昼寝中の古美門研介(堺雅人)に、黛真知子(新垣結衣)が持ち込んだのは、日照権を巡る訴訟。近くに建設中の高層マンションのために、自宅が日陰になるという主婦、桑田久美子(村井美樹)の訴えだ。相変わらず、黛が持ち込む案件に興味を示さない古美門。そんな時、久美子から町内会で弁護士を立てることになったと黛に断りの連絡が入った。
翌日、黛が事務所に行くと、金になる仕事が入ったと古美門に連れ出される。向かった先は建設会社。それは、久美子が訴えようとしていた建設会社だった。会社の依頼は、まさしく久美子の町内会から訴えられた工事差し止め請求。町内会が選んだ弁護士がこの手の訴訟のプロ、大貫善三(大和田伸也)だった。そのため、多少の費用はかかっても条件の良い示談に持ち込みたいと古美門に声がかかったのだ。
黛は久美子の話に親身になっていたため、依頼を引き受ける古美門に文句たらたら。古美門は、そんな黛を引き連れて住民説明会へ。早速、大貫とぶつかり合う古美門。裁判で決着をつけようと言う大貫に、古美門はクライアント無視で応じてしまう。
ところが、翌日すぐに大貫が古美門を訪ねてきて示談に応じると言い出す。信じられない黛。大貫が提示した示談金は一世帯当たり500万円。すると古美門は5千円で応酬。いきなり決裂すると、大貫は裁判だと息巻いて帰る。だが、これは古美門VS大貫の駆け引きの序章にすぎなかった。
大貫は反対運動を盛り上げ、マスコミまで使って責めて来るが裁判に持ち込む気配はない。対する古美門は悠然と構えている。黛は反対運動に参加する住民たちが住む家を一軒一軒調べ始めた。
古美門は大貫に連絡し、2度目の住民説明会へ。示談金の値上げに応じるものと思った大貫の考えをよそに、古美門は一世帯5万円と言い切る。口々に異を唱える住民たちに、古美門は実害があったかどうかを尋ね始めた。だが、古美門は住民たちの家を黛に調べさせている。次々と、彼らの被害理由を論破。挙げ句の果てには、町内会に紛れ込ませた加賀蘭丸(田口淳之介)に向かって建設会社を誹謗中傷した損害賠償を請求すると突きつけた。恐れをなした住民たちは、反対運動からひとり、またひとりと抜けていく…。
そんな時、大貫は三木長一郎(生瀬勝久)に呼び出された。古美門を倒す事に執着する三木は、大貫に建設会社が不利になる資料を渡そうとする。だが、大貫は最後の手段と、すでに同じものを持っていた。
大貫の切り札が使われる。それは、現在訴えを起こされているマンションの南側に、将来もう一棟のマンションを建てる計画だった。建設会社側は、計画がリークされたら現在のマンションも売れないと古美門に反対派の要求を飲むよう促す。だが、古美門はその提案を突っぱねた。
古美門は蘭丸に探らせた情報を使って反対派住民の結束を切り崩しにかかる。要注意人物たちの弱みを突き、示談金は他の住民の2倍出すと約束。最後は町会長の山田(徳井優)までも落としてしまった。
古美門の姑息な手口に失望する黛。だが、古美門は正義を求める黛に、自分たちはクライアントの利益のために全力を尽くして闘うだけだと断言する。
3度目の住民説明会は、古美門の思惑通りに動く。町会長を始め、言い含められた住人たちが古美門の提案する示談に応じると言い出したのだ。焦る大貫は、社会正義のために闘っていこうと思わず口にしてしまう。住民たちのためではなく…。これが決定打となり、示談は古美門側の勝利で幕を閉じる。
今回の件で自分自身の弁護士としての目的が解ったと、黛は古美門に告げた。それは、いつか古美門を倒す事。古美門はユーモアとしては100点だと切り返すが…。
第1話 2012年4月17日「最高でもサイテーの弁護士、愛も法も嘘をつく!?」
第2話 2012年4月24日「著作権裁判はカネになる!?」
第3話 2012年5月1日「初恋かストーカーか?号泣の恋愛裁判!?」
第5話 2012年5月15日「期限は7日!金か命か!?悪徳政治家を守れ」
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