澪(天海祐希)のもとに、ニューヨーク時代のエージェントから家賃立て替え分の請求書が届いた。香奈絵(久野綾希子)からもらっているシャンソンズのコーチ料だけで生活をしていた澪は、金に困り、昼食代もままならない状況に追い込まれてしまう。
哲郎(小泉孝太郎)から頼まれて澪の過去を探っていた玲奈(片瀬那奈)は、澪の部屋でエージェントからの解雇通知書を発見する。しかし玲奈は、それをどうすればいいのか悩んでいた。
一方、忠子(石田ゆり子)は、みぞれ(大島蓉子)、玉子(菊地美香)らとともに、音楽堂の取り壊しに反対する署名運動を始める。まひる(大島優子)も、南(福原美穂)、忍(千葉雄大)、一希(玉山鉄二)と商店街を一軒一軒回って署名を集めていた。だが、思ったように署名は集まらず、目標の1000人分には程遠い状況だった。そんな彼女たちのもとにやってきた澪は、もっと人目を引くやり方でなければダメ、と言って歌いだした。それに合わせて、歌い出すシャンソンズのメンバーたち。すると、急にそこに、人々が集まり始め…。
署名活動の件は、すぐに市長の清忠(岸部一徳)の耳にも入る。いらだつ清忠は、結果を出せ、と哲郎を叱責した。
パチンコ店で勝負に出た澪は、玉子からのアドバイスで大勝する。澪と別れた後、市役所に立ち寄った玉子は、そこで玲奈と哲郎がもめているのを偶然目撃した。玉子は、それを忠子に伝えるが…。
そんな中、シャンソンズは、新たなテーマとしてメッセージソングに取り組む。署名運動を通じて、自分の思いを人に伝える難しさを痛感した忠子の発案だった。しかし、曲の決定に関してまたもや澪と忠子がぶつかり、お互いに1曲ずつ用意して勝負することになってしまう。
澪は、玉子とともにパチンコ店通いを続けた。そうした中で澪は、玉子がアイドル志望だったこと、そして姑や夫との関係に悩んでいることを知る。
同じころ、情報の収集に失敗した哲郎は、スパイとして使っていた玲奈との関係を清忠に問われる。井坂家から出ていくよう命じられた哲郎は、泥酔し、玲奈のアパートを訪れた。自業自得だ、といって力なく玲奈に謝る哲郎。その姿を見た玲奈は、澪の解雇通知書を彼に渡してしまう。
あくる日、澪は、自ら選曲した曲をメンバーに発表しようとする。そこに清忠と哲郎が現れた。そこで清忠は、解雇通知書をかざして澪の正体をバラし、素性を偽って集めた署名も無効だと言い放つ。
メンバーから真相を問われた澪は、清忠の言葉を否定しないどころか、自分のキャリアのためにシャンソンズを利用した、などと言い出す。その言葉に激怒した忠子は、澪の頬を張り、出ていくよう命じ…。
あくる日、澪は荷物をまとめて由芽市を出ていこうとする。同じころ、忠子は、事情をすべて知っていた香奈絵に詰め寄っていた。するとそこに、署名運動に参加した町の人たちが押しかけてくる。自分たちを騙したのだから署名はすべて取り消せ、というのだ。香奈絵と忠子はそれに応じて、頭を下げた。
そのとき、クレームを言いに来た母親と一緒に来ていた子どもが、シャンソンズの歌が聴きたいとゴネ出す。それを見た香奈絵は、大事なことは嘘かどうかではなく、心を動かされたかどうかではないか、と忠子やまひるに告げる。やってきた一希は、澪がシャンソンズのために録音した『歌うたいのバラッド』を流した。まひるは、携帯電話でメンバーに連絡をとり、その音を皆に聴かせた。
練習場に集まってきたメンバーは、もう一度、澪にコーチを頼もうと決意する。そのために忠子が考えたのは、歌で伝える、ということだった。
玲奈は市役所の放送室をジャックし、市内放送でシャンソンズの歌を流した。曲は、忠子が選んだ『何度でも』だ。その歌を聴いていた澪の目から涙が流れて…。
澪のもとに駆けつけたシャンソンズのメンバーは、自分たちが澪を雇う、と告げる。澪も、その思いを受け止め…。
清忠のもとを訪れた香奈絵は、シャンソンズが合唱コンクールの県予選に出場することを告げる。
忠子は、哲郎を呼び出し、隠していることをすべて話すよう頼んだ。その際、哲郎の携帯電話が鳴った。それは、焼肉店の名前で登録してあった、玲奈からの電話だった。発信履歴から、哲郎が同じ店に何度も電話していることを知った忠子は、彼の携帯電話を奪ってリダイヤルした。電話に出た玲奈は、相手が忠子だとは知らずに、もう二度と合わない、あの夜のことも忘れる、と言って一方的に電話を切り…。
第1話 2012年4月12日「希望の歌よ、響け!!舞い戻った伝説の女」
第2話 2012年4月19日「新しい私へ!浪漫飛行」
第3話 2012年4月26日「終わらない歌を歌おう」
第4話 2012年5月3日「オバサン、TVに出る」
第5話 2012年5月10日「超セクシーダンス戦争」
第7話 2012年5月24日「M あなたしか見えない」
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