EXILEのAKIRAが主演を務めることになった。AKIRAは本作が連続ドラマ初主演となり、EXILEのメンバーによる地上波の連続ドラマ主演は初である。また、原作者である藤沢の妻である藤沢あやのも出演している。
撮影は横浜商科大学みどりキャンパスで行われ、中高一貫校が舞台となっている(1998年ドラマ版では私立高校が舞台だった)。
番外編である『SHONAN 14DAYS』に登場した一部の人物が教師や生徒として登場し、ストーリーも一部引用している。
1998年版との最大の違いは、弾間龍二と冴島俊行の両名が登場し、冴島が1年後輩という設定になっている点にある。また、鬼塚はドラマスペシャルと劇場版でのみバイクを使用していたが、本作では原作同様に冒頭からバイクを使用している。また、喫煙シーンも大幅に見直され、鬼塚役のAKIRAが非喫煙者であり、生徒役数の大半が未成年者である事により、学校内は全面禁煙化されている。
2012年10月2日に「秋も鬼暴れスペシャル」、2013年1月2日に「正月スペシャル! 冬休みも熱血授業だ」(「正月スペシャル! 冬休みも熱血授業だ」の放送に先がけ、内山田を主人公にしたスピンオフドラマがYouTubeの関西テレビ公式チャンネルで公開)、2013年4月2日に「完結編〜さらば鬼塚! 卒業スペシャル〜」が放送された。
2014年7月8日からは、鬼塚の母校・湘南を舞台にした第2シリーズが放送された。ドラマオリジナル脚本となりヒロイン・生徒役を一新する。新しいヒロインには比嘉愛未が、生徒役には松岡茉優、松浦雅、小芝風花、菊池風磨、三吉彩花などが出演す。監督は飯塚健。全11話。
あらすじ
植木職人のアルバイト・鬼塚英吉(AKIRA)は、駅前のバス停で不良にからまれていた明修学苑高校の教師・冬月あずさ(瀧本美織)と、生徒の相沢雅(川口春奈)を助ける。鬼塚が校庭の樹木の手入れのため明修学苑を訪れ、売店のおばさん・桜井(黒木瞳)と話していると、学校を退学させられた3人の元生徒が教頭の内山田(田山涼成)を出せと乱入してくる。身に覚えのないことで退学させられたという3人に詰め寄られた内山田は萎縮するが、鬼塚に協力を仰ぐと態度を一転、3人をクズ呼ばわりする。それを聞いた鬼塚は、内山田の言動に怒りを覚え…。
登場人物・キャスト
主要人物
鬼塚 英吉 (25) - AKIRA(EXILE)
2年4組担任。担当教科は社会科。かつては史上最強の暴走族、龍二とのコンビ「鬼爆」として世間の不良から恐れられていた。通称「鬼の英吉」。友人を「ダチ」と呼んでいる。
植木屋のアルバイト中、退学に納得がいかず学校に乗り込んだ元生徒を執拗に罵倒した内山田にジャーマン・スープレックスを掛け、その後昇や杏子の抱える問題(杏子の家族と杏子と昇の幼馴染の関係を復活させた)を解決したのを見た理事長の桜井から明修学苑を力で変えて欲しいとスカウトされ、2年4組の生徒の問題を型破りな方法で解決していく。
自身の過去をPTAに知られ解雇の危機に晒された際は、桜井がPTAを説得したことにより解雇を免れたものの、勅使川原と橋本による内部告発により過去を公にされてしまい、理事会から退職の強い要請があり、桜井の留任を条件に自ら辞職した。辞職後は大門から2年4組の生徒に接触すると全員退学処分にすると釘を刺され悶々とした日々を送っていたが、弾間の喝により本来の自分を取り戻し、生徒のために学校外でも行動を起こしたため、近くで監視したほうがいいという大門の考えから、明修学苑に復職する。その矢先、重度の脳動脈瘤を患っていることが判明する。渋谷に重傷を負わされ、一時昏睡状態に陥るも、渋谷による学苑の爆破を止め、病気静養のために入院する。
冬月 あずさ (23) - 瀧本美織
2年4組副担任。担当教科は国語。新潟県出身。新人教師で教育に指標もなく、2年4組の担任が過労で倒れ、内山田に生徒の問題を解決するよう命令されたが「皆、いい生徒で改善する事柄がない」と報告し、真実に気付いていなかった。生真面目な性格で冴島から好意を寄せられていることにすら気づかないほど恋愛関係に疎く、冬美の異性に対する悩みを軽く聞き流したことがきっかけで恵たちから副担任外しのいじめを受けてしまうが、鬼塚の言葉もあり、生徒と対等に向き合うことで解決し、冬美とも和解した。当初は鬼塚の姿勢に疑問を持っていたが、徐々に惹かれるようになり、内山田達の「事なかれ主義」に対しても気後れすることなく意見している。昔好きだった先輩に、胸が洗濯板みたいだと言われたことが原因で、微乳がコンプレックスとなっている。
弾間 龍二 (25) - 城田優
鬼塚の友人でルームメイト。通称「爆弾龍二」。海外に留学中の恋人・渚(中野唯花〔写真のみ〕)の名前をモチーフにした「CAFE&DINER NAGISA」を経営し、鬼塚側についた生徒たちのたまり場となっている。普段は冷静で温厚だが怒ると手が付けられない。主に生徒の情報収集に協力し鬼塚をサポートする。
冴島 俊行 (24) - 山本裕典
鬼塚の後輩でルームメイト。通称「鎌倉の狂犬」。鬼塚を「えいきっさん」と呼ぶ。地域課の巡査で警ら中に女の子を職務質問と称してナンパしたり、簡単に拳銃を使用するなど仕事に軽薄な不良警官である。冬月に一目ぼれする。警官の立場を利用して主に個人情報がらみの仕事で鬼塚をサポートする。
桜井 良子 (49) - 黒木瞳
校長兼理事長。鬼塚の教師としての資質を見抜き、2年4組の担任としてスカウトする。生徒間の殺伐とした雰囲気を察し、この空気を変えなければ近い将来、学苑は崩壊すると危惧している。
学校内の状況を把握するため、校内売店の「おばちゃん」として働いている。過去に起こった出来事が原因で、菊地から恨まれている。
鬼塚の言葉から、1年前に発生した事件の公表を決意するが、内部告発で鬼塚の過去が公になったことで志願者数が大幅に減少したため、理事会からは更迭を示唆されたが、桜井の留任を条件に鬼塚が辞職したことによって、一連の騒動は収まる。しかし、理事会から自らに代わる校長として、大門が送り込まれる。
明修学苑 教職員
勅使川原 優 (28) - 矢野聖人
数学担当。東京大学卒業。嫌味な性格をしており、万事に几帳面である。冬月のストーカーであり、冬月の隣の部屋を借りて冬月を隠し撮りした写真を部屋中に貼り、彼女の部屋に隠しカメラを仕掛けている。冬月いじめを主導した恵を作業用ゴンドラで作業させて制裁を加えるが、その事で恵を命の危機に陥れてしまい、その危機を救った鬼塚に面目を潰されたことから鬼塚を逆恨みし、橋本と共謀してマスコミに鬼塚の過去を公表した。自分や同僚たちを屑呼ばわりした大門に「反面教師にしたいほど歪んでいる」と発言していた。
白鳥 あやめ (28) - 藤沢あやの / 片山 早紀 (27) - 長澤奈央 / 澤田 法子 (23) - 小林優美
明修学園の女性教師陣。3人とも教師は完全に腰掛けであり、授業や生徒のことよりも合コンでいい男探しに余念がない。一方で、鬼塚の辞職に喜ぶ同僚や先輩を見て渋い表情をしていた。
袋田 はじめ (37) - スギちゃん
体育教師。ややセクハラまがいの暑苦しい言動と押し付けがましい指導法から生徒(特に女子)から嫌われている。最終話は登場しない。
橋本 哲夫 (44) - 高知東生
音楽教師。職員室ではパソコンで株取引をしている。生徒と抱き合っている写真をネタに雅に脅されて担任外しの計画に利用され、藤吉に林間学校費用の集金を依頼した。後に勅使河原と共謀してマスコミに鬼塚の過去を公表し、一度は辞職に追い込んだ。 大門が更迭され、後任で内山田が校長就任に決まるが、教師達の中で唯一難色を示していた。
森高 尚子 (29) - 滝沢沙織
養護教諭。容姿端麗で、鬼塚や大門の教師と生徒を徹底的に監視する教育方針に対しても冷静に、中立的に観察している。麗美を助ける芝居の際には合コンで知り合った医師の人脈を使い、協力した。
山王丸 浩子 (45) - ふせえり
学年主任。担当教科は英語。ヒステリックな言動で生徒や同僚の教師にも嫌われていて人望がない。冬月には教師の自覚が足りないと叱咤する一方、内山田に媚びる腰巾着である。
内山田 ひろし (55) - 田山涼成
教頭。栃木出身。東京教育大学卒業。自らの保身と世間体を第一に考える、典型的な事なかれ教師。校内での問題には、もみ消しと表面的な解決に力を注ぎ、面倒な問題には取り合おうとしない。校長の椅子を狙い、桜井に対して常に媚を売るが受け流されている。
家庭では妻や娘から疎まれており、家族の再建を目指して新車を購入したが、鬼塚に恵を救出する際、壊された。鬼塚の復職決定まで2年4組の臨時担任になる。鬼塚を信頼する桜井に不信感を募らせ、学園の理事会に新校長の赴任を要請した。当初は大門に従順であったが、生徒や教師を屑呼ばわりした大門の冷酷さに怒りを覚え、教師としての情熱を取り戻す。大門の辞職後、桜井から新校長に任命される。
大門 美鈴 - 西田尚美(第9 - 最終話)
菊地の母親。渋谷の継母。明修学苑理事会で任命された新校長。桜井の元教え子。雑誌において「学校の敏腕再建者」と特集を組まれるほどの実力の持ち主だが、実際は傲慢かつ自己中心的な性格で、自分の計画に従わない者は教師・生徒を問わず屑呼ばわりし、連れ子の渋谷が学苑の文化祭及び鬼塚を襲撃して問題を起こした際は自分の責任ではないとして簡単に見捨てようとするなど目的のためなら手段を厭わず、事なかれ主義的な人間でもある。明修学苑の教師・生徒の行動を徹底的に監視カメラで監視し、教師の給与を生徒への指導に応じて増減するといった点数制度を実施し、自らが用意したタブレットで教師・生徒の状況を管理し、かつて桜井が推進していた成果主義を推進したが、余りにも度を越した傍若無人な方針から内山田を初めとする教師達・2年4組の生徒たちから反感を買い、軽蔑されるようになる。
明修学苑 2年4組
相沢 雅 - 川口春奈(幼少期:旦海カノン)
学級委員。一見物分かりのよい優等生だが、2年4組の担任いじめの主犯格。
自分たちの担任に相応しくない鬼塚を学苑から追放させようとあらゆる手段を企て、そのためにはクラスメイトを巻き添えにするなど手段は厭わない。しかし失敗を重ねた後、鬼塚側についた麗美に逆上し、彼女が一番知られたくない秘密を書いたビラをばらまくが、麗美に仕返しとして自身の盗撮映像を公開するサイトを作成され、追い詰められる。
以前の担任からの裏切り行為によって、親友のななこが自殺したことで担任いじめをするようになるが、実はななこの本当の自殺の理由を知っており、ななこの遺書を書き換えてその事実を隠していた。ななこへの贖罪の念から自殺しようとしたが、鬼塚や麗美を始めとするクラスメイトに引き留められ、ようやく思い悩んでいた気持ちから解放され、改心した。
菊地 善人 - 高田翔(ジャニーズJr.)
2年4組きっての問題児。全国模試首席の秀才。大門の息子。クラス内で起きる様々な揉め事を面白半分に傍観している。鬼塚を信用していないが美姫が拉致された際は、ゲーム感覚で携帯のGPSをクラッキングして居場所を教えた。また麗美によって、雅の盗撮サイトが公開されそうになった際も、村井に協力した。
常人が考えつかないような行動を取る麗美に興味があり、頭脳明晰同士行動を共にしている。桜井が導入していた成果主義教育によって両親が離婚し、大門(実母)に捨てられた過去から理事長である桜井を逆恨みしている。成果主義教育を推進している母親に協力することで、桜井への復讐を実行しようとしていた。鬼塚が過去の件を追及することを期待する素振りを見せていたが、鬼塚の辞職・大門の校長就任以降は、鬼塚や2年4組のクラスメイトと敵対することになる。その一方で渋谷の度を越したやり方に疑問を抱くようになり、鬼塚の言葉によって大門や渋谷、自らの過ちを認めた上で一からやり直そうとインターネットを利用して大門が導入した明修学苑の教育方針の問題点を公表した。
村井 國男 - 森本慎太郎(ジャニーズJr. / 幼少期:田口翔大)
クラスの中心的存在。短気で直情的だが、義理がたく男気に溢れた性格。勉強は苦手。幼馴染の遥に恋心を抱いている。鬼塚のSM合成写真を作成し、校内に掲示したが、鬼塚からは逆に作成方法を教えてほしいと懇願された。遥の事件が解決した後はクラスの中心にいながら、鬼塚に協力するようになる。
葛城 美姫 - 西内まりや
元々クラスで孤立しがちだったことと、最愛の母親の死により、1年以上前から不登校に陥っていた。この為、2年4組の生徒で唯一1年前の事件を知らなかった。
警察署長の父親に緊急通報が出来るGPS付きの携帯電話を渡され、父親への反発心からその携帯を悪用していた。3人組の男達に廃屋に連れて行かれアダルトビデオを撮られる寸前に鬼塚に間一髪で助けられた。その後鬼塚の奮闘により父親と和解した後、不登校から復帰し「ダチ」として鬼塚に協力するようになる。クラス復帰後は杏子・朋子と親しくなる。
神崎 麗美 - 本田翼(乳児期:中島夢乃 / 幼少期:堀井咲希)
IQ200の才媛で、文部科学省の特別待遇児。教師から特別扱いされている為、クラスの一部からは反感を買っている。マイペースでフランクな性格。菊地同様、クラスメイトとは深く関わろうとしない。雅とは対立しており、彼女を挑発するような言葉を投げかけては苛立たせている。精子バンクから買った優秀な人物の精子で人工受精して産まれたという境遇を持ち、母親など周りの大人から自分の頭脳しか必要とされていないことに傷ついて「生きること」への執着心を失っており、様々な事を「暇つぶし」としてみていた。鬼塚が全国模試で1位を取らなければ解雇されると知り、「暇つぶし」で家庭教師を申し出たが、本気で頼ってくる鬼塚に心を揺さぶられる。
母親から愛されたいと願い、自身が作成したコンピュータウイルスで母親のミスを誘発させたことで株取引の損害を被った暴力団に拉致され、救出に来た鬼塚の「誰からも必要とされていない人間なんていない」の言葉で救われ、鬼塚の「ダチ」になる。その後、出生の秘密を学校中に公表した雅に、作成したサイトで彼女の部屋を盗撮した映像を公開するという制裁を加え、失踪した一件で、鬼塚の行動により母親との溝を埋めていく。尚、ネット上で実際に公開されたのは、2年4組の仲が良かった頃の写真で、雅に本当の笑顔を取り戻してほしいという願いを込めたものだった。
野村 朋子 - 宮崎香蓮(幼少期:丹羽絵理香)
勉強も運動も苦手な劣等生。通称「トロ子」。おどおどした態度と、失敗の多さからクラスメイトから嘲笑の対象になることもしばしばあるが、何事も前向きに頑張る心優しい少女。雅の幼馴染で彼女と一緒に習っていた合唱が切っ掛けで歌を好きになる。実家は、父親(野添義弘)が営む中華料理店 。心底では「また元のような仲のよいクラスに戻れること」を願っている。雅、麗美とは幼馴染で、また、鬼塚と知り合ってからは杏子・美姫との仲が以前よりも親密になる。
堂島 誠也 - 白濱亜嵐(GENERATIONS / 幼少期:小野伶広)
村井の幼馴染。母親の育児放棄で児童養護施設「ホワイトスワン」で暮らしている。義父の一之瀬に入れ墨を彫られるなど、過酷な虐待を受けておりその恨みから義父の命を狙っていた。
鬼塚の奮闘で葛藤を乗り越えてからは、友達の村井とは以前にも増して信頼関係が深くなる。
吉川 昇 - 中川大志
杏子の幼馴染。控えめで優しい性格。しかし、中学生時代に不良に絡まれている杏子を見捨ててしまったことで彼女とその友達からいじめを受けるようになる。
そんな弱い自分から逃げていたが鬼塚と出会ったことで、一歩踏み出す勇気を教えてもらう。古い工場に杏子がヤクザに拉致されてから、杏子を守ろうとヤクザに身を挺して捨て身で立ち向かい、彼らから袋叩きにされながらも杏子を守る男らしさを見せた。そして間一髪で鬼塚に助けられ、彼の傷だらけの勇ましい顔を見た鬼塚は「いい顔(ツラ)になったぜ」と誉めた。そして鬼塚の「ダチ」第一号となり、杏子と仲直りした後も鬼塚に協力する。
藤吉 晃二 - 山田裕貴(D2)
村井の友達。優しく明るい性格で、仕事で忙しい両親に代わり幼い弟たちの面倒を見ており、料理が得意。貧乏暮らしで兄弟も多く、父親が勤めていた会社の倒産により進学を諦めていたが、諦めない限り事態は変わっていくことを鬼塚の行動力で教えられ、奨学金を利用して、調理師専門学校に進学することを決意する。林間学校費用の集金係を任されたが、雅達の担任外しの計画に利用されてしまう。結局、その金をキャバクラでの豪遊に使ってしまった鬼塚が費用を用意出来なかった為、2年4組のみ校内で林間学校を行った。
草野 忠明 - 鈴木伸之(劇団EXILE)
村井の友達。ボクサーだった父親(岡崎瑶治)に男手ひとつで育てられ、父親が成し遂げられなかった夢を実現させるため、アルバイトしながらプロボクサーを目指している。麻由子との交際を彼女の母親に反対され、鬼塚との接触を知った大門により無期限停学となるが、麻由子の母親を説得した鬼塚が外国人マフィア摘発の取材で集まっていたマスコミを通して停学撤回を訴えたことにより、停学は取り消しになる。
石田 拓海 - 佐野岳
村井の友達。クラスのムードメーカー。背が低いことをコンプレックスに思っており、背の高い冬美に不用意な一言を発してしまう。朋子がアイドルオーディションを受ける際にはダンスを熱心に教えている。
桑江 遥 - 高月彩良(bump.y / 幼少期:甲斐恵美利)
家は貧しく、団地暮らしで村井家の隣人。裕福な家庭の子女が多い同級生にコンプレックスを抱きデートクラブのアルバイト代で同級生や彼氏におごっていた。事件後はクラスの中心にいる一方、鬼塚には肯定的な立場を取る。
鯨川 冬美 - 高良光莉
控えめで大人しい性格。進路面談で、「安定したいため、大学に行って公務員になりたい」と話す。
長身で、自分より背の低い石田に好意を寄せている。背が高いことにコンプレックスを持っており、その悩みを冬月に相談するが、全く相手にしてもらえなかったことから、恵たちによる冬月いじめに利用されてしまう。その後、冬月の本心を聞いたことでお互いのわだかまりが取れ、関係は修復された。
上原 杏子 - 新川優愛
昇の幼馴染。弁護士の父親(樋渡真司)と教育評論家の母親(滝沢涼子)は共働きで忙しく、家庭の悩みを抱える寂しさから、中学生時代に不良に絡まれているのを助けてくれなかった昇をいじめることで心の悩みを解消しようとしていた。昇の「ダチ」になった鬼塚からお仕置きを受けたことで彼に出会う。ヤクザの男達に工場に連れて行かれ、覚せい剤を打たれそうになり、それを阻止しようとする昇と共に鬼塚に助けられ、その後「家の“冷たい壁”を壊したい」という自身の想いを聞いた鬼塚に家庭の問題から救われた。これ以降、昇と仲直りし、鬼塚の「ダチ」となり彼に協力するようになる。また行動を共にしていた麻由子・奈緒美とは距離を置き、美姫・朋子と行動を共にしている。
浅野 麻由子 - 石井杏奈(bunny)
雅の友達。草野の彼女。当初は杏子に便乗し、吉川をいじめた。普段は彼女を持ち上げ、親友面していたが窮地に陥った杏子を保身の為に見捨てるなど、友人関係は表面的なものであった。それが原因で愛想を尽いた杏子からは距離を置かれ、以後は雅と行動することが多くなり、彼女の悪事にも手を貸している。奈緒美と一緒にアイドルオーディションに参加し、朋子への妨害を行った。
麻由子の家に送られたFAXから交際している草野が進学や就職をせずにプロボクサーを目指していることを知った母親(松永玲子)によって強引に草野と別れさせられる。娘の幸せのためだと世間体を気にする母親に嫌気が差し、死のうとするが鬼塚に制止され、「母親に交際を認めてもらえるよう、草野とともにもっと努力しろ」と諭された。母親も同時に、人間の価値は成績の良さやいい大学に入る事だけで決まらないと鬼塚に一喝された。
泉 奈緒美 - 佐山彩香
雅の友達。麻由子同様に杏子に便乗し、吉川をいじめ、彼女も簡単に杏子を見捨てた。麻由子と一緒にアイドルオーディションに参加し、朋子への妨害を行った。
白井 知佳子 - 坂口莉果子
裏表のある性格。遥の行動が許せず見捨てた。
浅倉 恵 - 三宅ひとみ(アイドリング!!!)
雅の友達。遥のグループにいたが、ブランド品をデートクラブで稼いだ金で買ったことを知り、その行動が許せず見捨てた。進路面談で「やりたいことはないけど、みんながそうしているからとりあえず進学する」と話す。
冬美を傷つけた冬月に復讐すべく、副担任外しのいじめを行う主犯格となった。冬月を執拗にいじめたことで、逆上した勅使河原に校則違反の罰による窓拭き掃除と称して作業用のゴンドラに乗せられ、ワイヤーを1本切られるお仕置きを受けた。しかし予想を超えた負荷がワイヤーに掛かり、ゴンドラがバランスを崩し転落するが、鬼塚の咄嗟の機転と杏子・美姫の協力もあり、命を救われた。
中西 優美 - 疋田英美
雅の友達。恵・知佳子同様に遥を見捨てた。雅が計画する教師いじめに加担する。
常盤 愛 - 坂東希(FLOWER)
進路面談で「まだ進路は決めていない」と話す。
森下 鈴香 - 安田聖愛
進路面談で「親が大学に行けと口うるさいから進学する」と話す。
太田 秀美 - 夏緒
雅の友達。優美同様に教師や生徒への嫌がらせやいじめに協力する。
中島 エリカ - 三橋奈波
大塚 真由美 - 藤井千帆
岩田 由紀子 - 桐嶋美結
森 勇気 - 内海啓貴
水原 僚一 - 塩野瑛久
里見 圭一 - 町田宏器
黒川 博幸 - 佐藤王宝
植田 馬之助 - 小森翔太
三島 軍人 - 下山葵
鈴木 大輔 - 矢山博夢
菅原 保 - 永山輝
水樹 ななこ - 谷内里早(第8 - 10話)
雅の親友。1年前に、雅たちの目の前で校舎の屋上から飛び降り自殺する。この出来事が2年4組の生徒達の心に影を落とすことになる。自殺の理由は、表向きは当時の担任教師・藤森によって、文化祭の準備費用を盗んだという冤罪を着せられたことが原因だと思われていたが、実際は信用していたクラスメイトに信じてもらえず失望したためであった。日記を自殺する日まで書き溜めており、クラスメイトへの思いを綴っていた。ななこの家に赴いた鬼塚と麗美がその真実を知り、そしてクラスメイトもその事に気付くこととなる。
渋谷 翔 - 野村周平(幼少期:山田日向 / 第10 - 最終話)
菊池の父との離婚後、大門が再婚した男性の連れ子。生徒達の動きを監視するため、大門に2年4組の風紀委員として送り込まれた。大門を偏愛・盲信している。大人しそうな地味な風貌ながらも大門の計画を壊そうとしたものはどのような手段を使ってでも制裁する事も厭わない。しかし文化祭において仲間を呼び出して鬼塚を昏睡状態に陥らせる重傷を負わせた際、大門から元々出来のよくない屑だと見下された事で暴走し、手榴弾で学苑を爆破しようとして自殺を図るも、鬼塚の登場によって未遂に終わる。
スタッフ
原作・構成協力:藤沢とおる「GTO」「GTO SYONAN 14DAYS」(講談社刊)
企画協力:栗田宏俊(講談社)
脚本:深沢正樹
音楽:羽岡佳
演出:今井和久
演出補:藤田智弘
助監督:西岡健太郎
音響効果:竹嶋あゆみ
オープニングタイトル:熊本直樹、大木秀晃(博報堂ケトル)
CG:奥田圭一
スタントコーディネーター:江澤大樹(ゴクウ)
カースタント:野呂真治
プロデューサー:河西秀幸(関西テレビ)、山本喜彦(MMJ)
アソシエイトプロデューサー:笠置高弘
制作:関西テレビ、MMJ
主題歌
EXILE TRIBE(EXILE・三代目J Soul Brothers)「24karats TRIBE OF GOLD」(rhythm zone)
各話あらすじ
第1話 2012年7月3日「最強の教師誕生!生徒はダチだ」(22:00〜23:09)
植木職人のアルバイトをしている鬼塚(AKIRA)は、駅前のバス停留所で不良に絡まれている高校教師・あずさ(瀧本美織)と、生徒の雅(川口春奈)を助ける。一方、あずさが副担任を務める2年4組の生徒・吉川(中川大志)は、幼なじみでクラスメートの杏子(新川優愛)ら3人の女子からいじめを受けていた。そんな中、高校の校庭にある樹木の枝切りをしていた鬼塚は、屋上から飛び降りようとしている吉川を発見。鬼塚に声を掛けられた吉川は、慌てて立ち去る。昼休み、鬼塚は校内の売店で、店員の良子(黒木瞳)と話をしていた。すると、退学させられたという3人の元生徒が、教頭の内山田(田山涼成)を出せと、学校に乱入してくる。
第2話 2012年7月10日「鬼塚外し始動VS危ない不登校女子」 (「息もできない夏」の放送が初回15分拡大のため、22:15〜23:09)
鬼塚(AKIRA)は、不登校の生徒・美姫(西内まりや)の自宅を訪れる。雅(川口春奈)から指示を受けていた美姫は、警察署長の父から渡された緊急通報ボタンを悪用し、鬼塚は留置場に送られてしまう。鬼塚が逮捕されたことを知った教頭の内山田(田山涼成)は怒り心頭となるが、理事長兼校長の良子(黒木瞳)は、冷静に副担任のあずさ(瀧本美織)に鬼塚の引き取りを依頼する。警察署を出た鬼塚は、一連の出来事は美姫の仕業だと知るが「とにかく美姫を登校させる」と気にも留めない。雅を美姫の親友だと信じて疑わない鬼塚は、一緒に説得してくれるよう雅に頼む。鬼塚が待ち合わせた公園に向かうと、そこには美姫しかおらず、美姫はインターネットで鬼塚に懸賞金を懸けたことを告白。鬼塚は、凶器を手にした男たちに囲まれてしまう。
第3話 2012年7月17日「過激な恋の罠鬼塚が真実愛を絶叫」
遥(高月彩良)に思いを寄せる村井(森本慎太郎)は、遥が隠れてデートクラブでアルバイトをしていることを知る。村井は遥に忠告するが、拒絶されてしまう。村井が帰宅すると、鬼塚(AKIRA)が家庭訪問に来ていた。母・つばさ(吉田羊)に鼻の下を伸ばしている鬼塚に憤慨した村井は、鬼塚が過激なプレーに興じる合成写真を作成し、翌朝、学校の掲示板に貼り出す。騒ぎとなり、教頭の内山田(田山涼成)は、理事長兼校長の良子(黒木瞳)に鬼塚の処分を直談判するが、良子はお茶を濁す。一方、教室に向かった鬼塚は、村井にある事を頼む。予想外の反応に生徒たちは戸惑う。放課後、村井は、遥が恋人にブランド品をプレゼントするのを見掛け、複雑な気持ちになる。その夜、遥は家庭訪問に来た鬼塚に、家が貧しいことにコンプレックスを抱いていると明かす。
第4話 2012年7月24日「鬼塚がドジ娘に喝!夢を諦めるな」
朋子(宮崎香蓮)のミスで、雅(川口春奈)らが考えた鬼塚(AKIRA)を辞任に追い込む策が失敗してしまう。朋子は雅の信頼を失ったことに気を落とす。一方、鬼塚はあずさ(瀧本美織)と共に生徒たちの進路指導を行う。生徒たちは夢を持たず、周りの環境に流されるような展望を持っており、藤吉(山田裕貴)も家庭の事情を理由に仕方なく就職を希望していた。そんな折、朋子に歌の才能があることを知った鬼塚は、朋子にアイドルオーディションに参加することを提案する。そんな中、林間学校の集金係を務めることになった藤吉は、翌日、集金した現金を鬼塚に渡しそびれてしまう。帰宅した藤吉は、かばんに入れておいた集金袋がなくなっていることに気付く。
第5話 2012年7月31日「鬼塚怒り爆発虐待親から涙の救出」
水泳の授業を見学している堂島(白浜亜嵐)を見た鬼塚(AKIRA)は、彼が泳げないと勘違いする。鬼塚が「俺が教えてやる」と、堂島の服を強引に脱がせると、彼の背中には一面に入れ墨が入っていた。クラスメートたちに騒がれ、その場から逃げ出した堂島を、鬼塚と村井(森本慎太郎)は追い掛ける。その後、2年4組であずさ(瀧本美織)が授業をしていると、堂島の義父・一之瀬(高杉亘)が侵入してくる。半年前から家に戻ってこない堂島を捜していると言う一之瀬は、教室で暴れ回り、堂島がいないと分かると伝言を残して出ていく。一方、堂島を見失って学校に戻る途中で、鬼塚は村井から堂島の境遇を聞く。
第6話 2012年8月7日「鬼塚夏合宿で勃発!女生徒VS副担」
鬼塚(AKIRA)が費用を工面できなかったため、2年4組は林間学校を学校で行うことになる。そんな折、雅(川口春奈)らは、冬美(高良光莉)の悩みを軽くあしらったことをきっかけに、あずさ(瀧本美織)を「担任はずし」の標的に決め、嫌がらせを始める。なぜ標的にされたのか分からないあずさは、自然に生徒と打ち解けていく鬼塚を見て、教師としての自信を失いかける。そんなあずさに、勅使川原(矢野聖人)は優しい言葉を掛けるが、その顔には不敵な笑みが浮かんでいた。その夜、鬼塚の提案で開かれた肝試し大会の途中、あずさは急な腹痛に襲われる。生徒があずさの夕食に異物を混入したためだった。そうとは知らずにトイレに向かったあずさは、個室に閉じ込められ、生徒からひどい仕打ちを受ける。
第7話 2012年8月14日「鬼塚命がけ!IQ200才女を救え」
知能指数(IQ)200を誇る麗美(本田翼)は、駅のホームから線路に飛び降り、電車を止めてしまう。教頭の内山田(田山涼成)に糾弾されるが、麗美は全く反省の色を見せない。帰宅した麗美を母親が注意するが、自分の頭脳しか必要とされていないことに麗美は傷つく。そんな中、鬼塚(AKIRA)が暴走族だったという過去を知ったPTAの役員たちが、学校に抗議に来る。解雇を要求する役員たちに対し、勅使川原(矢野聖人)が残留の条件として、1週間後に行われる全国模擬試験で全国1位になることを提案し、鬼塚は快諾。過去の問題に挑戦し、全国1位などとても無理だと悟った鬼塚に、麗美が家庭教師を申し出る。杏子(新川優愛)らは、急に協力的な態度を取る麗美の真意を疑う。
第8話 2012年8月21日「担任外しの謎遂に…暴走する少女」
麗美(本田翼)の出生の秘密が明かされ、学校内は騒然となる。麗美は暴露した雅(川口春奈)に「この国からあんたの居場所をなくしてやる」と言い放ち、姿を消す。麗美の身を案じた鬼塚(AKIRA)が麗美の自宅へ行くと、母・伸子(宮田早苗)は、娘よりも仕事の心配をしており、鬼塚は麗美がずっと孤独だったことを知る。村井(森本慎太郎)は「やり過ぎだ」と雅をとがめるが、雅は1年前の事件に触れ、取り合わない。自宅に戻った雅は、何げなく抱いた熊の縫いぐるみに違和感を覚える。縫いぐるみのおなかの部分に小型カメラを発見し、ぞっとして部屋中を調べると、次々と盗撮用のカメラが出てくる。訳が分からず動揺していると、麗美からメールが届く。
第9話 2012年8月28日「アイツを救う皆で!!…最後の授業」
鬼塚(AKIRA)の破天荒な行いが何者かの仕業により、マスコミにリークされる。学校には報道陣が殺到し、大騒ぎとなる。教頭の内山田(田山涼成)から解雇を宣告された鬼塚は、辞職を受け入れる代わりに、もう一日だけ待ってほしいと頼む。教室に戻った鬼塚は、生徒たちから「担任外し」のきっかけとなった、ななこ(谷内里早)が自殺した1年前の事件の詳細を聞く。率先して担任外しを実行していた雅(川口春奈)が、改心していく生徒たちから孤立していることを知った鬼塚は、雅の自宅へ向かう。鬼塚にクラブへ連れ出された雅は、鬼塚の後輩の不良たちに囲まれる。鬼塚は「たっぷり教えてやってくれ。このお嬢ちゃんにな」と、不良たちに意味深長な言葉を掛け、雅は不安になる。
第10話 2012年9月4日「新校長の陰謀学苑と生徒を守れ!」
教師を辞め、弾間(城田優)が店長を務めるカフェで働く鬼塚(AKIRA)を、新しく赴任した校長の大門(西田尚美)が訪ねて来る。学校に近づくなと圧力をかける大門に、鬼塚は「もともと近づくつもりはない」と答える。「絶対的管理教育」を提唱する大門は、さまざまな形で学校の改革に着手。その状況にあずさ(瀧本美織)は不安になる。大門の息子・菊地(高田翔)は、反抗的な態度を取る生徒について大門に報告していた。生徒たちを監視する菊地の元へやって来た桜井(黒木瞳)は、そんなことをするべきではないと彼に告げる。そんな中、草野(鈴木伸之)は恋人・麻由子(石井杏奈)の母から、二度と麻由子と会うなという電話を受ける。突然のことに困惑した草野は、偶然会った鬼塚に助けを求める。
最終話 2012年9月11日「さらば鬼塚生徒全員が涙!最後のグレート」
2年4組の担任として復帰した鬼塚(AKIRA)に脳動脈瘤(りゅう)が見つかる。医師からこのまま放置すると命の保証はないと知らされるが、生徒たちが心配な鬼塚は、弾間(城田優)にも病状を明かせない。一方、学校の改革を推し進める新校長の大門(西田尚美)は、教師だけでなく、生徒たちにもポイント制の導入を宣言。文化祭を間近に控えているにもかかわらず、生徒たちから笑顔がなくなってしまう。そんな中、2年4組に大門の息子・渋谷(野村周平)が編入してくる。鬼塚らは、渋谷がクラスを監視する役割を持って編入したことに動揺を隠せない。その日の放課後、楽しそうに文化祭の準備を進める鬼塚と生徒たちを、渋谷が物陰から見ていた。翌日、渋谷の報告を受けた大門が文化祭の廃止を決定する。
GTO秋も鬼暴れSP 2012年10月2日「復帰した鬼塚が超絶ピンチ…敵は政治家!?元彼女!?バスジャックで養護施設を守れ!」
鬼塚(AKIRA)は、久しぶりの出勤途中でバスジャックに遭遇し、犯人を取り押さえる。捕まえたのは、半月前に養護施設に放火した犯人だった。その夜、鬼塚と弾間(城田優)は、警察に捕まりたくて万引きをしようとしていた中学生・遼一(吉川史樹)と郁子(大出菜々子)に出会う。「親の所には帰りたくない」と言う二人の住まいは、バスジャック犯に放火された養護施設だった。二人を保護した鬼塚たちは、弾間が店長を務めるカフェに、養護施設の職員・志乃美(桐谷美玲)を呼ぶ。彼女は、かつて鬼塚の恋人とうわさされていた人だった。鬼塚たちは志乃美に事情を聴くが、彼女は「国と戦っている」と言い残し、遼一と郁子を連れて帰ってしまう。気になった鬼塚たちは、志乃美のアパートを訪れる。
GTO正月スペシャル!冬休みも熱血授業だ 2013年1月2日「正月スペシャル! 冬休みも熱血授業だ 父再婚で悩む女子に罠! 鬼塚三つ子のパパになる」
冬休みに突入し、楽しい日々を過ごすはずだった鬼塚(AKIRA)たちに、次々と事件が降り掛かる!ある日、冴島(山本裕典)はパトロール中、男に囲まれ たキャバクラ嬢・マリア(宇野実彩子)を助ける。後日、キャバクラでマリアと再会した冴島は、運命だと舞い上がる。だが、冴島がマリアのアパートを訪ねる と、三つ子の赤ん坊を置いてマリアは行方不明に…。一方、父親の再婚に悩んでいた生徒の美姫(西内まりや)は、塾講師の真田(平岡祐太)の優しさに引かれ ていく。だが、彼には恐ろしい裏の顔が…。鬼塚が『ダチ』のピンチに奔走する!
完結編〜さらば鬼塚! 卒業スペシャル〜 2013年4月2日「裏口!? クラス分裂!? 進路悩む生徒を救え! 鬼塚涙…最後の授業」
鬼塚(AKIRA)が担任を務める明修学苑3年4組の生徒たちは、センター試験を目前に控えていた。だが生徒たちの進路面談を行った鬼塚は、「良い会社に就職するために、とりえあえず良い大学を目指す」という彼らの考え方に疑問を持つ。そんなある日、ナイーブになっていた受験組と就職組の生徒たちの間で激しい口論がぼっ発し…。GTO史上最高に熱い鬼塚が“夢と現実”で揺れ動く生徒たちに最後の授業を決行!
各話視聴率
番組公式サイト
(GTO (テレビドラマ) - Wikipedia)
第2シリーズ
2014年7月8日から同年9月16日まで、フジテレビ系列の火曜22時ドラマ枠(毎週火曜 22:00〜22:54 )で放送された。全11話。
概要
2012年に放送されたAKIRA主演の連続ドラマ「GTO」の続編。熱血教師・鬼塚英吉(AKIRA)の母校・明修湘南高校が舞台となる。
不登校やいじめは深刻さを増し、妊娠する生徒も現れるなど、前シリーズを超えるスリリングな展開が待ち受ける。さらに、鬼塚が命にまつわる問題に誰よりも熱くなる理由も明かされる。
AKIRAをはじめ、城田優、山本裕典、田山涼成、黒木瞳らレギュラー陣のほか、新たなヒロインに比嘉愛未を迎え、松岡茉優ら旬の若手俳優たちが生徒役を務める。
ストーリー
舞台は、鬼塚英吉(AKIRA)の地元である神奈川県・湘南。鬼塚は、勤務していた明修学苑が、母校の辻堂高校を傘下におさめた明修湘南高校へ臨時副担任として出向を命じられる。
自殺未遂、不登校、いじめ、生徒の妊娠など、鬼塚は次々に生徒の対応に追われる。一方、鬼塚の過去を知る人物も現れ、知られざる彼の過去も明らかとなる。
キャスト
登場人物(第2期)
明修湘南高校 教職員
藤川 ほなみ
演 - 比嘉愛未
2年A組担任。沢村功也の妹。幼少の頃に親が離婚し、母親の元へ引き取られたために苗字が変わった。担当教科は現代文。酒好き。生真面目な性格であり、副担任となった鬼塚に対して初めは冷たい態度で接していたが、型破りながらも2年A組が引き起こす問題に真正面から向き合い解決する彼の姿を見ているうちに一番の理解者となっていく。兄の死の真相を知り鬼塚に怒りをぶつけるが、体を張って生徒を守ろうとしている姿を見て、兄の死を理解する。
富士宮 司
演 - 小野武彦
学校用務員を担う職員で、かつては鬼塚の高校時代の恩師でもある。温厚な性格だが、以前は生徒達からは恐れられていた。
大前 広利
演 - 風見しんご
学年主任兼生徒指導担当。2年C組担任。担当教科は英語。教職員の中で最も権力を持つ人物。事なかれ主義で生徒の事よりも学校の評判を第1に考えており、型破りな方法で生徒の問題を解決する鬼塚とは度々対立している。瀧澤の起こした騒ぎに便乗して鬼塚を解雇しようとするが、他の教師たちからは異議を唱えられ内山田からは一喝される。
神谷 憲治
演 - 丸山智己
担当教科は体育。バスケ部顧問。エース格の芹澤には期待を抱いていた。
野上 多恵子
演 - 馬渕英俚可
養護教諭。ほなみと仲が良い。心理カウンセラーの資格を持つ。
入江 ちか
演 - 阿南敦子
2年B組担任。担当教科は古文。
向井 優美
演 - 藤沢あやの
2年B組副担任。担当教科は地学。
明修湘南高校 2年A組
葛木 隆一
演 - 菊池風磨
クラスの学級委員。実家は病院を経営している。交際中のあゆなから子供を身ごもった件を聞かされことで動揺する。ゆかた祭りの会場で絡んできた市会議員の息子・木内と暴力事件を起こして退学に追い込まれるが、鬼塚が目撃者を捜してきたことで処分を免れる。
芹澤 航平
演 - 竜星涼
バスケ部のエースでチームの司令塔的存在。夏休みにはアメリカ留学が決まり、夢であるプロへの道が開けようとしていたが、練習中にふとしたことから頭を打ち、慢性硬膜下血腫を発症する。症状が完治しないまま無理に練習を再開しようとした際に再び頭を打ったことで左半身不随となり夢を絶たれ絶望に陥るが、マネージャーの古谷が見つけた車いすバスケを鬼塚から紹介され、気力を取り戻す。そして、自身が不在となったバスケ部にアドバイスを与え、チームの勝利に導く。
橋本 英多
演 - 池田永吉
沼尻 圭
演 - 武井証
ミリタリー好きでエアガンを持ち歩いている。
社本 高明
演 - 町山博彦
国分 つかさ
演 - 西川俊介
大場 拓矢
演 - 岡本カウアン
宇佐美 太一
演 - 佐野玲於
注意欠陥多動性障害を患っている。転校を阻止するために自らマラソン大会への出場を志願し、無事に完走する。完走後は家族と和解する。智美たちが演出するシンデレラでは王子役を買って出た。
遊沢 亮斗
演 - 荒井敦史
森野 真
演 - 新里宏太
徳山 宏尚
演 - 堀井新太
さつきと交際していたが、一方的に別れを告げられる。さつきを拉致した犯罪グループのアジトに乗り込み、鬼塚と共にさつきを救出した。
桐谷 優
演 - 片寄涼太(幼少期:田中レイ / 少年期:細野涼聖)
かつては芹澤と共にバスケ部のエースと期待されていたが、両親が里親だという事実を知ったショックから部を退部して不良グループとつるむようになる。その後リーダー格の村田から覚醒剤の運び屋をさせられるが、鬼塚によって阻止される。そして鬼塚に諭されたことで義父と和解する。
志条 あゆな
演 - 松岡茉優
隆一の彼女。数年前に父親が他界してからは祖母と暮らしている。高校2年にして妊娠し子供を授かるが周囲には堕胎したと嘘をついていた。体調不良で病院に運ばれたことにより嘘がばれてしまうが、体を張って生徒を守ろうとする鬼塚の姿を見て、子供を産む決意をする。
波多野 麻理子
演 - 松浦雅
読者モデル。中学時代に母親の不注意で額に火傷を負ってしまい、その傷を隠すために整形手術を受ける。ライバルを蹴落とすために裏工作をしていた事をクラスメイトに知られ、イベント会場で過去の写真をばら撒かれるが、直前に鬼塚に諭されたことで事実を告白し、ありのままの自分を受け入れる。
成瀬 つぐみ
演 - 小芝風花
演劇部所属。智美と加奈子が沼尻のエアガンを唐揚げにしたことを大前に告発したため彼女らに劇の練習にかこつけて陰湿ないじめを受けるようになるが、鬼塚の作戦で彼女らと和解し、クラスの劇を成功させた。
宮地 めいり
演 - 三吉彩花
保健室登校を続ける生徒。かつて担任だった木原と恋仲だったが、学校に知られた上に度重なる中傷の末に木原が心を壊されて休職したことでクラスメイトを恨み、復讐を企てていた。鬼塚が赴任してきてから発生した一連の事件を裏で仕組んでおり、事実を知られたことで自殺しようとするが、鬼塚から木原の思いを聞かされたことで自殺を思い止まり、クラスメイトとも和解する。
水田 智美
演 - 宮武美桜
ライバルを蹴落とすために裏工作をしていた麻理子を非難し、彼女が整形した写真をイベント会場でばら撒くも、麻理子が全ての真実を公表したため失敗に終わる。自分と加奈子の写真をエアガンで撃ちぬいた犯人を沼尻と決め付け、彼のエアガンを唐揚げにするが、そのことを大前に告発したつぐみを逆恨みして演劇の練習にかこつけて彼女に陰湿ないじめを行うも、鬼塚の作戦で自分たちの行為を反省しつぐみに謝罪した。
百合原 さつき
演 - 木アゆりあ
以前は徳山と交際していたが、バイト先で知り合ったノリと付き合うために一方的に彼と別れる。後に自分に良く似たキャラクターが惨殺されるゲームが出回った事で徳山を犯人と決め付ける。親しい関係になったノリらに脅迫されていたところを鬼塚らに助けられる。しかしその直後にゲームを作成した真犯人グループに拉致されるが、鬼塚・徳山に助けられて徳山とも和解する。
柊 佐奈
演 - 岡本夏美
4人姉弟の長女。父親を早くに亡くしており、家計を助けるためにアルバイトをしている。その間に自らが歌っている動画をネットにアップしていた。鬼塚やクラスメイトの協力でプロシンガーオーディションの1次審査に合格するが、娘に苦労をさせたくないと考える母親によって父の形見のギターを壊されてしまう。そのことで母と対立するが、鬼塚から母が倒れた理由を聞かされたことで母の思いを知る。2次審査には落選するが、歌を続けることを決意する。
古谷 佳永子
演 - 松井愛莉
バスケ部マネージャー。
楠見 加奈子
演 - 伊藤沙莉
智美と共に行動し、麻理子に対しての誹謗中傷やつぐみのいじめを先導する。
住吉 のぞみ
演 - 瑞季
演劇部所属でつぐみと仲が良い。
前畑 由亜
演 - 久松郁実
平野 楓
演 - 高田夏帆
スタッフ(第2期)
原作・構成協力 - 藤沢とおる『GTO』『GTO SHONAN 14DAYS』(講談社刊)
監督・脚本・編集・脚本協力 - 飯塚健
脚本 - 山岡潤平、荒井修子、田中眞一、ひかわかよ
音楽 - 羽岡佳、海田庄吾
演出 - 白木啓一郎、大塚徹
助監督 - 鈴木アラタ
撮影 - 山崎裕典
照明 - 佐藤浩太
音声 - 福部博国
音響効果 - 松浦大樹
CG - 奥田圭一
タイトルバック - 熊本直樹、大木秀晃(博報堂ケトル)
スタントコーディネーター - 小池達朗、富田稔
編成 - 山中厚史(関西テレビ)、吉田寛生(フジテレビ)
コンテンツプロデューサー - 野村亙(関西テレビ)
宣伝 - 前田香久(関西テレビ)
広告 - 栄川歩美(関西テレビ)
企画協力 - 栗田宏俊(講談社)
プロデューサー - 河西秀幸(関西テレビ)、山本喜彦(MMJ)
アソシエイトプロデューサー - 笠置高弘(関西テレビ)
AP - 佐々木裕美子
制作 - 関西テレビ、MMJ
主題歌 - E-girls「Highschool ♡ love」(rhythm zone)
挿入歌 - DOBERMAN INFINITY 「INFINITY」(TOY'S FACTORY)
各話あらすじ(2014.7.8 - 2014.9.16)全11話 平均視聴率 7.14%
第1話 2014年7月8日「新舞台は鬼塚の母校!問題児にグレート授業だ!整形バラされた女子高生に母の後悔」
地元・湘南の母校に赴任した高校教師の鬼塚(AKIRA)は、ほなみ(比嘉愛未)が担任を務める2年A組の副担任となる。学級委員の葛木(菊池風磨)やあゆな(松岡茉優)ら、にぎやかな面々が集まるクラスだが、不登校のめいり(三吉彩花)の話題になると、クラスの空気は一変する。鬼塚は放課後、読者モデルをしている麻理子(松浦雅)がトイレで喉に指を入れて無理やり吐いているのを目撃する。その夜、鬼塚が親友の弾間(城田優)が始めたカフェを訪ねると、そこへ冴島(山本裕典)が「恋人ができた」と麻理子を連れてくる。鬼塚を見て逃げ出した麻理子は、ある理由で別の男性とホテルへ向かうが、追ってきた鬼塚に踏み込まれ再び逃げ出す。翌朝、ホテルから出てきた鬼塚と麻理子の写真が匿名で校内にばらまかれてしまい、副校長の内山田(田山涼成)は鬼塚に退職を宣告する。
第2話 2014年7月15日「家族崩壊の危機…純情少年を救え・鬼塚絶叫マラソン大会涙の結末」 ※「あすなろ三三七拍子」が放送時間拡大(21:00〜22:09」)のため、開始時間(22:15〜23:09)。
衝動的な行動を繰り返し、クラスメートにからかわれていた太一(佐野玲於)が授業中にいなくなり、鬼塚(AKIRA)は捜しに行く。太一は、受験を控えた弟・佑二(横山幸汰)のために、お守りといわれるイルカの耳骨を砂浜で集めていたのだ。太一を見つけた鬼塚は、彼の優しさに心を動かされ、一緒に耳骨を探し始める。翌日、太一の父・雅史(奥田達士)が学校にやって来て、太一に障害があると診断されたため、障害支援のある高校に転校させると言いだす。太一は家族と離れて学校の寮で暮らすという。鬼塚は、雅史が太一に相談もせずに勝手に決めたことに怒り、猛反対する。転校を知った太一は、「家族と離れたくない」と言って暴れだし、クラスメートに殴り掛かってしまう。鬼塚は転校を阻止してやりたいと考えるが、理事長の桜井(黒木瞳)から「親の決断に従うしかない」と諭される。そんな折、太一は、自分のせいで佑二が同級生にいじめられていたことを知る。
第3話 2014年7月22日「ストーカーに震える生徒を救え!殺人予告に鬼塚怒りの鉄拳炸裂」
2年A組のさつき(木崎ゆりあ)はビーチで出会ったノリ(平沼紀久)に一目ぼれする。恋人でクラスメートの徳山(堀井新太)をあっさりと振り、二人は学校で大げんかする。事情を聴いた鬼塚(AKIRA)は、さつきを諦め切れない徳山を慰める。一方、さつきは徳山の気持ちを気にも留めず、ノリが仲間と暮らすシェアハウスに通い始め、ノリとの関係を深めていく。数日後、ノリとキスをしたさつきの元に、徳山から中傷メールが届く。徳山は家の外から、さつきの様子をうかがっていたのだ。翌日、さつきに似たキャラクターが殺害される内容のゲームがインターネットに投稿され、さつきへの殺人予告だと校内は騒然となる。徳山が姿を消し、彼が犯人だと疑う大前(風見しんご)は、徳山をかばった鬼塚を非難する。さらに、さつきの母親が学校に乗り込んで来て、ほなみ(比嘉愛未)たちに徳山を退学させろと迫る。
第4話 2014年7月29日「父親は他人だった…血の繋がりは大切か?鬼塚が伝える親子の絆」
バスケットボール部を突然退部した桐谷(片寄涼太)が、不良グループと付き合い始める。鬼塚(AKIRA)は退部の理由を探ろうと、桐谷の父・徹也(嶋田久作)を訪ねるが、そこへ桐谷がけんかで補導されたと連絡が入る。徹也は、鬼塚、ほなみ(比嘉愛未)と共に警察に駆け付けるが、桐谷から「俺はあんたの子じゃないんだろ」と言われる。桐谷は偶然、徹也と血縁がない養子であることを知ってしまったのだ。だまされていたと怒る桐谷に、徹也は動揺する。そして、問題を起こした桐谷は停学処分となってしまう。その後、桐谷家を訪ねた鬼塚は、妻を亡くして以来、得意のバスケットボールを教えながら男手一つで桐谷を育ててきた徹也の苦悩を目の当たりにする。一方、桐谷は不良グループの使いで、ある包みを取りに公園へ行く。その後を鬼塚がつけていた。
第5話 2014年8月5日「前代未聞!鬼塚流イジメ撲滅作戦・友達かばう健気な少女を救え!」
クラスごとに劇を行う「演劇祭」が近づいてきたある日、2年A組の智美(宮武美桜)と加奈子(伊藤沙莉)が、エアガンで撃ち抜かれた自分たちの写真を見つけて憤慨する。二人は、ミリタリー好きの沼尻(武井証)の仕業と決め付け、彼のエアガンをいたずらして台無しにする。仕返しすると息巻く沼尻をなだめたつぐみ(小芝風花)は、鬼塚(AKIRA)とほなみ(比嘉愛未)に事情を話す。その結果、智美たちは学年主任の大前(風見しんご)に叱られ、大学推薦の取り消しをほのめかされてしまう。告げ口をしたつぐみを逆恨みした智美たちは、クラス劇の演目に「シンデレラ」を提案し、つぐみを主役に推薦する。そして、智美たちは継母役や姉役を買って出ると、練習にかこつけてつぐみを突き飛ばすなど、陰湿ないじめを始める。そんな状況を耳にした鬼塚は、つぐみを助けようとするが、つぐみはいじめを否定する。事実確認ができないからと、他の職員が様子見の姿勢をとる中、つぐみがいじめに耐える姿に心を痛めていた鬼塚は、ある「いじめ撲滅作戦」を企てる。
第6話 2014年8月12日「鬼塚夏休み授業!夢は叶わない!?歌手目指す貧乏少女に母の反対」
インターネットの動画サイトでギターの弾き語りをする「謎の女性シンガー」が2年A組の佐奈(岡本夏美)だと分かり、クラスは大騒ぎになる。早くに父親を亡くした長女の佐奈は、仕事で留守がちな母・久美子(舟木幸)に代わって、3人の幼いきょうだいたちの面倒を見ており、アルバイトで忙しい生活の合間に撮った歌の動画を多くの人に見てもらうのが、ひそかな楽しみだったのだ。佐奈の歌の才能を知った鬼塚(AKIRA)は、麻理子(松浦雅)らクラスの生徒に声を掛け、佐奈をプロの歌手オーディションに合格させるためのプロジェクトを立ち上げる。生徒たちは、メークや体力づくりなど、それぞれの得意分野を生かして佐奈をサポートし、特訓に励んだ彼女はオーディションの1次審査を突破する。鬼塚らは大喜びするが、佐奈は、大切にしていた父親の形見のギターが壊され、捨てられているのを発見する。さらに、2次審査の結果も届かず、落ち込んだ佐奈は特訓に現れなくなってしまう。
第7話 2014年8月19日「妊娠高校生悩む男子が暴力事件…見捨てる教師に鬼塚が大激怒!」
思い詰めた様子で海辺にたたずむ葛木(菊池風磨)を見掛けたほなみ(比嘉愛未)は、心配になって声を掛ける。葛木は話をはぐらかし、足早に立ち去るが、実はあゆな(松岡茉優)から妊娠を告げられ、誰にも相談できず動揺していたのだ。翌日、ほなみは葛木の様子がおかしいと鬼塚(AKIRA)に報告する。しかし、ほなみは鬼塚から、その理由を葛木から直接聞かないのは「生徒の問題から逃げている」と指摘される。そんな中、夏祭りで、葛木が他校の生徒・圭輔(高橋龍輝)とけんかをする騒ぎを起こす。事情を聴こうとするほなみだったが、葛木から「生徒に関心もないのに心配するふりをするな」と突っぱねられる。その後、圭輔の父・木内(佐戸井けん太)が学校に現れ、葛木の処分を求める。反論もせずに木内の要求を受け入れたほなみの「学校の雑事に追われる教師に、全ての生徒の問題と向き合う時間などない」という発言に鬼塚は激怒する。
第8話 2014年8月26日「夢絶たれたバスケ部エースに鬼塚授業…人生は絶対やり直せる!」
激しい頭痛に襲われたバスケットボール部のエース・芹沢(竜星涼)が、慢性硬膜下血腫と診断される。処置が早かったため大事に至らないと聞いた鬼塚(AKIRA)とほなみ(比嘉愛未)は安心するが、安静を命じられた芹沢は、大切な試合を控えて焦りを募らせる。無理を押して練習に戻ろうとする芹沢を、鬼塚は「焦らずゆっくり治していこう」となだめる。だが、芹沢は完治を待たずに練習を再開し、転倒して頭を打ってしまう。芹沢は、そのけがで脳が重いダメージを受け、医師からバスケはおろか立って歩くことさえできない深刻な障害が残ると告げられる。バスケットボールでの米国留学も決まっていた芹沢は絶望し、自暴自棄に陥る。芹沢は、見舞いに来たチームメートの遊沢(荒井敦史)らにも当たり散らす。そんな中、葛木(菊池風磨)は、あゆな(松岡茉優)から「赤ちゃんはもういなくなったから友達に戻ろう」と言われる。
第9話 2014年9月2日「不登校女子が教師と禁断の恋…!?危ない復讐劇にクラス崩壊危機」
2年A組の生徒めいり(三吉彩花)の不審な行動に気付き始めていた鬼塚(AKIRA)は、ほなみ(比嘉愛未)から、めいりと前の担任教師・木原(竹財輝之助)が恋愛関係にあったことを聞き出す。二人の関係が明らかになり、批判を受けた木原は心を病んで休職に追い込まれたという。鬼塚から、その話題を向けられためいりは、これまで2年A組で起こったトラブルの火付け役は自分で、以前みんなが自分や木原にしたことへの仕返しだったと明かす。鬼塚は、木原とのことで周囲を恨むめいりの心を開こうと奮闘する。そんな中、あゆな(松岡茉優)が葛木(菊池風磨)の子供を妊娠していると書かれた怪文書と、産婦人科から出てくるあゆなの写真が校内に貼られ、職員や生徒たちは騒然となる。翌日、鬼塚に、めいりからアドレスが張られたメールが届く。鬼塚がそのアドレスにアクセスすると、自殺をインターネットで生中継しようとするめいりの姿が映っていた。
第10話 2014年9月9日「最終章突入鬼塚10年前の悲劇とは危険な逆襲で絶体絶命生徒守れ」
ほなみ(比嘉愛未)は、10年前に死亡した兄・沢村(金井勇太)が鬼塚(AKIRA)の高校時代の親友だったことを富士宮(小野武彦)から聞かされ、驚く。そんな中、2年A組の桐谷(片寄涼太)と遊沢(荒井敦史)が見知らぬ男らに暴行を受け、校門の前に放置される事件が起こる。ほなみは、桐谷の体に鬼塚の過去を告発する文書が貼られているのを見つけるが、その内容に衝撃を受け、とっさに文書を隠してしまう。放課後、ほなみは鬼塚に付きまとっている滝沢(阿部亮平)に声を掛けられ、鬼塚が沢村の死に関係しているとほのめかされる。この件を龍二(城田優)に問いただしたほなみは、兄の死の真相を聞いてがくぜんとする。翌日、ほなみは鬼塚に、自分が沢村の妹だと明かす。
最終話 2014年9月16日「シリーズ完結!妊娠高校生の涙…鬼塚が一番伝えたい命の授業」
子供を産むことを決心したあゆな(松岡茉優)は、心配する鬼塚(AKIRA)に対し、子供を育てるために学校を辞めると宣言する。そんなあゆなの元に、家出をした葛木(菊池風磨)が現れ、駆け落ちして子供と3人で暮らそうと持ち掛ける。しかし、あゆなに「何も分かっていない」と拒絶され、その理由が分からず混乱した葛木は、鬼塚によって家に戻されてしまう。そこで葛木は母・一美(床嶋佳子)と口論になり、あゆなとの仲を認めてくれなければ死ぬと自分に刃物を向ける。それを見た鬼塚は、葛木を怒鳴りつけ、銀行へ連れていく。そして、あゆなと子供との生活のために現金輸送車を襲えとけしかける。そんな中、インターネット上であゆなと葛木の情報が広まり、学校などにマスコミが押し掛ける事態に発展する。理事長の桜井(黒木瞳)は、あゆなと葛木の双方の退学処分を決断するが、そこへ、あゆなが出血して病院に運ばれたと知らせが入る。
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