9月6日の朝…。鶴丸あや(名取裕子)の様子がどこか落ち着きなく、娘のりん(脇沢佳奈)は不思議に思う。実はその日、15年前に起きた強盗殺人事件であやが起訴した真下勉元被告(春田純一)の高裁差し戻し審の判決が出ることになっており、あやは内心、気が気でなかったのだ。
ところが、出勤してきたあやを真下勉の妹・朋子(有森也実)が地検の前で待ち構えていた。朋子は「15年間、あなたのせいで兄も親族も辛い毎日を送って来た。どう兄に詫びるつもりなの?」と、あやに食ってかかる。
この事件は警察の杜撰な捜査が招いた冤罪とされ、最新のDNA鑑定が決め手となって、おそらく無罪判決が出るものと報じられていた。15年前、あやは地検で最初にこの事件を担当したが、警察の捜査を覆すことはできず、最終的に当時の上層部が起訴へと舵を切ったのだった。
そして大方の予想どおり、差し戻し審で無罪判決が言い渡され、朋子は執拗にあやを待ち伏せ、「兄に会って頭を下げてくれ」と責め立てる。事務官の井森幸三郎(大杉漣)や京都地検刑事部部長の高原純之介(蟹江敬三)は、あやの身を心配するが…!?
一方、池内刑事(益岡徹)は早朝に起きた強盗致傷事件の取り調べに追われていた。
2人組の男が町工場の事務所に押し入り、制止する社長(林哲夫)を刺し、金庫から現金を強奪したのだ。逮捕した犯人・伊藤斗久也(浅田祐二)から、逃走した共犯者の名前を聞いた池内は、がく然。その男、八重樫純(梨本謙次郎)は、池内の高校時代の同級生だったのだ。そして奇しくも、八重樫の娘・みゆき(大西風香)はりんの中学校の生徒で…!?
その頃、成増警部補(寺島進)は、病院に検査結果を聞きに行った父・清一(福本清三)と連絡が取れず、不安になっていく…。
第1話 2012年7月5日 2時間スタート夢の競演SP「逮捕=99.9%の有罪率が生んだ悲劇…命を狙われた女検事の過去!おみやさんと主婦の勘が暴く真実!!」
第2話 2012年7月26日「老紳士の恋と偽りの涙…不正受給の謎!!」
第3話 2012年8月2日「京都西陣赤い帯の罠二度死んだ婚約者!!」
第4話 2012年8月9日「死体なき殺人の謎!!DNA不一致の罠…」
第5話 2012年8月16日「女系家族の罠!!孫を誘拐した33歳の祖母」
第6話 2012年8月23日「ぬか漬女と香水女!!サギ師に心奪われて」
第7話 2012年8月30日「娘から母への脅迫状移動した死体の謎!!」
京都地検の女 TOPへ
各話視聴率へ
2012年夏ドラマ(7-9月)TOPへ
2012年夏ドラマ視聴率一覧へ