唯一の部下だった七尾洋子が念願の刑事として転属となり、おみやさん(渡瀬恒彦)ひとりになった"鴨川東署資料課"に、新たな部下・青山ちはる(京野ことみ)がやって来た。
そこへ、くも膜下出血で入院中だった大手建設会社"夏村建設"の監査役・速水亨(富家規政)の人工呼吸器が切断され殺されたとの一報が入る。実は、この夏村建設は数十億円の公金を使い込んだというスキャンダルが噂されており、スキャンダル隠しを目的とした、口封じのための犯行ではないかと刑事課は考えるが…。
夏村建設の名を聞いたおみやさんは、おもむろに資料棚を捜しはじめる。20年前、夏村建設の2代目社長のひとり息子・勇樹(高木陸)が誘拐されるという事件が起きたことを思い出したのだ。だが、その誘拐事件は犯人の手掛かりはもちろん、誘拐された勇樹の生死すらわからないまま迷宮入りしていた…。
「うどんを食べてくる」と言い置いて、ふらりと出ていったおみやさん。いきなりいなくなり、一切連絡もよこさない上司に、ちはるは戸惑う。
その頃、おみやさんは、夏村建設先代社長の未亡人で筆頭株主でもある夏村かずさ(とよた真帆)のもとを訪れていた。話しを聞いた後、おみやさんが誘拐事件の起きた現場に行くと、元刑事・古川順造(深水三章)が佇んでいるのを目撃する。誘拐事件が起きた管轄とは違う署轄の刑事がなぜ現場を訪れたのか、しかも誘拐事件が起きてから20年後に…。さらに、夏村建設の裏側を執拗に調べているウェブニュースの記者・椿健一郎(原田龍二)とも知り合い、意外な情報を得る。やっとおみやさんに合流できたちはるは、刑事課が辿りつかない情報を次々と明らかにしていくおみやさんの鋭い捜査力に驚く…。
翌日、病院の清掃員・岩崎明子(小柳友貴美)が、速水の人工呼吸器を切ったのは自分だ、と名乗り出てきた。こうして事件はあっけなく解決、明子も速やかに送検された…。しかし、おみやさんはまだ何かを考えている様子で、誘拐事件の資料を読み返していて…。
そんな中、彼女の供述に疑問を抱いた京都地検の名物検事・鶴丸あや(名取裕子)が「この事件には、もっと奥に何かがあるはず!」と、鴨川東署に乗り込み、追捜査を命じてきた! そしてその矢先、古川が何者かに撃たれる事件も起きて…!?
第2話 2012年4月26日「敏腕女刑事登場で資料課の危機!!完璧すぎる殺人証言1×3=4の謎」
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