託された念書を手に美濃を目指すおりんと誠之助。偽の道中手形を手にした2人は、なんとか福島の関所を越え、馬籠に差し掛かった。しかし、2人が馬籠の飯屋の前を通りかかると、そこには飯屋の主人ともめる同じ美濃八幡藩の農民・吾作とその家族の姿があった…。
聞けば、吾作は飯屋で食事をしようとしたものの、手にしているお金が村でしか使えない“村札”とは知らず、主人と押し問答になってしまったらしい。しかも吾作たちは、年貢の取り立ての厳しい美濃を捨て妻・お照の兄を頼って木曽へと向かう道中だった…。
美濃では食べていけず、餓死するか、一揆に加わって死罪になるしか道が残されていないという吾作の話を聞き、美濃の現状に誠之助は深く胸を痛めながらも、美濃へと戻るよう必死に吾作を説得する。誠之助が持っている念書には、年貢の不正流出の証拠が書かれており、それさえ八幡藩に持ち帰ることが出来れば、吾作たちの暮らしは必ず良くなるはずなのだ…。
誠之助の説得の甲斐あってか、やがて吾作たちは美濃へ戻ると約束し、同じように村から逃げてきた者たちにも事情を説明して連れ帰ると約束する。誠之助は、必ず美濃に戻るという吾作の言葉を信じ、再びおりんと共に道中を急ぐことに。
ところがその頃、念書を狙う最強の刺客集団・剣草の刺客・連翹、鬼百合、鬼薊たちが、卑劣な手段を使っておりんたちを追い詰めようと画策していた…。
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