木下圭介(豊川悦司)は、病気のことを愛娘の美雨(芦田愛菜)に打ち明けた。しかし、治らない病気だとはどうしても言うことができず、薬を飲んでいればすぐに治ると嘘をついてしまう。
小学校が夏休みに入った。圭介は、夏休み中も規則正しい生活を送るよう美雨に話した。その際、圭介は、病気のことは中村富美夫(蟹江敬三)や千恵子(丘みつ子)らに言わないよう口止めをする。夏休みの間は、美雨も工場で一緒に昼食を食べることになるからだった。
ラジオ体操に出かけた美雨は、友だちの新井小太郎(高木星来)から四葉のクローバーのキーホルダーを見せられる。四葉のクローバーは“魔法の葉っぱ”で、4つ集めて願い事を書いた紙にはさんでおけばどんな願い事も叶う、と聞かされ驚く美雨。小太郎は、願い事が叶うまでは誰にも教えてはいけない、と付け加えた。
家に戻った美雨は、図鑑で四葉のクローバーを調べ、そのページに「父ちゃんのびょうきが早くなおりますように」と書いた紙を挟んで、探しに出かける。
圭介は、富美夫には腹痛だと言って病院へと向かう。診察の後、圭介は、主治医の古賀豊(安田顕)に仕事のことを相談した。古賀は、初期段階である現在は仕事を続けることも十分可能としながらも、このまま続けていくためには職場の理解と協力が必要だと告げる。古賀は、仕事上の事故やトラブルを避けるためにも経営者には話した方がいい、と続けると、メモを置き忘れてしまうことも考慮して、暗証番号などの大切なことは誰かに伝えておいた方がいいと助言した。
一方、千恵子に頼まれて得意先にお中元を届けに行っていたアカネ(中谷美紀)は、炎天下の中で四葉のクローバー探しに夢中になっている美雨を見かける。美雨から事情を聞き、一緒に探し始めるアカネ。そのころ、中村産業に、アカネの夫である西脇拓哉からが電話が入っていた。拓哉から話を聞いた富美夫は、アカネに連絡して、いますぐ戻るよう命じた。
美雨は、アカネと別れたあとも、必死で四葉のクローバーを探し続けていた。が、風に飛ばされた帽子を追いかけようとした美雨は、急にめまいを起こし…。
第1話 2012年7月1日「最近、父ちゃんは忘れ物が多い…」
第2話 2012年7月8日「記憶を失うとき一番大切な人を傷つける」
第3話 2012年7月15日「…父ちゃん、アルツハイマーってなに?」
第5話 2012年7月29日「忘れたくない…父と娘の夏の思い出」
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