谷崎玲(武井咲)は、鮎川宏基(要潤)が葉子(木村佳乃)の前夫だと知らずに家にあげてしまう。鮎川と対面した葉子は、激しく動揺しながらも、玲は渡さない、と言って守ろうとした。そんな母の姿を目の当たりにした玲は、たとえ一時的な措置だとしても、鮎川の戸籍には入らない、と言って、震えている葉子を抱きしめた。
鮎川が玲たちの家に現れたことを知った香緒里(浅田美代子)は、夏目周作(北大路欣也)に連絡する。玲の家へと駆けつけた際、鮎川と遭遇した周作は、彼につかみかかり、葉子に何をしたのか、と詰問した。すると鮎川は、ただ謝りに行っただけだと力なく答え、去っていく。
葉子のことを妹の麻央(小芝風花)に頼んで区役所の夜間受付に向かった玲は、樹山龍一郎(江口洋介)に、戸籍取得のために提出していた書類の返却を求めた。玲は、鮎川に怯える葉子を見て、谷崎の姓で戸籍を作るための裁判を行う決意をした、と樹山に伝える。
樹山の助けを得た玲は、弁護士に裁判のことを相談する。弁護士の青木(清水伸)は、玲が望む谷崎姓での戸籍取得には、まず玲が鮎川の子ではないという『親子関係不存在』が認められる必要があり、その上で発行される裁判所の謄本と確定証明書を出生届とともに区役所に提出すれば可能だと思われる、と話す。しかし、裁判を行うためには多額の費用も必要だった。
帰宅した玲は、裁判をするために法律事務所に行ったことを葉子に話す。しかし葉子は、裁判は止めよう、と玲に告げた。玲の気持ちだけで充分だから、手続きを進めて明るい未来に向かって歩んでほしい、というのだ。
あくる日、樹山に会った玲は、葉子の反対や弁護士費用の問題もあって、裁判の手続きが進んでいないことを伝えた。樹山は、自分の思いが母に伝わらない、とこぼす玲に、親はいつでも子どもの幸せを願うものだから、気持ちはちゃんと伝わっていると思う、と言って励ます。
そんな中、玲は、草野広太(中村蒼)にメールを送り、戸籍取得のために裁判をしているとオフ会で言っていた女性の話を聞きたい、と頼む。
第1話 2012年7月10日「無戸籍…存在しない少女と罪を背負った男、衝撃の夏が今始まる」
第2話 2012年7月17日「今夜衝撃の告白!母の壮絶な秘密が今私を襲う」
第3話 2012年7月24日「母娘哀しき断絶!そして新たな悲劇開幕」
第4話 2012年7月31日「直接対決!いま襲い掛かる同情という名の悪意」
第5話 2012年8月7日「最悪の悪夢がやって来た…あの男がついに」
第7話 2012年8月21日「私は誰の子?惨劇の一夜」
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