仕事もお金もなく、もうすぐ社宅まで追い出されそうな早川正義(オダギリジョー)。売れないのは営業が足りないからだと訴える正義だが、新人も担当している三木康佑(ユースケ・サンタマリア)が1週間外れることになり、代わりに新人のマネージャー・明石誠司(石黒英雄)がやってきた。
大澤こころ(杉咲花)は同じクラスの高村七海(荒川ちか)とお互いを"心友"と呼び、交換日記をする仲になっていた。仲良しの関係を喜びつつも、メールはすぐに返信しなければ責められることや、七海がブログに書く陰口へのコメントに困ったりと戸惑いも多い。
明石が全国放送のラジオ番組へのゲスト出演の仕事をとってきた。番組内で曲を流し、ネット配信の宣伝もさせてもらえると聞いて引き受けた正義だが、いざ出演してみると父親としてリスナーの子育て相談にのるコーナーだった。明石の制止も聞かず、生放送中に帰ってしまう正義。
同じ頃、こころは七海や菊地美結(菊池和澄)ら仲良しグループと雑貨店に来ていた。買い物を済ませて飲食店に入ろうと提案する七海だったが、こころは七海が誘ったおそろいのグッズ購入などでお小遣いが足りなくなってきた美結を気遣い、「nanja」にみんなを連れて行く。こころと美結が内緒話をする様子を見て苛立つ七海。こころたちが「nanja」に行くと、そこには酔っぱらった正義が居た。酔ってだらしなくなっている正義を父親とは言えず、慌てて友達を連れて帰るこころ。
こころが家に戻ると水島朝子(大塚寧々)から友達の忘れ物があると連絡が入り、食事も兼ねて東海林秀蔵(藤竜也)、松野美月(大森絢音)、陸(藤本哉汰)と一緒に再び「nanja」に向かった。正義にきつくあたるこころだが、その姿を忘れ物に気付いて戻ってきた七海に見られてしまう。普段、学校ではニコニコしているこころの変貌に驚く七海。
動揺のあまり七海に対して帰るように強く訴えるこころに、ムッとして帰っていく七海。正義は気をつかってばかりで楽しんでいなさそうなこころと七海の関係に失笑するが、こころは初めての親友をなくしたくないんだと訴えた。逆にこころから、わかっていてもできないことはないのかと聞かれ、答えにつまって「nanja」を出た正義を三木が追ってきた。ラジオの仕事を放りだしたことを責め、音楽以外のこだわりは捨てて、よりたくさんの人に曲を届けるべきだと言う三木の言葉に言い返せない正義。
その夜、正義は秀蔵から子供たちは正義のおかげで前に進んでいるが、当の本人は前に進めないでいると言われる。1人になり、これまでの子供たちの頑張る姿と自分の行動を思い返す正義。同じ頃、こころは七海からメールの返信がこないと携帯をみつめていた。
翌日、学校で七海が普通に接してくれたことに胸をなでおろしたこころだが、放課後、友達みんなで家に遊びに行くと言い出した。断ることができず、慌てて美月に電話をすると、秀蔵は町内会の集まりに行っているが正義は家にいるという。事情を聞いた美月は、陸と共に正義を家から追い出し作戦を決行する。曲作りをしている正義は動こうとしなかったが、タイミングよく水島明良(トータス松本)から呼び出しがあり正義は「nanja」に向かった。
水島に、家族の思い出作りにとある施設の招待券を渡されると、喜んで受け取った美月を横目にさっさと店を出て家に戻る正義。慌てて後を追う美月と陸を見て、秀蔵も後を追った。家に戻ると七海たちが来ていた。正義を見て、あの時の酔っ払いだと気付き嫌な顔をする友達を見た七海が帰ろうと言い出した。それを制し、正義は自分が出ていくからと言い、こころたちを驚かせる。
しかし、家に来たのは昨日のことで腹を立てた七海が、こころが必死で隠している正義のことをみんなにバラそうとしてやったことだと告白した。驚くこころ。正義は、こころに向かって友達の前では素直な自分をさらけ出すべきだと訴えた。それを聞いたこころは、これまで無理して明るく振る舞っていたことを正直に話し、それでも七海と友達でいたいと話す。七海はさっさと帰ってしまうが、美結はまた遊びに来たいと言って帰っていった。一部始終を見ていた秀蔵や青田洋子(貫地谷しほり)は、正義が自分を父親と言ったことに驚いていた。指摘され、そんなことは言ってないと激しく否定する正義。
直後、家のガスが止まっていることが発覚し、水島がくれたチケットで全員で銭湯に行くことに。帰り道、手をつなごうと伸ばしてきた陸の手を振り払う正義だが、それでも楽しそうな面々。その姿を見ている女性がいて…。
第1話 2012年4月15日「自業自得!?」
第2話 2012年4月22日「我慢すると心が腐るんだよ!」
第3話 2012年4月29日「歌えない僕の気持ちが解る?」
第4話 2012年5月6日「お祭で告白!?届けたい想い…」
第6話 2012年5月20日「今夜、娘のために走ります!」
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