鶴丸あや(名取裕子)のもとに、住居侵入容疑で若い男・望月友也(斉藤慶太)が送致されてきた。池内刑事(益岡徹)がひったくり犯を追跡中、たまたま民家の庭先に潜んでいた友也を見つけたのだ。
友也は傷害と暴行で少年院を出たり入ったりしていた過去の持ち主。 「偶然近くを通りかかったところ腹痛をおぼえ、トイレを借りようと思って庭に入った」と警察で供述していたが、侵入したのは1年前まで同じ工場で働いていた先輩職人・谷垣泰治(笹野高史)の自宅だった。
谷垣は“へら”とよばれる棒で金属板を成形する技術を持つ頑固な“へら絞り職人”で、4年前、工場で働きはじめた友也は、谷垣が退職するまでの3年間、毎日うるさく態度や仕事について怒鳴られ続けていたという。あやは、嫌っていた谷垣の家でトイレを借りようとしたことに疑問を抱くが、友也は反抗的で取り調べもままならない。
友也の態度もさることながら、あやが気になったのは、谷垣とまったく連絡が取れないことだった。工場の社長・岡村(井上高志)によると、ひとり暮らしの谷垣はつきあいのある親戚もなく、旅行も嫌いだったという。さらに1カ月ほど前の夜、友也が谷垣の家の様子をうかがっていたことが判明。しかもその日以来、谷垣の姿が近所でも目撃されていないことがわかる。いったいどういうことなのか…!?
そんなとき、先日、山中で発見された白骨死体が谷垣である可能性が浮上する。成増警部補(寺島進)は友也が恨みを晴らすために谷垣を殺して山中に遺体を隠したと考えるが、あやは物証もないのに友也を犯人と決めつけるのはおかしい、なぜ殺害して1カ月後にまた谷垣の家に侵入しようとしたのかがわからないと反発する。そして、谷垣の家で、ランプの傘のような形をした奇妙な金属板を見つけるのだが…!?
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