時多駿太郎(松本潤)は水野飛鳥(仲里依紗)とともに、高級クラブ勤務の月子(釈由美子)の自宅に仕掛けられた盗聴器を発見した。事情を聞いた駿太郎らに月子は、夕刊紙に載った、大物代議士・十朱(久保晶)と自分の記事を見せた。記事はふたりの密会を書きたてているが、月子は、十朱と食事をしただけで一夜をともにした事実はないと話した。
駿太郎が盗聴を疑った理由を聞くと月子は、記事にもあるようにこの部屋で十朱からの電話を受けたのは事実だが、そのことを誰にも話していないからだという。そこで駿太郎は、自宅に入れる人を教えてくれと頼むが、月子は誰ひとりいないと答える。しかし、部屋に置かれた「月の土地の権利書」を見た駿太郎は、彼氏がいるだろうと尋ねた。
その後、飛鳥が月子の部屋にいると、駿太郎から怪しい車がマンション前に停まっていると連絡が入った。飛鳥は月子にここに残るよう指示すると、車の男に声をかけた。すると、男が持っていた受信機から月子の部屋の音が聞こえた。そこへ突然、月子が駆け込んできて男に掴みかかる。男は、自分は夕刊紙の記者だが盗聴器は仕掛けていないと弁明した。
翌朝、旭淳平(大泉洋)は月子を部屋に引き止めておけなかった飛鳥を叱責、筑紫昌義(角野卓造)も調査は駿太郎に任せろと指示した。しかし、プライベートな話は女性同士のほうがいいと言う駿太郎は、飛鳥を月子の部屋に送り込む。すると、そこには先客がいた。月子が勤めるクラブの社長・野田(菊池均也)だった。十朱との噂が大きくなっているので店を辞めたほうがいいと言う野田に、今回のことを仕組んだのは野田なのかと月子は聞いた。
そして言い争ううち、ふたりはもみ合いになった。それを察知した飛鳥は、部屋に駆け込むと月子の手を取って走り出した。駿太郎は、そんなふたりを自宅へ連れて帰る。突然の来訪者に母・百合子(岡江久美子)は喜ぶが、孝次郎(小山慶一郎)は戸惑いを隠せない。月子はそこで、誰かに指示された野田が盗聴器を仕掛けたのだろうと話した。しかし、その人物に心当たりはないと言う。しかし、駿太郎には何かが引っかかった。
その後、飛鳥が話しを聞くうち、月子は十朱グループの議員・立藤(前川泰之)が恋人だと明かした。月子は、今回の件で立藤までが窮地に陥っていると話し、心を痛めていた。
ところが後日、飛鳥は元カレで通信会社に勤める誠(細田よしひこ)から、立藤が十朱グループ離脱を目論んでいるとの情報を得た。
その後の調査で、立藤と野田に裏のつながりがあることが判明、十朱のスキャンダルは立藤にとってグループ離脱の理由になることから、立藤と野田が仕組んだと推測された。それを聞いた月子は心配する飛鳥に、うすうす感づいていたことだと笑顔を見せた。
数日後、駿太郎に月子から、自分の部屋に飛鳥の携帯が落ちていたと連絡が入った。さらに、マンションの前から走り去る野田の車を見たという月子に、駿太郎は飛鳥が野田に連れ去られたと確信する。
その頃、野田のマンションに拘束されていた飛鳥は、立藤と野田から月子に何を報告したのかと尋問されていた。と、そこへ窓から駿太郎が入ってきた。飛びかかる男たちを打ち倒すと、駿太郎は飛鳥の手を取って脱出した。そして追っ手から身を隠すために、ふたりはマンションの掃除用具室に身を潜めた。
やがて、ドアが開くと、桐原由貴(吹石一恵)と後藤将司(金田明夫)が現れた。駿太郎から連絡を受けた淳平が、由貴に連絡をしたのだ。そして、立藤や野田も警察に事情を聞かれることとなった。
事件を通して感じるものがあったのか、誠と結婚すると盛り上がっていた飛鳥は、正式に結婚を見送りそれを誠に伝えた。
同じ頃、藤崎瞳子(松嶋菜々子)は筑紫に、元参事官の槇谷の娘から連絡があったと報告した。槇谷の遺品のなかから、16年間見つからなかった瞳子の父親の手帳が見つかったと言うのだ。
一方、駿太郎は淳平から新田輝(瑛太)が働いているはずの父親の会社に在籍していないと聞いた。驚く駿太郎に淳平は、まだ調べたいことがあると言い…。
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