2012年07月04日

ビューティフルレイン TOP

『ビューティフルレイン』は、2012年7月1日から同年9月16日まで、フジテレビ系列のドラマチック・サンデー(日曜21:00 - 21:54〈JST〉)枠で放送された。初回は30分拡大(21:00 - 22:24)。全12話。


概要
豊川は1999年の『危険な関係』以来13年ぶりにフジテレビのドラマで主演を務め、芦田は『マルモのおきて』以来の同枠での主演となる。

キャッチコピーは「すべてを忘れてしまう、その前に。」。


あらすじ
木下圭介は妻の病死で、娘と2人暮らしをしている。しかしここ最近物忘れが激しくなり「若年性アルツハイマー」と診断された。圭介を一緒に見守った娘・美雨(みう)は母(圭介の妻)がいなくても、父がいることで一緒なら大丈夫だと信じて生きてきた。しかし圭介のこの突然の難病で親子の生活は一変する。果たして親子はこの現実問題をどのようにして乗り越えるのだろうか…というヒューマンストーリーである。


キャスト
木下家
腕利きの金属加工職人。通称は「圭さん」。8年前、大手建設現会社を辞め、幼い娘を連れて町工場・中村産業に住み込みで働き始める。
小太郎が所属する少年野球のコーチを務めている。最近、軽度の記憶障害に悩まされていたが、病名が若年性アルツハイマー病だと判明する。

木下 美雨 (7 → 8) - 芦田愛菜
北区立堀船南小学校2年2組。圭介の一人娘。朝、起きるのが少し苦手。名前の由来は生まれた時に天気雨が降っており、その雨が綺麗な光景だったことから「美しい雨」を縮めて美雨と名づけられた。
親子の間で隠し事を絶対にしないと父親・圭介と約束し、健気にその決まりごとを守ろうとする父親想いの女の子である。

木下 妙子 (故人) - 石橋けい
圭介の妻、美雨の母親。8年前、美雨を出産したときに他界する。

中村産業
西脇 アカネ (35) - 中谷美紀
「中村産業」社長夫妻の娘。エリートの男性に嫁ぎ家を出ていたが、両親へ事前に連絡もせず、突然実家に戻って来る。
後に、帰省の理由が夫の母親がアルツハイマーになり介護したことがきっかけで夫婦間の考え方にずれが生じ、修復出来ないところまで発展したことが原因で別居することになった。

中村 富美夫 (65) - 蟹江敬三
「中村産業」社長。零細企業の工場を守るため、社員の給与と機械のローンに頭を抱えている。

中村 千恵子 (61) - 丘みつ子
富美夫の妻。工場の社員に手作りの食事を用意するなど内助の功で夫を支える。美雨の習い事の送り迎えなど、圭介が動けないときは率先して手助けをしている。

勝田 秋生 (22) - 三浦翔平
工場の中では一番若手の職人。物覚えが悪く、いつも先輩に叱咤されながら働いていた。不注意で置いてしまった機材が崩れ、職場の先輩・圭介に怪我を負わせてしまう。

宗田 清 (56) - でんでん
圭介の先輩職人。

小料理屋「はるこ」
新井 春子 (40) - 国生さゆり
「はるこ」の女将。小料理屋を経営しながら、女手一つで一人息子・小太郎を育てている。
新井 小太郎 (7) - 高木星来 
いたずら好きで無邪気な男の子。美雨が小学校で一番仲良くしている。

その他
古賀 豊 (37) - 安田顕
圭介の主治医。既婚者で、息子がいる。城都大学医学部付属病院脳神経内科に勤務する。

ジミー・エヴァンズ - ランディ・ゴインズ
スタンベール大学アルツハイマー病研究チーム代表。

立花 健太 (26) - 君嶋麻耶
圭介が住んでいる地区を担当している地域警察官。

小柴 佳子 - 畑野ひろ子
美雨、小太郎たちを教える北区立堀船南小学校2年2組のクラス担任。

西脇 拓哉 - 山中聡
大阪府吹田市上山手町に住むアカネの夫。

上原 一夫 - 浜田晃 / 上原 愛子 - 岩本多代
静岡県沼津市に暮らしている美雨の母方の祖父母。
一夫たちは圭介の病気のことを聞き、最初は見守るつもりでいたが孫の将来が急に心配になり、引き取りたいと申し出る。

松山 昇 - 金時むすこ
菜子の父親。商店街で松山青果物店を営んでいる。

松山 菜子 (13) - 吉田里琴
青果店の看板娘。名前の由来は野菜の「菜っ葉」から名づけられた。美雨が習い事をしているアリスバレエ教室の先輩。

スタッフ
脚本 - 羽原大介
音楽 - 平沢敦士
技術プロデューサー - 菅原光宏
TD - 白田龍夫
撮影 - 白井哲夫、川村有紀子
映像 - 桜庭武志
証明 - 磯部大和
音声 - 堀和也
選曲 - 近藤隆史
音響効果 - 朝倉三紀子
編集 - 朝原正志
ライン編集 - 伊藤裕之
MA - 上杉春奈
スチール - 藤村陽子
タイトルロゴ - 金田有記、田崎幸恵
タイトルバック - 鈴木鉄平
車輌 - ファン
スケジュール - 佐々木詳太
演出補 - 八十島美也子
制作担当 - 岩崎敬道、横澤敦、三上慎一
制作主任 - 中川和則、小田切悠
記録 - 西澤香陽子
プロデューサー補 - 上久保友貴
企画統括 - 成河広明
編成企画 - 鹿内植、佐藤未郷
プロデューサー - 貸川聡子、山崎淳子
演出 - 水田成英、小林義則、八十島美也子
制作 - フジテレビ
制作著作 - 共同テレビ

主題歌
芦田愛菜「雨に願いを」(ユニバーサルミュージック)


各話あらすじ(2012.7.1 - 2012.9.16)全12話 平均視聴率 10.01%
第1話 2012年7月1日「最近、父ちゃんは忘れ物が多い…」30分拡大(21:00 - 22:24) 視聴率 12.9%
 妻と死別して以来、下町の金属加工工場で働きながら男手ひとつで娘の美雨(芦田愛菜)を育ててきた木下圭介(豊川悦司)。親子2人きりの生活は決して楽ではなかったが、お互いがお互いをかけがえのない存在と思うことで何とか乗り切ってきた。ところが、美雨も小学2年生になり子育てもようやくひと段落かと思った矢先、圭介は体調に異変を来す。物忘れが激しくなったり、何度も同じ行動を繰り返す圭介の姿を見て、様子がおかしいと不安を覚える美雨。そんなある日、病院で診察を受けた圭介は、医師から“若年性アルツハイマー”だと診断される。

第2話 2012年7月8日「記憶を失うとき一番大切な人を傷つける」
 アカネ(中谷美紀)が書店にいると、仕事を終えた圭介(豊川悦司)が入ってくる。圭介はアカネの存在に気付かず、アルツハイマー病についての本を手にレジへ向かう。アカネに声を掛けられた圭介は、人に頼まれたと言いながら、本を隠すように足早に立ち去る。その夜、圭介は美雨(芦田愛菜)が寝たのを確認して、買ってきた本やインターネットで病気の症状や介護施設について調べる。翌日、取引先から、圭介が打ち合わせ時間を過ぎても来ない、と連絡が入る。圭介は思い出せずにぼうぜんとするが、ようやく思い出し、慌てて先方へ赴く。その帰り道、昨晩調べた介護施設に立ち寄った圭介は、入居者の現状を見てがくぜんとする。

第3話 2012年7月15日「…父ちゃん、アルツハイマーってなに?」
 病気と向き合うことを決意した圭介(豊川悦司)は、医師の古賀(安田顕)からもらった冊子に従って禁煙を始める。さらに、苦手なカボチャを食べたり、予定をメモに残すようになった圭介を、美雨(芦田愛菜)は何かを隠しているのではないかと疑う。一方、美雨の通う小学校では、児童たちに「私の宝物」という題で作文の宿題が出される。翌日の授業参観で発表する作文と聞いて、美雨は何を書けばいいのか分からず困惑する。そのころ、圭介の勤め先では、アカネ(中谷美紀)宛てに荷物が届く。受け取ったアカネは素早く自分の部屋に戻ってしまい、何も聞けなかった中村(蟹江敬三)と千恵子(丘みつ子)は心配する。

第4話 2012年7月22日「母が遺した贈り物…父娘の切ない約束」
 夏休みに入り、ラジオ体操に出掛けた美雨(芦田愛菜)は、友達の小太郎(高木星来)から、四つ葉のクローバーは「魔法の葉っぱ」で、四つ集めて願い事を書いた紙に挟んでおけば、どんな願い事もかなう、と聞いて驚く。美雨は図鑑で四つ葉のクローバーを調べ、そのページに「父ちゃんのびょうきが早くなおりますように」と書いた紙を挟んで、探しに出掛ける。圭介(豊川悦司)は、主治医の古賀(安田顕)に仕事のことを相談する。古賀は、初期段階である現在は仕事を続けることも十分可能としながらも、このまま続けていくためには、職場の理解と協力が必要だと告げる。一方、アカネ(中谷美紀)は、炎天下で四つ葉のクローバーを夢中で探す美雨を見掛け、一緒に探し始める。

第5話 2012年7月29日「忘れたくない…父と娘の夏の思い出」
 圭介(豊川悦司)は、社長の中村(蟹江敬三)・千恵子(丘みつ子)夫妻に病気のことを打ち明ける。解雇を覚悟していた圭介を中村は、困ったときはお互いさまだと励ます。だが、アカネ(中谷美紀)は、中村たちは病気を楽観視していると指摘し、若年性アルツハイマー病のことをしっかり理解して接していかなければ駄目だと話す。一方、美雨(芦田愛菜)は千恵子やアカネと一緒に商店街の福引に挑戦し、伊豆大島への1泊2日のペア旅行券を引き当てる。圭介のことを気遣って喜べない美雨の思いを知った中村夫妻は、旅行には行けるのかと圭介に尋ねる。圭介の相談を受けた主治医・古賀(安田顕)は旅行を許可。緊急時の連絡先や自分の名刺を圭介に渡し、常に持っているよう指示する。

第6話 2012年8月5日「親子だからこそ…、言えない秘密」 
ロンドンオリンピック2012 陸上「女子マラソン」が19:00〜21:54に放送のため、21:55〜22:49に時間変更。
 中村(蟹江敬三)の会社に突然、アカネ(中谷美紀)の夫・西脇(山中聡)がやって来る。西脇は、アカネや同席した中村、千恵子(丘みつ子)に離婚するつもりはないと告げる。同じころ、美雨(芦田愛菜)は少しでも圭介(豊川悦司)の役に立とうと、家事を手伝い始める。だが、失敗ばかりで落ち込む美雨に圭介は、しっかり勉強して、しっかり遊ぶことが美雨の仕事だと話す。その夜、ベランダでアカネと話した圭介は、西脇との話し合いはうまくいったのかと尋ねる。圭介は、心配している中村夫妻のことに触れ、親はどんなときでも子供の幸せを願っている、とアカネに告げる。

第7話 2012年8月12日「二人で暮らせない!?辛い父の決断…」
 圭介(豊川悦司)は、上京してくることになった義父母の一夫(浜田晃)と愛子(岩本多代)に病気のことをどう伝えればいいか悩む。相談を受けた中村(蟹江敬三)たちは、まだ言わなくてもいいという意見だったが、アカネ(中谷美紀)は病状を正確に伝え、今後のこともきちんと話し合っておいた方がいいと主張する。そこへ、勝田(三浦翔平)が血相を変えて飛び込んでくる。作業の途中で納品に出掛けなければならなかった勝田は、材料をこのままにしておいてほしいと、圭介に頼んでいたが、圭介が破棄してしまったのだ。勝田から責められる圭介の姿を見かねた中村は、勝田に圭介の病気のことを打ち明ける。

第8話 2012年8月19日「親なのに、離れる。親だから、離れる」FIFA女子U−20ワールドカップ2012 日本×メキシコ 放送のため、21:30から放送。
 圭介(豊川悦司)は、美雨(芦田愛菜)と一緒にバレエの発表会場へ向かう途中、カメラのフィルムを買い忘れたことに気付く。美雨をその場に待たせ、近くの店でフィルムを買った圭介は、美雨を待たせていることを忘れて一人で会場へ向かう。圭介を待ち続ける美雨は、警察官を見つけて駆け寄ろうとするが、その拍子に自転車と接触してしまう。その場に居合わせた義父母の一夫(浜田晃)と愛子(岩本多代)から連絡を受け、圭介はアカネ(中谷美紀)、千恵子(丘みつ子)と共に病院へ駆け付ける。事情を知った一夫たちは引っ越しの話を切り出し、静岡の自分たちの所へ美雨だけでも先に来させてはどうかと提案する。

第9話 2012年8月26日「娘の未来のために…今、伝えるべき真実」 FIFA女子U−20ワールドカップ2012 日本×スイス 放送のため、21:30から放送。
 圭介(豊川悦司)は、美雨(芦田愛菜)がいない寂しさをかみしめながら、いつも通りの生活を続けた。圭介と美雨を家族同然に思っている千恵子(丘みつ子)は、このまま二人が離れてしまっていいのかと心配するが、アカネ(中谷美紀)や中村(蟹江敬三)は、圭介が決めたことなのだから余計なことは言うなと、くぎを刺す。主治医の古賀(安田顕)の元を訪れた圭介は、病状が悪化していることを知る。このまま病気が進行すれば、5年ほどで家族の顔や名前も分からなくなってしまう可能性があるという。古賀は、美雨の将来のためにも、今の内からいろいろと準備しておいた方がいい、と圭介に助言する。そんな折、千恵子から、ある話を聞いた勝田(三浦翔平)は、圭介をドライブに誘う。

第10話 2012年9月2日「父ちゃん、美雨の事忘れちゃうの?」
 圭介(豊川悦司)の元に義父・一夫(浜田晃)から連絡が入る。美雨(芦田愛菜)が「東京に帰る」と書き置きをして、一人でバスに乗ってしまったというのだ。バスターミナルに駆け付けた圭介は美雨を見つけ、取りあえず家に連れて帰る。圭介は美雨に、自分の病気のことを正直に打ち明け、明日の朝、バスで沼津まで送っていくと告げる。そして圭介は、美雨が落ち着くまで沼津にいたいので夏休みを取らせてほしいと中村(蟹江敬三)らに申し出る。翌朝、圭介は美雨を起こそうとするが、美雨は部屋の入り口にバリケードを作り、沼津行きを拒否する。説得役を買って出たアカネ(中谷美紀)は、圭介と同じ病気にかかった義母を看病していた時の話を美雨に聞かせる。

第11話 2012年9月9日「残された時間、娘のために今できること」
 圭介(豊川悦司)と美雨(芦田愛菜)が一緒に暮らすことになり、社長の中村(蟹江敬三)の妻・千恵子(丘みつ子)は圭介に、新しい生活スタイルの提案をする。圭介の会社の後輩・勝田(三浦翔平)は、その日の作業を書いておくための黒板を圭介に贈る。一方、夏休みが終わり、始業式を迎えた美雨は帰宅するなり、早く頭が良くなる方法はないかとアカネ(中谷美紀)に聞く。アカネは、毎日こつこつ勉強して本をたくさん読めばいい、と美雨に助言する。そんな中、圭介は中村と一緒に得意先を訪ねる。

最終話 2012年9月16日「私が全部おぼえているよ」
 圭介(豊川悦司)は美雨(芦田愛菜)から、夢を聞かれる。もし何かしたいことがあるなら、自分がかなえてあげたいのだという。美雨は、返答に困る圭介に、今日中に考えておいてほしいと告げる。そんな折、中村(蟹江敬三)と妻・千恵子(丘みつ子)が、祭りのことでけんかをしていた。今年はバザーの当番にもかかわらず、中村が実行委員長の代役を引き受けてしまったのだ。結局、中村は実行委員長を、千恵子はバザー当番を担当し、娘のアカネ(中谷美紀)が両方を手伝うということで落ち着く。そんな中、圭介は美雨に、一緒に旅行することが夢だと話す。圭介は、神奈川・箱根でどうしても美雨に見せたいものがあるのだという。

各話視聴率


番組公式サイト
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