吉野千明(小泉今日子)は、長倉和平(中井貴一)とキスをした。2階でメールをしていた典子(飯島直子)は、酔って大騒ぎしている千明たちのようすを見に行こうとして、たまたまその光景を見てしまう。
あくる朝、目を覚ました千明は、和平が寝言で『ふゆみ』という女性の名前を口にしたのを聞く。
自宅に戻り、真平(坂口憲二)や万理子(内田有紀)、えりな(白本彩奈)と朝食をとった和平は、千明とのキスを思い出し、困惑していた。するとそこに、典子が千明を引っ張ってやってくる。典子は、「千明とちゃんとエッチしているのか?」と真平のことを責めると、千明と和平がキスしていたことを皆の前でバラしてしまう。千明は、酔っていたから奥さんと勘違いしたようだ、と弁解し、和平の寝言のことを皆に話した。
だが、『ふゆみ』というのは和平の妻の名前などではなく、真平たちはおろか、和平自身もまったく心当たりがない名前だった。典子は、どこの女なのか白状しろ、と和平を責めた。そんな騒ぎの中、万理子が、千明に告白して受け止めてもらった、と言い出し、話はさらに複雑に…。
勤務中、和平は、中年の女性から声をかけられる。その女性こそ、和平のファーストキスの相手・ふゆみだった。
千明は、脚本家の栗山ハルカ(益若つばさ)と台本の打ち合わせをすることになっていた。やってきたハルカは、スタッフルームにいた万理子を見つけるなり、「かわいい!」と興奮する。
和平は、部下の大橋知美(佐津川愛美)とともに春祭りの打ち合わせに行く。その帰り、知美は、和平と言い争いが出来ないことに対する不満を彼にぶつけた。和平と千明のようなケンカがしたいと願う知美は、その練習を母・秀子(美保純)としているうちに険悪になってしまったのだという。
真平は、主治医の門脇(高橋克明)のもとを訪れ、検査を受ける。門脇は、検査の結果、問題はなかったことを真平に伝えた。
打ち合わせをしていた千明は、登場人物のひとりを殺してしまおう、というハルカの提案を却下する。千明は、自分には人の死は扱いきれない、それよりも人の気持ちや、恋愛のおかしさ、哀しさをドラマにしたい、とハルカに告げた。その話を聞いていた万理子の目から涙が流れた。千明は、そんな万理子のことを優しく見つめていた。
和平は、秀子に呼び出される。そこで秀子は、好きな人ができた、と和平に告げた。和平と疑似恋愛を楽しんでいるうちに、恋愛に対する現役オーラが出てキレイになったと言われるようになった、と秀子。続けて彼女は、「長倉さんのこと、踏み台にしてしまってすいません」と言い出し…。
同じころ、千明は、友人の荒木啓子(森口博子)、水野祥子(渡辺真起子)と食事をしていた。生命保険の受取人の話などを始める千明たち。そこで啓子と祥子は、明日誕生日を迎える千明に、プレゼントを手渡す。
帰宅した和平は、典子に引っ張られて、広行(浅野和之)との話し合いの場に同席させられる。広行が離婚してもいいと思っていることを知った典子は、本気で好きな人がいる、と彼に告げる。それを聞いた広行は、嬉しそうな顔を見せ、自分も好きな人が出来た、などと言い出す。怒った典子は、席を立ってしまい…。
そんななか、千明は46歳の誕生日を迎える。真平は、和平や万理子、えりなにも協力してもらい、密かにバースデーパーティーの準備をしていた。仕事を終えて万理子と一緒に帰ってきた千明は、半ば強引に長倉家に連れて行かれる。真平たちに迎えられ、喜びつつもちょっぴり困惑する千明。そこに、46本のろうそくが立てられたケーキが運ばれてきた。千明は、それに噛みつき、せめて太いろうそく4本と細いろうそく6本にできなかったのか、などと言い出す。あまりにもデリカシーがない、というのだ。
すると和平は、その考え方はおかしい、と返した。ろうそくの数はそれだけ千明が頑張ってきた証なのだから、年を取れば取るほど素晴らしいことだ、と千明に告げる和平。千明は、そんな和平の言葉に打たれて…。
誕生日を祝ってもらった千明は、真平と一緒に後片付けをする。誕生日を盛大に祝うのも、祝ってもらった本人が後片付けをするのも、和平が決めた長倉家のルールだった。そこで真平は、病院での検査の結果を千明に報告した。
あくる日、千明と和平は同じ電車に乗る。その際ふたりは、路上で口論している真平と知美の姿を電車の中から目撃し…。
最後から二番目の恋 TOPへ
各話視聴率へ
2012年冬ドラマ(1-3月)へ
2012年冬ドラマ視聴率一覧へ
タグ:最後から二番目の恋