2012年07月03日

VISION 殺しが見える女 TOP

『VISION 殺しが見える女』(ビジョン ころしがみえるおんな)は、2012年7月5日から同年9月27日まで、読売テレビ制作・日本テレビ系列の木曜ミステリーシアター枠で、毎週木曜日23:58 - 24:38(JST)に放映された。全12話。


概要
殺人の映像が見える特殊能力を持ってしまったモデルが、休職中の刑事とともに難事件を解決していく姿を描く。毎回1つの事件の捜査を読みきり形式で追いつつ、ヒロイン・玲奈の謎に包まれた過去も暴かれる連続ドラマの要素を兼ね備えた本格派ミステリー・サイコサスペンスである。山田優は『崖っぷちのエリー〜この世でいちばん大事な「カネ」の話〜』(2010年7月期、朝日放送・テレビ朝日)以来、2年ぶりの連続ドラマ主演となる。

キャッチコピーは、「犯人が、この女の脳に現れる。」


あらすじ
五感でとらえたものを現実≪リアル≫とすることが誤解を生み、人は現実≪リアル≫をとらえられないままに生きている(オープニングタイトルより)

とあるバーで、謹慎中の刑事、浅野和馬はプラチナ詐欺グループに犯行写真を買い取る取引を持ちかけていた。同じ頃、別のテーブルで仕事の打ち合わせをしていたモデルの来栖玲奈とマネージャーの清末功輝の元へ、モデル仲間の朝倉マリアが仕事を横取りされたと乱入し、玲奈と言い争いを始めてしまう。そこへ詐欺グループの主犯・北川忠介が現れ、玲奈に「クリスティーナ」と声をかけるが、玲奈は北川と会ったことも、「クリスティーナ」と呼ばれる覚えもなかった。

その後、詐欺グループのメンバーが遺体で発見され、玲奈にだけ北川の姿が見えるようになるが、北川の額にはなぜか銃弾の痕があった。上司の崎阪芳夫から詐欺グループと同じ店に居合わせ、北川との接触があった玲奈の監視を依頼された和馬は、玲奈に起きた現象を当初信じていなかったが、玲奈を通して北川に指示された場所から詐欺グループの別のメンバーの遺体を発見したことにより、玲奈と行動を共にするようになる。


キャスト
来栖 玲奈 - 山田優(乳児期:得丸星那 得丸星吏)
1984年12月5日生まれ。血液型O型。クロノスモデルエージェンシー所属の売れないモデル。思ったことを口にしては周囲に敵を作ってしまう。北川との出会いを境に、前触れもなく、殺人の映像が見える特殊能力「VISION」が覚醒してしまう。当初は映像が見えるのみだったが、次第に能力が強くなるにつれて、犯人に触れたり、交信も可能となった。
父親は中学の時に癌で亡くなり、母親の玲子とは絶縁状態である。中学時代の同級生からは性格が悪く、男子を弄んでいたと評判は良くない。その後、高校時代に1年間メルボルンに留学したが、帰国した時には既に別の記憶に書き換えられていたため、同じ中学に在学していたマリアのことは覚えていなかった。また当時の写真は留学先の寮の火災で焼失しており、遊びで作成した合成写真しか残っていなかった。生まれてすぐ何らかの理由により、外科手術によって大脳の左脳後頭葉に帯電物質が埋め込まれている。

浅野 和馬 - 金子ノブアキ
城南警察署刑事課 巡査長。ある事件で問題を起こし、3カ月の停職処分を命じられる。

清末 功輝 - 勝村政信
玲奈のマネージャー。遅刻が多かったり、ずる賢いと思われているため、モデルからの信頼は低く、立原から殺人のターゲットにされてしまう。「クリスティーナ」から届いたゲーム「Secret of Christina」によってプレイヤーが洗脳され、殺人を犯すことを知るが、長岡の巻き添えで研究室から転落死する。

城南警察署 刑事課
崎阪 芳夫 - 矢柴俊博

警部補。和馬が解雇処分にならないよう取り払い、その見返りに捜査協力を命令する。基本的に玲奈の能力を信じていないが、和馬を通して彼女の能力に頼っている。

秋山 大介 - 吉家章人
警部補。警察関係者の父親から上層部への口利きがあったため、北川を射殺した処分は軽減される。玲奈の能力には懐疑的。

玉田 圭吾 - 安倍康律
新人刑事。崎阪には従順だが、岡田を取り逃がした際には動揺し、崎阪よりも先に和馬に連絡した(後に崎坂にも知られる)。

ユカ - 細谷レナ(第2・7話)
婦警。

玲奈のルームメイト
朝倉 マリア - コトウロレナ
玲奈と同じ事務所のモデル。玲奈と同じ中学の卒業生。玲子からの依頼で玲奈を監視し、近況を随時報告していた。

高見 雪乃 - 麻倉みな
地下アイドル。歌やダンスの練習に励んでいる。

心理学の研究者
田口 宗治郎 - 酒井敏也(第2・6話)
栄修大学名誉教授心理学博士。行動心理学の第一人者。長岡に殺される。

長岡 太一 - 野間口徹(第3・6話)
明光大学心理学研究所准教授。「Secret of Christina」というゲームの影響で洗脳され、人を殺すことへの葛藤や理性を失い、以前から恨みを抱いていた田口を「クリスティーナ」の名前を借りて殺害した。その後、ゲームによる影響を知った清末を巻き添えに研究室から飛び降りて自殺する。

田所 - 神尾佑(第9 - 10話)
脳外科医。玲奈の脳に帯電物質が埋め込まれていることを発見し、竹村と交信している玲奈の脳波を見て彼女の能力を信用する。

その他
来栖 玲子 - 朝加真由美(第4・9話 / 第6・8話〔回想〕)
玲奈の母親。喫茶店経営。玲奈に「VISION」の能力が覚醒して以降、玲奈同様に死者の映像が見えるようになる。突如店を引き払い、行方不明となる。マリアに玲奈の監視を依頼する。

新津 道雄 - 康喜弼(第5 - 6・9 - 11話)
雪乃のマネージャー。清末の死後、玲奈たちの事務所を引き継ぐ。甲斐谷の仲間で「Secret of Christina」を配信していた。

甲斐谷 正憲 - 升毅(第7 - 8・10 - 11話 / 第9話〔回想〕)
玲奈が由加里を殺害した容疑で逮捕されたときに彼女の前に現れ、クロノスモデルエージェンシーの顧問弁護士・川辺彰一の名を騙る。由加里を殺して岡田にその罪を着せ、和馬の車に細工をして事故を起こさせた真犯人。玲奈の能力を科学的にデータ収集し、警察の動きも把握している。
犯罪心理学者として帝洋大学心理学部教授を経て、警視庁科学捜査研究所で主任研究員を務めていた。しかし2010年12月に亡くなっている。

ゲスト
第1話
北川 忠介(プラチナ投資詐欺グループ主犯) - 鈴木浩介
伊東(北川の仲間) - 岩岡佑次
南田(北川の仲間) - 泊帝

第2話
立原 建夫(パラレル出版社員) - 中村倫也
吉村 益男(パラレル出版社員・立原の先輩) - 乙黒史誠
横内 庄一(パラレル出版社員・立原の先輩) - 松本雄大
三木 平助(自動車整備工・立原の高校時代の同級生) - 斉藤一平

第3話
水島 貞子(高級秘密クラブエスコートガール) - 佐藤寛子
本木 浩一(政治家・1人目の被害者) - 岡田正
明石 謙司(2人目の被害者) - 貝倉有馬
村上 晃(帝和交通タクシー運転手) - 宇野祥平

第4話
白井 義孝 / ミスターX(飯塚北警察署刑事) - 宮崎吐夢
佐藤 啓太(佐藤ファイナンス社長・株式ディーラー) - 辰巳蒼生
猿谷 満(麗部不動産専務・佐藤の手下) - 寺井文孝
黒川(飯塚北警察署刑事) - 柏村栄行
高橋 主水(週刊誌記者殺害事件実行犯) - 伊藤仁
佐藤の部下 - 東野佑美

第5話
田中 卓治(カメラマン) - 桐山漣
近藤 直哉(カメラマン) - 松尾敏伸
的場 宏昭(フリーター) - いそむら智彦
浅田(撮影スタッフ) - 北村智晃
桑野(盗撮犯) - 窪寺昭
撮影スタッフ - 小出ミカ
近藤のアシスタント - 黒岩司

第6話
田口が行った潜在催眠実験の被験者役の学生 - 上杉梨紗
田口が行った潜在催眠実験の面接官役の学生 - 坂城君
「NEWS AROUND」アナウンサー - 外島孝一
カメラマン - 川島雄作

第7 - 8話
藤堂 由加里(心理カウンセラー) - 村岡希美
岡田 一夫(「トコトンやらナイト!」AD) - 山口大地
吉岡 成美(料理教室生徒・玲奈の中学時代の同級生) - 大村彩子(第7話)
栗田 友江(宮下商事社員・玲奈の中学時代の同級生) - 桂亜沙美(第7話)
萌子(料理教室生徒・成美の友人) - 押切もえ(友情出演 / 第7話)
マキ(料理教室生徒・成美の友人) - 西山茉希(友情出演 / 第7話)
「トコトンやらナイト!」出演者 - 虹組キララ(本人役)、高円寺モテコ(本人役)
「トコトンやらナイト!」司会者 - 水野直
「トコトンやらナイト!」プロデューサー - 花ヶ前浩一
「NEWS AROUND」キャスター - 小磯一斉
川辺 彰一(クロノスモデルエージェンシー顧問弁護士) - 木澤俊介(写真のみ / 第8話)

第9話
竹村 幸夫(グローバルインフラ社長坂上勇一の秘書) - 丸山智己(第10話)
石井 千春(グローバルインフラ社員) - 上野なつひ
清水 愛子(クラブホステス・坂上の愛人) - 立花彩野
クラブホステス(坂上の愛人) - 光藤麻里子

第10話
馬淵 純一(会社員) - 細田よしひこ
中垣 武明(1人目の被害者) - 中村嘉夫
清掃作業員(2人目の被害者) - 井上雅稀
ブレインマシンインターフェイスの被験者 - 松井武士

第11話
浜倉 カヅキ(警察官を殺した殺人犯) - 森山栄治(最終話)
及川(北多摩運送店運転手) - 日野陽仁
真由美(北多摩運送店事務) - 南雲りえ
警察官 - 平野靖幸
香川(城南警察署長) - 佐藤祐四
新津が借りていたマンションの管理人 - 高橋修
刑事 - 小林和寿

最終話
赤井 光太郎(刑事・和馬の警察学校同期) - 五十嵐大輔

スタッフ
原案・脚本:飯田譲治
脚本協力:嶋田うれ葉
音楽:原田智英
演出:星野和成・植田尚・吉原通克(MMJ)
助監督:加藤伸一
選曲:近藤隆史
音響効果:寺岡基臣、壁谷貴弘、谷川義春、猪俣泰史、岩崎晋介
劇中歌作詞:奥山雄太
法律監修:本山信二郎(広尾マイスター法律事務所)
協力:法科学鑑定研究所
CGプロデュース:奥田圭一
タイトルCG:相川はじめ
スタントコーディネーター:大道寺俊典
車輌・カースタント:TA・KA
振付:北村智晃
チーフプロデューサー:堀口良則
プロデューサー:尼子大介(ytv)、遠田孝一・浅井千瑞(MMJ)
プロデューサー補:丹野可奈子、佐藤利佳、森村愛、古河雅彦
撮影協力:砂漠の薔薇
制作協力:MMJ
制作著作:読売テレビ


主題歌
CREAM「RUNAWAY」(rhythm zone)


各話あらすじ(2012.7.5 - 2012.9.27)全12話 平均視聴率 3.02%
第1話 2012年7月5日「覚醒した能力!突然現れた犯人に導かれ事件を解決」
 モデルの玲奈(山田)は突然、詐欺グループの一人・北川(鈴木浩介)に声を掛けられ、強引にキスを迫られる。北川から詐欺の証拠写真を買おうとしていた刑事・和馬(金子)が玲奈を助けようとすると、北川は和馬を殴って逃走する。翌日、自宅にいた玲奈の前に北川が現れる。北川の額には銃弾の痕があった。おびえた玲奈が北川に皿を投げ付けると、彼の姿は消えてしまう。玲奈は不思議な現象にぼうぜんとなるが、ルームメートのマリア(コトウロレナ)や雪乃(麻倉みな)には、北川の姿が見えていなかった。

第2話 2012年7月12日「上司、会社へのゆがんだ復讐劇!殺人ノルマは3人」
 会社員の吉村(乙黒史誠)が刺殺される事件が発生する。容疑者の立原(中村倫也)は吉村の後輩社員で、吉村から悪質ないじめを受けていた。殺害現場に「クリスティーナへ」という文字が書き残されていたことから、崎阪(矢柴俊博)は玲奈(山田優)が事件と関わりがあると考え、和馬(金子ノブアキ)に玲奈に会うよう命じる。そのころ、玲奈は自宅にある鏡の中に立原の姿を見る。玲奈は立原から「クリスティーナ」と呼び掛けられ、あと2人殺害することを告げられる。

※2012年7月19日は「サッカーなでしこジャパン強化試合 日本×フランス」関連番組放送のため、休止。

第3話 2012年7月26日「破滅してゆく女殺人者、多重人格に隠された謎を追え」
 玲奈(山田優)は、特殊能力・VISIONで貞子(佐藤寛子)の姿を見る。その直後、和馬(金子ノブアキ)は崎阪(矢柴俊博)から、政治家の本木(岡田正)が殺害されたという連絡を受ける。殺害現場には、玲奈の写真を使ったチラシと、鏡に「クリスティーナに愛の手を」というメッセージが残されていた。和馬が喫茶店で玲奈に貞子の資料を見せていると、新たな事件発生の知らせが入り、和馬は現場へ向かう。一人残された玲奈の前に貞子が現れ「クリスティーナはあなただ。あなたを救いたい」と言って去っていく。

第4話 2012年8月2日「裏切り者は殺す!報復殺人、謎の覆面男は3人殺す!」
 株の不正取引を暴こうとした記者を殺した容疑者・佐藤(辰巳蒼生)が殺害される。そんな中、玲奈(山田優)の特殊能力VISIONにサングラス、マスクで顔を隠した男が現れる。男はミスターXと名乗り、佐藤以外にあと2人を葬ると玲奈に伝える。そして、ミスターXは佐藤の手下・猿谷(寺井文孝)を刺殺。そのころ、和馬(金子ノブアキ)は、玲奈と絶縁状態の母・玲子(朝加真由美)を訪ねていた。玲奈の履歴を調べた和馬は、彼女が高校に4年通っていることに気付く。和馬は玲子に、空白の1年について尋ねるが、玲子ははぐらかして和馬を追い出す。その後、和馬は玲奈を訪ね、清末(勝村政信)が先に玲子と会っていたことを知る。そんな折、玲奈のVISIONに猿谷が現れる。

第5話 2012年8月9日「消えたカメラマン、死を呼ぶアイドル謎のライブ潜入」
 アイドルの追っ掛けだった男性が殺害される。現場から1キロの場所に携帯電話が落ちていて、待ち受け画像は玲奈(山田優)だった。その電話には持ち主が特定できるデータが入っておらず、落ちていた場所には血痕と車の塗料、急ブレーキのタイヤ跡があり、崎阪(矢柴俊博)は男性を殺害した犯人が車で逃走中に誰かをはねたと推測。和馬(金子ノブアキ)は崎阪に命じられ、清末(勝村政信)と仕事先の玲奈に会いに行く。玲奈の仕事相手は、一流カメラマンだという。一方、玲奈はカメラバッグなどを持った田中(桐山漣)に写真を撮りたいと声を掛けられる。そんな折、和馬に崎阪から犯人が分かったと連絡が入り、犯人の画像が送られてくる。それは玲奈に近づいた自称カメラマンの田中だった。

第6話 2012年8月16日「潜在催眠!心理学者の殺人講義、美女が悪魔になる日」
 心理学の権威で教授の田口(酒井敏也)が殺害される。和馬(金子ノブアキ)は玲奈(山田優)に田口が殺害されたことを伝え、犯人が玲奈に会いに来るのではと推測。そして玲奈に高校1年生の時に留学したことについて尋ねる。玲奈は父が他界した後、母・玲子(朝加真由美)が交際していた男性から留学を勧められたことを明かす。そのころ、准教授の長岡(野間口徹)は清末(勝村政信)の会社を訪ね、クリスティーナからメールで届いたゲームの進行状況を確認。長岡は、このゲームに事件を解く鍵があると考えていた。長岡が帰った後もゲームをする清末。すると突然、画面から強い光が放たれ、クリスティーナの姿が一瞬見える。一方、玲奈の特殊能力VISIONにもクリスティーナが現れ、その次に、誰かを殺害しようとする清末の姿が現れる。

第7話 2012年8月23日「悪女のキスカメラが見た密室殺人催眠療法が暴く魔性」
 玲奈(山田優)は由加里(村岡希美)のカウンセリングを受けることになり、秋山(吉家章人)と共に由加里のオフィスを訪れる。別室で待つ秋山は、玲奈のカウンセリングが予定時間を過ぎていることに気付き、カウンセリングルームへ向かう。そこで絞殺された由加里を発見し、玲奈を殺人の現行犯で逮捕する。一方、和馬(金子ノブアキ)は玲奈の中学校時代の同級生から話を聞くが、彼女の評判は悪く、居合わせた萌子(押切もえ)やマキ(西山茉希)も酷評する。玲奈は、特殊能力VISIONでインテリ風の男(升毅)の姿を見る。男は、玲奈を救うために由加里を殺害したと打ち明ける。

第8話 2012年8月30日「変えられた過去!密室の甘い誘惑心理学者殺害の真相」
 和馬(金子ノブアキ)は、姿を消した岡田(山口大地)の自宅へ向かう途中、何者かに車を細工されて事故を起こしてしまう。車のボンネットの近くには「クリスティーナ」と書かれていた。翌日、絞殺された由加里(村岡希美)の首筋に付着した唾液のDNAと岡田のDNAが一致し、崎阪(矢柴俊博)たちは岡田が犯人と考える。由加里殺害の疑いが晴れた玲奈(山田優)は釈放され、弁護士・川辺(升毅)が迎えに来るが、玲奈は川辺から逃げ出し、和馬たちがいる署内の会議室へ駆け込む。玲奈は特殊能力VISIONに現れた川辺が由加里を殺害し、和馬も殺害しようとした犯人だと訴えるが、崎阪たちは信じようとしない。

第9話 2012年9月6日「3人の愛人殺害!警察との頭脳戦エリート秘書の転落」  ※「キリンチャレンジカップ 2012 日本×UAE」放送のため、時間変更(24:28〜25:08)
 玲奈(山田優)の特殊能力VISIONに女性の首をネクタイで絞める男が現れる。VISIONに現れたのは秘書・竹村(丸山智己)で、次の選挙に立候補する社長と関係を持ったホステスを殺害していた。そんな折、医師・田所(神尾佑)が、入院している玲奈を検査すると、彼女は頭部の手術をしていることが分かる。彼女の脳には電流を通すような帯電物質が埋め込まれていた。玲奈の母・玲子(朝加真由美)が病院に現れると、玲奈は取り乱す。玲奈の空白の1年後、別人のようになって戻ってきた玲奈は、玲子を嫌うようになったという。この後、次の殺人事件が起こり、玲奈のVISIONに現れた竹村は、もう一人殺害すると予告する。

第10話 2012年9月13日「殺しの教典正義をかざす犯罪者!死招くゲームの秘密」
 和馬(金子ノブアキ)と崎阪(矢柴俊博)は医師・田所(神尾佑)から、玲奈(山田優)の頭の中にあった物質は、ある波動を読み取る送受信のチップかもしれないとの見解を聞く。田所は、あくまでも仮説だが、殺人のような行為をさせて脳を興奮状態にすれば、送信する側にチップを埋め込まなくても脳が発する波動を大きくできる可能性があると説明する。そんな折、玲奈の特殊能力VISIONに男を刺殺して逃げる馬淵(細田よしひこ)が現れる。玲奈は以前よりも犯人と通信できる力が強くなっていた。その後、警察は誰が犯人かつかめないまま、2人目の被害者が出てしまう。そんな中、玲奈はVISIONから馬淵の居場所を特定し、連絡を受けた和馬が馬淵を見つけて逮捕する。そして、和馬は崎阪から、偽弁護士・川辺(升毅)が誰か分かったと教えられる。

第11話 2012年9月20日「極秘捜査!誘拐のタイムリミット動き始めた大量殺人」
※「ダウンタウンDXDX秋の超拡大スペシャル」の延長により、 24:18〜24:58に放送。
 和馬(金子ノブアキ)たちは「クリスティーナ」のゲームを配信していた隠れ家を調べ、新津(康喜弼)が偽弁護士として現れた甲斐谷(升毅)の仲間だと気付く。玲奈(山田優)は和馬のメールで、この事実を知り、一緒にいた新津から逃げ出すが、トラックにひかれそうになって気を失う。翌日、運送店で目覚めた玲奈は、前日のショックで記憶を失っていた。警察は玲奈の行方を捜索。一方、新津の行方を追う和馬は、雪乃(麻倉みな)の情報から潜伏先にたどり着き、絶命した新津を発見する。

最終話 2012年9月27日「連鎖する悪意!2千人の殺人者死を導く女神の正体」 ※「秘密のケンミンSHOW 秋の大豊作カミングアウト! 」(21:00〜23:08)放送のため、開始時間変更(24:18〜24:58)。
 甲斐谷(升毅)に誘拐された玲奈(山田優)は、和馬(金子ノブアキ)たちの必死の捜査にもかかわらず、まだ発見されない。公開捜査になってゲームのプレーヤーたちが玲奈の写真を見れば、至る所で「クリスティーナ」にささげる殺人が起きる危険が高い。公開捜査までに玲奈を捜したい和馬は、殺人者になるリスクを冒してでもクリスティーナのゲームをして玲奈と通信すれば居場所が特定できると考え、ゲームを始めてしまう。一方、秋山(吉家章人)たちは浜倉(森山栄治)の潜伏先に踏み込むが、浜倉は刑事を殺害して逃走する。その連絡を崎阪(矢柴俊博)から受けた和馬は、警察学校で一緒に過ごした刑事を殺害した浜倉に殺意を抱く。

各話視聴率


番組公式サイト
(VISION-殺しが見える女- - Wikipedia)

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