祐太(草なぎ剛)からプロポーズを受けたすず(ミムラ)は、実家を出て祐太のアパートで一緒に暮らし始める。かいがいしく祐太の世話を焼く生活にすずは充実感を覚えていた。
一方、佐伯(松平健)の紹介で入院した伊達(竜雷太)は佐伯の高校時代の恩師だった。外来で佐伯の診察を受け、肺炎の疑いがあると診断されて入院したという。佐伯の診察以外は受けないと言い張って看護師や医師に怒鳴り散らし、検査すら拒否する伊達に、担当の下田(八乙女光)は困り果てていた。しかし、佐伯は病室に顔を出そうともしない。
祐太は伊達の妻・由美恵(田島令子)から、伊達が教え子だった佐伯の出世を何より誇りに思っていると聞かされる。翌日、カンファレンスの席で祐太が佐伯に診察をうながすと、ようやく佐伯は伊達の病室へ。ところが、伊達の話もろくに聞かず、検査だけ勧めてそそくさと出て行こうとする佐伯の態度に伊達が激怒し、却って頑なになってしまった。
下田は必死になだめようとするが、伊達は心を閉ざし、口もきこうとしない。そんな折、階段から落ちた伊達をかばい、下田がケガを負ってしまう。祐太は伊達の病室に乗り込み、昔のことにこだわるより、今の伊達を救おうとしている下田の気持ちを受け止めて欲しいと意見する。
祐太の言葉に心を動かされた伊達は、ついに検査を承諾。その結果、伊達は肺真菌症に冒されていると判明する。しかも発見が遅れたせいで病状は悪化し、早急に切除手術をしなければ危険な状態だった。「俺がもっと早く説得できてたら」と自分を責める下田。その夜、伊達の病室を訪ねた下田は、「助けてくれ…まだ死にたくないんだ」と怯える伊達に付き添い、懸命に励ます。
同じ頃、伊達のカルテを見ていた瑞希(水川あさみ)の不自然な様子が気にかかった祐太は、カルテを調べてあることに気づく。その矢先、伊達の容体が急変する。一方、アパートに帰った瑞希は、突然、胸を押さえて苦しみ出したすずを見つけて病院に電話を入れようとするが、すずは連絡を拒んで…。
第1話 2012年4月10日「僕は自分をやり直す為に医者になった」
第2話 2012年4月17日「医者も接客業です」
第3話 2012年4月24日「医者である前に、人である前に」
第4話 2012年5月1日「医者として僕はそこに線を引く」
第5話 2012年5月8日「医者から近くて遠い存在」
第6話 2012年5月15日「僕が医者になった本当の理由」
第7話 2012年5月22日「医者としてでなく人として僕は…」
第9話 2012年6月5日「医者も一人の弱い人間という現実」
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