2012年02月24日

デカ 黒川鈴木 第9話

♯9 「毒殺死体が身投げした!?」3月1日(木) 夜23:58〜

団地の405号室に住む無職の窪田明男(山崎邦正)が屋上に靴を揃えて飛び降り自殺をする。だが、黒川(板尾創路)は遺体のアーモンド臭に気付き、窪田は青酸カリによって毒殺されたと考える。死亡推定時刻は昨夜20時。胃にはビールが残っていたという。黒川は白石(田辺誠一)を連れて、団地の住人たちの聞き込み捜査を行う。

 602号室のキャバクラ嬢、一条みかげ(三津谷葉子)は窪田がクレーマーだったと黒川たちに明かす。窪田はゴミの出し方や騒音など、いろいろな事にクレームをつけてきたという。他の住人たちも被害を受けていたらしく、一条は窪田に部屋まで上がり込まれてクレームをつけられた住人もいたと証言する。

 続いて、黒川たちは502号室の佐々木夫妻の部屋を訪ねる。窪田は度々難癖をつけてきたらしく、妻の佐々木真紀(高橋かおり)は話し合うため、一度だけ窪田を部屋に上げたと証言。その時、窪田は部屋から出て行こうとせず、仕方なくお金を渡して帰ってもらったという。夫の佐々木は、窪田は殺されてもおかしくない程、皆に恨まれていたという。黒川が話を聞いていると、娘のまいがやってくる。佐々木は7歳のまいが刑事と関わる事を嫌がり、まいを奥の部屋に行かせる。

 続いて、黒川たちは503号室に住む三宅信子(小川菜摘)から話を聞く。窪田は信子に対し、飼ってもいない犬の鳴き声がするとクレームをつけ、部屋に上がろうとしてきたという。さらに信子は、一条が一番被害に遭っていたと証言。窪田は一条に頻繁にクレームをつけ、部屋の中にも上がり込んでいたという。黒川は一条がこの事実を隠していた事に引っ掛かる。さらに信子は佐々木夫妻が部屋の前に荷物や台車を置いて邪魔だったため、それが原因で窪田からクレームをつけられていたと証言する。

 黒川と白石は手掛かりを探すため、窪田が住んでいた405号室を調べる事に。その時、DVDレンタル店の店員、角田がビールの段ボール箱を持って訪ねてくる。角田は窪田が亡くなったと知って喜びを隠しきれない。角田もクレーム被害に遭っていて、持参したのはお詫びの品だった。窪田はビールの銘柄まで指定してきたという。窪田はいろいろなお店でもクレームをつけていたのだ。

黒川たちは警察署に戻って捜査状況を整理。赤木(田中圭)は窪田が誰かの部屋にクレームをつけに行き、その時、青酸カリを入れたビールを飲まされたと推理する。黒川も赤木と同じ事を考え、聞き込みする際に部屋の様子を密かに確認していたのだ。黒川はある理由でどの住人の部屋で窪田が毒殺されたか、すでに目星を付けていた…。


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