最終話ストーリー
たらちね大学に未確認生物が出現したとの情報がもたらされた。目撃した警備員によると、その生物は2mを超える大きさで、全身はぬめぬめとした粘液で覆われていたという。そんな中、桑潟(佐藤隆太)は、学内で偶然、幼馴染みの千佳(原沙知絵)と再会。彼女は、少年時代の桑潟をいじめから助けてくれた初恋の人だった。美しくなった彼女に恋心を再燃させる桑潟。しかし、そんな幸せな気分に水を差すように、鯨谷(倍賞美津子)から呼び出しを受ける。
集められたのは、桑潟のほか計4人の文学部教員。その一人、植松(梶原善)によると、たらちね大学では、毎年学年末に学生からアンケートを取り、もっとも評判が悪かった教員がリストラされるのだという。自分もその候補に上がっていると知った桑潟は、誰かを蹴落として自分は助かろうと画策。ミス研メンバーからの情報で植松が結婚間近と聞き、嫉妬心から彼に狙いを定める。悪だくみを知った仁美(桜庭ななみ)は止めようとするが、リストラの恐怖と嫉妬心にとりつかれた桑潟は聞く耳を持たなかった。
ところが、植松の研究室で蹴落とす材料を探していた桑潟は、そこで思わぬ写真を発見。ショックに打ちひしがれた桑潟は、そのまま植松の研究室にうずくまってしまう。そんな桑潟に背後から近づく影。気づくとすぐ間近にぬめぬめとした未確認生物が迫っていた! 桑潟は、必死に未確認生物の魔の手から逃れようとするが、その後、さらに恐ろしい事態が待ち受けていた。
第1話「名探偵の超本格ミステリー!?密室×雪=女子大生」 2012年1月22日
教授が大学の教室の窓から、雪と一緒に転落する不可解な事故が起きる。同じ教室では毎年4月にさまざまな怪奇現象が発生することから、学生の間で「エープリルゴースト」として恐れられていた。事故の翌日、現場を通り掛かった新任の准教授・桑潟(佐藤)は、その状況から幽霊に見せ掛けた人間の仕業だと推理し、学生たちの視線を集める。しかし、桑潟は本当は「超人的凡人」と呼ぶべき、さえない男。それを見透かす女子大生・仁美(桜庭ななみ)が現れる。
第2話 2012年1月29日「美女たちの連続消失トリック!!超常現象ミステリー」
大学で「怪盗チャックマン」による盗難事件が連続で発生する。被害者は何を盗まれたのか言えなくなる怪奇事件で、桑潟(佐藤隆太)の憧れであるラクロス部の智子(杉本有美)も被害に遭う。翌朝、通勤途中の桑潟は、ある女性(野波麻帆)から突然、熊の縫いぐるみを渡される。「肌身離さず持っていて」という彼女の色香に、桑潟は妄想の世界に陥りそうになる。ところが、そんな幸福感を、彼女の「誰かに渡したら爆発するから」という言葉が打ち砕く。桑潟は縫いぐるみを抱えたまま教壇に立つことに。そんな中、上司の鯨谷教授(倍賞美津子)は桑潟に「3日以内に怪盗チャックマンを捕まえなければ、桑潟を犯人として処罰する」と通達する。
第3話 2012年2月5日「大出現!!ミステリーサークルと殺人バンジージャンプに謎の接点」
大学近くの遺跡で、下着でつくられたミステリーサークルが発見される。代々の名主・垂乳根(麿赤児)は、この奇妙な事件の謎解きを桑潟(佐藤隆太)に依頼する。桑潟は自分を超常現象のエキスパートだと思い込んでいる垂乳根の期待を裏切らないよう、適当にそれらしく、ミステリーサークルが出現した場所を掘ってみるよう指示を出す。すると、思いがけず石板が出土し、それにはこの地の守り神である「たらちね様」の化身として桑潟の名前が刻まれていた。垂乳根の家に招かれた桑潟は、代々垂乳根家の分家と本家で争われてきた、たらちね様の継承権を決める50年に1度の「たらちね祭り」に、本家代表として参加してほしいと要請される。最初は乗り気ではなかった桑潟だが、垂乳根の頼みを引き受ける。
第4話 2012年2月12日「殺意の4回転ジャンプ!?フィギュア女王の(秘)人間消失トリック!!」
女子大学近くの商店街で、白仮面に全身黒ずくめという謎の集団が現れる。彼らが出現すると、その街はゴーストタウン化するとのうわさ通り、商店街はシャッターを下ろした店ばかり。営業しているのは地味なラーメン店だけだったが、味は絶品だ。おまけに、店主の文子(いしのようこ)は美人ということで、桑潟(佐藤隆太)はこのラーメン店に通い、売り上げへの貢献を約束する。翌日から、桑潟はミステリー研究会の学生たちを誘うが、ランチの時間になると決まって謎の集団が現れる。不機嫌が続いている都与(倉科カナ)と、マイペースな仁美(桜庭ななみ)を除き、全員が妙な音頭に乗せられ、夕飯を食べられなくなるほど満腹にさせられてしまう。
第5話 2012年2月19日「美人妻(秘)毒殺トリック!!誘惑する下着の罠!?容疑者は警察官12人」
「ミスたらちね」の真由(谷沢恵里香)の下着が盗まれず、同じマンションの地味な主婦・早苗(山下容莉枝)の下着ばかりが盗まれるという事件が発生する。自分の勝負下着が全く盗まれない屈辱を味わった真由は、下着泥棒を捜し出すよう桑潟(佐藤隆太)に依頼する。桑潟は真由との甘い生活を妄想しながら、自分も勝負パンツをはいて調査を開始する。マンションが見える公園に移設した仁美(桜庭ななみ)の段ボールハウスで張り込みを始めたその晩、早苗の部屋からアクセサリーが盗まれる。犯人はベランダから真由の部屋がある階下に逃走するが、今回もベランダに干されていた真由の下着は盗まれなかった。そんな中、桑潟は早苗の夫・桜木(ベンガル)から意外な相談を持ち掛けられる。
第6話 2012年2月26日「水着美女(秘)人体発火トリック!!密室に4人の容疑者」
赤いたらちね2・26事件から2年目の同じ日、「ミスターたらちね」を名乗る謎の人物によって、桑潟(佐藤隆太)、都与(倉科カナ)、沼袋(渡部秀)の3人が拉致監禁される。赤いたらちね2・26事件とは、天才臨床心理学者の敷島(吉田鋼太郎)が人体実験を試み、その被験者となった学生が、火だるまになって校舎の屋上から飛び降りた事件だ。見知らぬ山小屋に閉じ込められた3人が解放される方法はただ一つ。ミスターたらちねからの質問に、うそ偽りなく答えることだ。答えられなければ、3人から大切なものを奪って裁きを下すと、ミスターたらちねは言う。
第7話 2012年3月4日「美人姉妹(秘)時間逆流トリック!!毒殺された遺産10億の料亭女将!?」
300年続く料亭で後継争いが起きる。おかみの益恵(りりィ)は、伝統を守れるのは三女の玲子(白石美帆)しかいないと考えていた。しかし、長女の晶子(大家由祐子)と次女の紀美子(春木みさよ)は、愛人の子である玲子が相続することに猛反対する。話し合いがこじれる中、茶を飲んだ益恵が突然苦しみだし、そのまま病院に担ぎ込まれてしまう。翌日、自転車で転倒し、意識を失った桑潟(佐藤隆太)が同じ病院に運び込まれてくる。38時間後、桑潟は意識を取り戻すが、自分だけタイムスリップして未来に来たと思い込む。娘たちの誰かが、遺産目当てで自分を殺そうとしていると思い込む益恵と遭遇した桑潟は、「時空探偵」気取りで、犯人捜しを請け負う。
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