ラッキー探偵社に、ストーカーから守ってほしいと依頼が入り、時多駿太郎(松本潤)がボディーガードを引き受けることになった。依頼人・望月史織(夏帆)の希望は、自宅から勤務先までの送迎と外出時の警護で、さらに、駿太郎には恋人に扮してほしいという。
早速、駿太郎は史織が勤めるカフェで仕事が終わるのを待つが、ふたりは恋人同士のようで、様子を見守る旭淳平(大泉洋)と水野飛鳥(仲里依紗)は、女性なれした駿太郎の態度を冷やかした。
そんな折、淳平に桐原由貴(吹石一恵)からメールが届く。ふたりきりで会いたいという由貴に、筑紫昌義(角野卓造)でさえも何か企みがあるのではないか、といぶかしがる。待ち合わせ場所に現れた由貴は、真面目な話だと言い16年前という言葉から何を連想するか、と聞いた。
とまどう淳平に由貴は、新田輝(瑛太)が警視庁幹部・峰永宅に侵入した際、16年前に何があったのかと迫ったが、その後、警察で取られた峰永の供述調書からそこが削除されていたのだと明かした。それは探偵社に関係のあることだと思われるから、心当たりはないかと尋ねた由貴に、淳平はあると答えた。
そんな日の夜、探偵社を出た藤崎瞳子(松嶋菜々子)は、後ろに気配を感じて振り返るが、誰もいなかった。しかし翌日、瞳子は自宅に侵入者があったようだ、と筑紫に打ち明けた。筑紫は、探偵たちに相談してみては、と勧めるが、瞳子は自分の父親の事件に誰も巻き込みたくないと断る。
同じ頃、実家で百合子(岡江久美子)や孝次郎(小山慶一郎)と話をしていた駿太郎は、ひょんなことから百合子が瞳子の父親を知っていると聞き驚く。そして、探偵社で調べるうち、瞳子の父親は藤崎眞人と言う弁護士で、地元の再開発のときに住民運動に加わった人物だとわかった。
するとそこへ、史織が差し入れを持ってやってくる。駿太郎から噂に聞いていた瞳子に会いたくて来たと言うが、瞳子は外出中だった。駿太郎は、史織を自宅まで送るため探偵社を出た。しかしその途中で、史織がショッピングモールのエレベーターに乗った瞬間、キャップをかぶった男が乗り込んできてドアを閉めてしまった。突き飛ばされた駿太郎は階段で屋上まで駆け上がり、そこで震えて座り込んでいる史織を見つけた。
一方、由貴は後藤将司(金田明夫)に呼び出され、組織のなかで生きるということを考えろ、と釘をさされる。
探偵社では、淳平が調査した16年前の事件のことを話していた。淳平によると、当時、眞人は再開発を巡る不正を疑い八神コーポレーションという会社を追っていたが、それが原因で何者かに殺害されたのではないかと言うのだ。そしてその後、瞳子と筑紫が探偵社を興したのは、眞人の死の真相を探るためだったのではないのか、とも話した。しかし、瞳子は、眞人は事故死だったと言って譲らない。
夕方、駿太郎がマンションの前で待っていると史織が出てきて、今日は仕事に行かないから送迎は不要だと言った。駿太郎が承知すると史織は少し寂しそうな顔をして、駿太郎にキスをした。
その夜、何者かが探偵社に侵入し、社長室から眞人の手帳を盗み出した。すると、駿太郎が現れて、女を殴る趣味はないから手帳を返せと言った。侵入者は扮装した史織だった。なぜ自分だとわかったのか、と聞く史織に、駿太郎は唇だと答えた。キスをされたとき、部屋のなかにいたにしては唇が冷たかったため不審に思い張り込んでいたと言う。結局、ストーカーの話も探偵社に近づくための嘘だったんだろう、と駿太郎は言った。
そこに、男が入ってきた。エレベーターに乗り込んできたキャップの男だった。駿太郎は、男との激しい格闘の末、男を打倒。その隙に史織は逃げ去った。
同じ頃、怪しいワゴン車を見張っていた淳平は、突然、男たちに殴打された。そこへ、駿太郎から電話がかかってくる。淳平は、「社長が危ない」と一言だけ伝えると、倒れ込んでしまう。そして、瞳子のもとには、新田から電話がかかってくる。それを取ろうとしたとき、男たちに羽交い絞めにされワゴン車に載せられてしまう。探偵社を飛び出した駿太郎は、夜の街を全速力で走り…。
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