美濃八幡藩で起きていた年貢不正流出の証拠である念書を携え、ついに美濃の地を踏んだおりんと八幡藩士・望月誠之助。約束の新月の夜、八幡藩筆頭家老・水谷のもとへと念書を届け、不正の黒幕が次席家老の脇田であることがついに皆の知るところとなった。ところが、水谷の命を受けた捕り方たちが脇田の屋敷へと向かうと、脇田は既に何者かによって殺されていた後だった…。
その後、念書を手にした水谷は、誠之助、おりんたちと共に庄屋の弥兵衛のもとへと駆けつけ、農民たちに不正に年貢を取り立てていたのが美濃屋と脇田であることを説明する。水谷が不正に気付かなかった自らの落ち度を素直に詫びたことで、間一髪のところで一揆は免れる。しかし、脇田と組んでおりんたちから念書を奪おうとしていた最強の刺客集団、剣草の首領・酉兜幽玄と毒芹は暗躍を続けていて…。果たして、目的を遂げたおりんと誠之助の運命やいかに!?
逃亡者おりん・最終章スペシャル「手鎖御免…あの女が帰ってくる!吉原炎上幕府転覆の陰謀を哀しみの刃が斬る!」 2012年1月12日
2006年に放送した時代劇「逃亡者おりん」の特別版をおくる。脚本・藤井邦夫、監督・矢田清已。 道悦(榎木孝明)率いる冷徹な暗殺集団を抜け、逃亡者となったおりん(青山倫子)は、江戸郊外の里で静かな日々を過ごしていた。そんな折、おりんは浪人らに襲われていた記憶喪失の娘・お菊(高松あい)を救う。それもつかの間、お菊は浪人らに日光へと連れ去られてしまう。日光東照宮には幕府を揺るがす秘密が隠されており、幕府転覆をたくらむ一味がそれを狙い、暗躍していた。その中には弥十郎(宅麻伸)の姿もあった。弥十郎は、かつておりんと共に命を懸けて暗殺集団と闘った徳川吉宗ゆかりの人物だった。おりんは、お菊を助けるため、そして弥十郎の真意を知るため、日光へと旅立つ。
最終章
第1話 2012年1月17日
吉原の大火のぬれぎぬを着せられ、再び追われる身となったおりん(青山倫子)は、おみね(小峰玲奈)と共にある屋敷に捕らわれていた。2人は逃げようとするが、おみねが刺され、おりんに茂吉(山根誠示)への伝言を頼み息絶える。おりんが茂吉を訪ねると、そこに闇の組織“剣草”の刺客・擬宝珠(峰蘭太郎)が現れる。茂吉は殺され、おりんは念書を託される。そんなおりんを謎の青年武士・誠之助(渡辺大)が追っていた。
第2話 2012年1月24日
おりん(青山倫子)は託された念書を手に美濃を目指す。一方、おりんを追う誠之助(渡辺大)は、捨て子を見つけ、乳をもらえる人を探す。その様子を見たおりんは、手伝ってやるが、そこに‘剣草’の石榴(白井滋郎)が現れ、赤ん坊を人質に、おりんに念書を渡せと迫る。
第3話 2012年1月31日
おりん(青山倫子)は、5年もの間、兄の敵を探して旅をしている陽太郎(吉田哲也)と知り合う。そこに現れた誠之助(渡辺大)を、陽太郎は敵討ちの相手と間違える。逃げ出した誠之助を追う陽太郎は、‘剣草’の蘇芳(柴田善行)に敵討ちを手伝うと言われて喜ぶが…。
第4話 2012年2月7日
誠之助(渡辺大)は、念書を奪うため役人におりん(青山倫子)を捕らえさせる。おりんは、おしの(大石彩未)の助けで逃げ出すが、‘剣草’の榊(矢部義章)と樒(小谷浩三)が迫っていた。一方、旅館の主人・角右衛門(司裕介)もおしのがいないことに気付き、おしのを追う。
第5話 2012年2月14日
おりん(青山倫子)は、‘剣草’の紫苑(本山力)に念書を奪われた誠之助(渡辺大)を助ける。おりんは紫苑を追うが、紫苑は変装していたため、容易ではない。道中、おりんは譲吉(加藤重樹)とお由(石井亜可理)の夫婦に出会う。一緒に行ってほしいという2人の願いを断り、おりんは先を急ぐが、激しい雨で川が渡れない。川止めは2日前からと聞き、おりんと誠之助が船待ち宿で紫苑を捜していると、そこに役人が現れる。
第6話 2012年2月21日
託された念書を手に美濃を目指すおりん(青山倫子)。一度は念書を狙う最強の刺客集団・剣草から念書を奪われてしまったものの、美濃八幡藩士・望月誠之助(渡辺大)とともに念書を取り戻し、おりんは再び美濃を目指していた。 そんな中、おりんと誠之助は毒を操る剣草の新たな刺客・刺草(木下通博)から命を狙われることになる。しかも、刺草が2人を狙い村の井戸に毒をまいたことから、多くの村人たちが巻き添えになってしまい…。
第7話 2012年2月28日
おりん(青山倫子)と誠之助(渡辺大)は、関所を通るため仙蔵(白井滋郎)を訪ね、手形を用意してくれるよう頼む。その夜、誠之助は仙蔵の子分・伊佐(西村匡生)から賭場に誘われる。しかし、誠之助はいかさまをする2人組の男によって金を巻き上げられてしまう。
第8話 2012年3月6日(2時からの放送)
おりん(青山倫子)と共に関所を通過した誠之助(渡辺大)は、同郷の吾作(内藤邦秋)とその家族が飯屋からたたき出されている場面に遭遇。吾作が持っていた金は、村でしか使えない「村札」だった。木曽に行こうとする彼らを、誠之助は美濃に戻るよう必死に説得する。
第9話 2012年3月13日
美濃は今にも一揆が起きる寸前で、家老の水谷(笹木俊志)と庄屋の弥兵衛(池上リョヲマ)は、誠之助(渡辺大)の帰りと念書を待ちわびていた。一方、おりん(青山倫子)は黒幕の正体を知った誠之助がおりんを巻き込むまいと1人、美濃に向かったと悟る。誠之助を助けるため、おりんも追い掛けるが、‘剣草’の聖瑞花(木村康志)と紫雲英(浜田隆広)に捕まってしまう。紫雲英らはおりんから念書の在りかを聞き出そうとする。
第10話 2012年3月20日
おりん(青山倫子)と誠之助(渡辺大)は、新月の夜、ついに美濃の地に入る。黒幕の脇田(堀内正美)は焦るが、‘剣草’の酉兜(福本清三)は念書が水谷(笹木俊志)の元に届かぬ方法が1つだけあると言う。そして、弥兵衛(池上リョヲマ)が領民を説得していたところにおりんと誠之助が現れる。念書を受け取った弥兵衛は、おりんらと共に水谷の屋敷を目指すが、それを阻止しようとする‘剣草’の攻撃はますます激しくなる。
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