と沙江は、菜穂(宮崎あおい)たちと打ち合わせをするため萌江(蒔田彩珠)も連れて事務局を訪れる。仲が良さそうな良多たち親子を見送った菜穂は、夫・恵(加瀬亮)に会いに行く決意を固める。

第9話 2012年12月11日「クーナの森で起きた美しく“青い”奇跡」
 イベント前夜、赤い帽子が本物のクーナのものかもしれないと期待が膨らむ良多(阿部寛)。興奮冷めやらぬままクーナ事務局に立ち寄ると、行方不明だったクーナの人形が事務局に戻っていた。菜穂(宮崎あおい)は「クーナの右手は何を握っていたと思いますか」と聞く。以前、萌江(蒔田彩珠)から質問されたが、遺体に手向けるリンドウか、幸せの四つ葉のクローバーか、いろいろな説があるという。良多は栄輔(夏八木勲)の言葉を思い出し、「目に見えないものを握ってたってことはないですか」と話して菜穂を驚かす。イベント当日、良多、沙江(山口智子)、菜穂、治(西田敏行)、萌江たちはさまざまな思いを胸に、クーナがすむといわれる森へ出発。そして、良多が仕掛けたわなに驚くべき事件が起こる。

最終話 2012年12月18日「あなたの、いなくなったあとに」
 栄輔(夏八木勲)の葬儀が営まれ、栄輔の弟にあたる叔父(小野武彦)や良多(阿部寛)の同級生など懐かしい顔ぶれが集まる。「親父さんとは仲直りできたのか?」と問われ、「ケンカしてたわけじゃないからさ」と答える良多。しかし、父との間にまだ、何か言葉にならぬものがつっかえたままだったことを、自分でも感じていた。沙江(山口智子)は栄輔との約束どおり精進料理を作り、それを手伝う萌江(蒔田彩珠)と時子(りりィ)。菜穂(宮崎あおい)と治(西田敏行)も長野からやってくる。 弔問客の対応に追われる中、ふと、ひとりになった良多がひつぎの中をのぞいてみると、栄輔が大きく口を開けているのに気づき…。 ついにくる父との別れの時。良多は父との絆をとり戻すことができるのか。

各話視聴率


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