「わたしがおじいさまを殺しました」
警察へ出頭したさつき(武井咲)は、刑事の中里(津川雅彦)らに罪の告白を。だが、さつきの突然の自首に、中里はその信憑性を疑う。
さらに、和辻家の内部に殺人の偽装工作をバラそうとしている人物がいると踏み、遺産相続に関する専門家から詳しい話を聞き、検証しようと考える。
その頃、和辻家では自首した“摩子”の保釈金が用意されようとしていた。そこに春生(松下由樹)が訪ねてくる。「大学のサークルを通じて摩子と知り合った」と適当な理由をつけ、みね(野際陽子)や淑枝(若村麻由美)らと対面した春生だったが、自分たちと和辻家の体面しか気にしない和辻家の面々に、苛立ちを覚えるのだった。
さらに、殺人事件を偽装した和辻家の面々には遺産相続の権利がなくなる可能性も出てき、一族は大騒ぎに…! 与兵衛(寺田農)の隠し子だったことがわかった間崎(高橋一生)をつるし上げ、醜い言い争いを始める繁(金田明夫)ら。「自分を捨てた和辻家に復讐をしてやる」そう語っていたさつきの言葉を思い出した春生は、大財閥の一族が本当に守りたいものとは何なのだろう、と考えるのだった。
一方、『マスカレード』で働く摩子(武井咲・二役)にもある変化が起ころうとしていた。
摩子が、さつきとして生きていこうと決心した矢先、すべての発端だった中学校教師・日高殺害事件が進展を見せる! 最重要参考人として“さつき”を追い続けていた弓坂(桐谷健太)の捜査線上に浮上したのは、なんと綺羅々(福田沙紀)だった! 日高と親しくしていた綺羅々は、ある侮辱を受けた際に言い争いになり、誤って日高を殺害してしまったのだ。
正当防衛の可能性もあると、綺羅々に自首を勧める弓坂。そんな弓坂に、摩子は「あと3時間だけ待ってほしい」と頼む。綺羅々に『マスカレード』での最後のステージを踏ませてあげたいと考えたのだ。ラストステージでの綺羅々の鬼気迫る姿に息を飲む摩子。その雄姿は今までの、どのステージよりも輝いていた…。
保釈され、和辻家に戻ってきたさつきは春生と会う。「こんなところにいたらダメになる。一緒に帰ろう」と懇願する春生に、さつきは「あたしには和辻一族の血が流れてる。和辻家のものは全部あたしのもんなんだ」と強い目で語る。和辻家に捨てられてからの20年分の復讐を遂げようとしているさつきの姿に、春生は何も言うことができなかった。
そんな中、殺人の偽装工作をした和辻家の中で唯一、淑枝にだけ遺産相続の権利が残っていることが判明する!
第1話 2012年4月27日「身代わり殺人!?2000億アリバイ売る女」
第2話 2012年5月3日「夏樹静子作〜資産2000億の女帝」
第3話 2012年5月10日「悪女の条件 私、おじい様を殺してしまった!!」
第4話 2012年5月17日「富豪一族の殺人偽装トリック!!」
第5話 2012年5月24日「名刑事登場富豪殺害トリック!!」
第6話 2012年5月31日「アリバイは崩された!?裏切り者はあなただ!!」
最終話 2012年6月14日「双子死す真犯人の正体と暴走!!新たな殺人」
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