古美門研介(堺雅人)は因縁のある古巣の法律事務所のトップ、三木長一郎(生瀬勝久)を怒らせ、収入のほぼ全てを依存していた大手クライアントを失う。さらに古美門の事務所には三木のもとで働いていた黛真知子(新垣結衣)が移籍して来た。
黛が仕事を持ち帰る。著作権侵害という、勝てば金になる訴訟に期待を寄せる古美門だが、事務所にやって来たのはパンクロッカーの荒川ボニータ(福田沙紀)とジャンゴジャンゴ東久留米(窪田正孝)。2人はダブルミリオンに迫る勢いの大ヒット曲で、柊しずか(友近)が歌う『あれは恋でした』が、自分たちが作った曲の盗作だと言う。
とりあえず、ボニータたちのライブで問題の曲を聴く古美門と黛。激しいパンクに顔をしかめる古美門に対して、黛はボニータたちの曲は盗作されたと言い出す。
事務所に戻り、報酬を尋ねる古美門に自分たちが出せるのは3万円ぐらいと答えるボニータ。話にならないと言う古美門に、服部(里見浩太朗)が裁判になれば柊しずかに会えるかもしれないと囁く。すると、しずかファンの古美門は着手金はいらないと手のひら返す。ただし、訴訟で勝った場合は賠償金の半額を報酬にもらうと引き受けることにした。
訴訟の対象となるのは『あれは恋でした』を書いた葛西サトシ(鶴見辰吾)で、顧問弁護は三木法律事務所。しかも、裁判には三木が自ら乗り出して来る。
裁判は依拠性が焦点となる。葛西が盗作したのなら、どこでボニータたちの曲を知ったか…だ。ボニータには葛西に曲を聴かせたような記憶はない。また、葛西もボニータたちの曲は聞いたことがないと言い張る。古美門たちの立場は不利だ。挙句の果てに、裁判中にジャンゴジャンゴが歌い始めたことで、ボニータの印象は悪くなってしまう。追い打ちをかけるように、三木はマスコミを使って葛西としずかに自分たちに非はないと語らせた。
ボニータたちは世間の悪者となってしまう。耐えかねたボニータは訴えを取り下げると言い出す。だが、古美門は三木に負けることになると反対。
古美門の事務所に三木が沢地君江(小池栄子)を伴って現れた。示談に持ち込もうとする三木を突っぱねる古美門。古美門は葛西側に落ち度があるのではないかと感じていた。
古美門は裁判で、全ての曲を自分だけで作詞作曲しているのかと葛西に質問。ゴーストライターなどを使用しているのではないかと問う古美門に、葛西は根も葉もない噂で、あくまで自分が作っていると答えた。三木は葛西のプライドに、不安を覚える。
加賀蘭丸(田口淳之介)は業界に潜入し、葛西がゴーストライターを使っていることを古美門に報告。しかし、十分な報酬を葛西から受け取っている彼らは証言などしないだろうと言う。そんな時、ボニータたちが葛西の作る他の曲にも自分たちが、かつて作った歌詞の一部が使用されていることに気づく。しかも、それらの歌詞はボニータではなく、かつてバンドにいた石塚小枝子(早織)が書いたものだと言う。
古美門と黛は、早速、小枝子を訪ねる。黛は小枝子に見覚えがあった。実は、小枝子は葛西行きつけのクラブでホステスとして働いていたのだ。葛西のゴーストライターもしているだろうとの古美門の追及に、小枝子は裁判で証言することを約束する。話を聞いたボニータは、なぜ自分たちの曲を売るようなことをしたのかと小枝子に問う。小枝子は証言することで謝罪すると言うのだが…。
裁判で小枝子はゴーストライターとしての自分を認めなかった。すでに、三木たちの息がかかっていたのだ。古美門はボニータの当事者尋問を請求。古美門は全てを話すと小枝子がボニータに語った時に録音された音を再生する。裁判は一気に古美門たちが有利となった。
三木は小枝子が勝手に盗作したことにしようと持ちかけるが、葛西はあくまで曲は全て自分が作っていると譲らなかった。そして、葛西は和解を求め、ボニータたちも了承する。さらに、ボニータは和解金もいらないと言い出す。そして、和解金は葛西が恵まれない子供たちの基金を設立するということで成立。古美門と三木の思いに決着はつかなかった。
第1話 2012年4月17日「最高でもサイテーの弁護士、愛も法も嘘をつく!?」
第3話 2012年5月1日「初恋かストーカーか?号泣の恋愛裁判!?」
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