『ナガクラ』で宴会をした吉野千明(小泉今日子)と長倉和平(中井貴一)は、酔い潰れて仲良くソファーで眠っていた。
あくる朝、二階から降りてきた万理子(内田有紀)は、眠っている千明に近づき、至近距離で寝顔を見つめていた。そんな万理子を無意識に抱きよせ、キスをしてしまう千明。万理子はもちろん、偶然その光景を目撃してしまった真平(坂口憲二)も呆然となり…。
目を覚ました後、誰かとキスしたことだけは思い出した千明は、その相手が和平だと思い込んでしまう。千明からそれを聞いた和平は、自己嫌悪に陥り、ひたすら謝り続けた。和平は、千明のように酒のせいだと割り切ることができないらしい。
出社した千明は、脚本家の栗山ハルカ(益若つばさ)やアシスタントプロデューサーの三井(久保田磨希)らと台本の打ち合わせをする。が、そこでもキスの話になり、ハルカと意見が食い違う千明。ハルカは、酔ってついキスをしたり、エッチしてしまったりというのはドラマとしても人としても最低だ、と言い放つ。
打ち合わせの後、セカンドAPの飯田ゆかり(広山詞葉)は、自分の下のついていたもうひとりのAPが音信不通になったと千明に報告する。そこで千明は、万理子にその代役を任せようと思いつく。
同じころ、和平は、大橋知美(佐津川愛美)と昼食をとっていた。知美は、前夜の宴会のときの千明のマネをして、和平にトークバトルを仕掛ける。しかし、千明とのキスを引きずったまま和平は、知美の相手をすることもできず、彼女を怒らせてしまう。
そんな中、和平は、仕事のついでに典子(飯島直子)がアルバイトしているレストランを訪れる。するとそこに、典子の息子・翔(田中碧海)が友人たちと一緒にやってきた。典子の姿に気づいた翔は、仲間たちに気づかれないよう振る舞っていた。が、典子は、運んできた料理を落としてテーブルの上にぶちまけてしまう。さらに、それを片付けようとして転んでしまう典子。翔の仲間たちは、そんな典子をバカにしてからかった。すると翔は、仲間たちを非難して店を出て行ってしまう。その一部始終を見ていた和平は、翔のためにも家に帰ってやれ、と典子に告げる。
万理子を呼び出した千明は、彼女に事情を話し、了承を得る。その際、自分から辞めたいと言わない限り仕事をしてもらう、と万理子に告げる千明。不安を抱きつつ仕事に取り掛かった万理子は、さっそく台本の矛盾を発見し、千明から褒められていた。
アルバイトを終えた典子は、夕食の買い物をして久しぶりに自宅に戻った。が、翔の部屋をあけると、翔はベッドの上で彼女らしき女の子と抱き合っていて…。
買い物帰りの真平は、さびしそうにベンチに座っている女性に気づき、迷いながらも声をかけた。それは知美だった。知美は、そんな真平に「いやらしい」「気持ち悪い」と言い放つ。自分がイケていると思っているからそんなことをするというのだ。怒った真平も、「子ども顔!」などとムキになって応酬し…。
帰宅した千明と玄関先で会った和平は、万理子の件で礼を言った。するとそこに典子が不機嫌な顔でやってくる。家に帰るんじゃなかった、と言い残して千明の家に入ってしまう典子。千明は、とりあえず和平も自宅に招き入れた。
典子は、千明と和平に事情を話すと、ふてくされて二階にあがってしまう。千明は、自分に任せてほしい、と和平に告げ、典子の後を追った。
典子は、自分のような女のことを軽蔑しているのではないか、と千明に問いかけた。それに対して千明は、理解できないし立場も違うが、典子のことは好きだと返す。私たちは同じクラスだったら絶対に友だちになっていた――千明の言葉に、典子は号泣し…。
千明が階下に降りると、万理子も来ていた。万理子は、秘密を抱えたまま世話になるのは心苦しい、と前置きして、千明とキスをしたのは自分だと告げる。続けて万理子は、千明に恋していることも告白し、嫌だったら仕事の話もなしにしてほしい、と言い出す。突然のことにショックを受け固まってしまう和平。千明は、万理子に笑顔を見せ、男に告白されるより嬉しい、と返した。万理子は、子どものように泣き出し…。
万理子が帰った後、千明と和平は一緒に飲み始める。酔った和平は、典子や万理子に対する千明の態度を褒めた。千明も、和平の昭和っぽさやぶれない態度は恰好いいからそのまま貫け、と返す。そんな話をしているうちに、ふと見つめ合ってしまったふたりは、そのまま唇を重ねて…。
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