「1億円を奪われた!」と訴える男・野波基之(北見敏之)が、京都鴨川東署に駆け込んできた。聞けば、"近畿振興・桜くじ"という懸賞くじの当たり券を本に挟んでおいたところ、妻の秋江(水木薫)が知らずに持ち出して行きつけの鍼灸院に置き忘れてきたのだが、その本が待合室から消えてしまったという。野波は、鍼灸院の院長・斉藤秀正(芝本正)が盗んだに違いないと騒いでいた。
折しも刑事課は、主婦・木村史子(まつむら眞弓)が公園で頭部を強打して意識不明になった傷害事件の捜査に奔走しており、刑事課長のみどり(戸田恵子)から野波の相手を押し付けられたおみやさん(渡瀬恒彦)とちはる(京野ことみ)は、鍼灸院へ。斉藤は待合室に忘れ物はなかったと言い張るが、くじ運にご利益があるとされる神社の札が壁に飾ってあるのが気になった。
その後、野波が桜くじを買った販売所を訪れたおみやさんは、向かい側のビルで8年前、未解決事件が起きたことを思い出す。人気お好み焼き店の店主・桃山武寛(成瀬正孝)が刺殺された事件で、顔見知りの犯行と思われたものの、これといったトラブルも見あたらず、結局、迷宮入りしていた。だが、奇妙なことに事件の起きる1週間ほど前から、「お好み焼きの味が落ちた」と常連客が口々に証言していたのだった。
奇しくも同じ8年前、その販売所で1等1億円、前後賞4000万円の当たりくじが出ていたことがわかる。だが、店主の松永幸子(藤真利子)は、当たりくじを購入したのは桃山ではない、そもそも桃山は堅実な性格でくじなど買ったことがないと話す。
そんなとき、おみやさんは、今、躍進中のデザイン会社社長・久保田晴彦(湯江健幸)が桃山のお好み焼き店の常連だったことに気づく。当時、印刷所の契約社員だった久保田が起業したのは、8年前。もしかして、あの販売所でくじを買い、当選したのは久保田だったのではないか…。おみやさんは久保田を直撃するが…!? やがて、8年前の殺人事件と現在の傷害事件をつなぐ、細い糸が浮かび上がってくるのだが…!?
第1話 2012年4月12日「vs京都地検の女!20年後に動き出した二重誘拐トリック!!息子に会いたい…母の叫びと復讐の銃弾!資料に裏切られたおみやさん」
第2話 2012年4月26日「敏腕女刑事登場で資料課の危機!!完璧すぎる殺人証言1×3=4の謎」
第3話 2012年5月3日「三度、殺された夫!京都西陣…監禁状態で試された母子の絆!!」
第4話 2012年5月10日「19年目の殺人連鎖!京都鴨川…父を待つ娘の愛と憎悪」
第5話 2012年5月17日「vs心理学を操る男!!京都〜青森1000キロの遠隔殺人18年目の罠」
第6話 2012年5月24日「利用された夫婦愛!祇園祭に消えた美女の殺人計画!!」
第8話 2012年6月7日「犬だけが見た殺人!京都〜滋賀…7年目に動き出した新証拠!!」
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