吉野千明(小泉今日子)の家に水谷典子(飯島直子)が転がり込んできた。典子は、夫の広行(浅野和之)から、もう愛していないと言われたことにショックを受け、家を飛び出していた。典子は、夫や息子に対する不満を千明にぶちまけた。そのうちに何だかしんみりしてしまった千明と典子は、抱き合って一緒に泣いてしまう。
同じころ、長倉和平(中井貴一)は、真平(坂口憲二)が病院の定期検査に行っていないことを知り、その理由を問い詰めていた。しかし、真平が何も言わずに部屋に逃げようとしたため、つかみ合いになってしまう。万理子(内田有紀)やえりな(白本彩奈)も、和平たちを止めることができずにいた。その拍子に、集めた桜貝を入れておいたビンが落ちた。我に返った真平は、いつどうなってもいいと覚悟をして生きているのに、検査のたびに弱気になってしまうからもう止めようと思った、と和平に打ち明ける。和平は、そんな真平に、急に変わってしまったのは千明の影響か、と尋ねた。しかし真平は、それを否定する。
あくる朝、典子は、長倉家で朝食を食べようと、千明を引っ張っていく。典子がまた家出をしたと知った和平は、子どももいるのだから夫婦で話し合え、と説教した。しかし典子は、和平の言葉を無視し、万理子に向かって出会い系掲示板のやり方を教えてほしい、と言い出す。広行だってやっているのだから、このままでは悔しい、というのだ。和平は、そんな典子に言い聞かせようとした。しかし典子は、間違っていることはわかっている、と取り合わない。そればかりか、和平は正しいことしか言わないからつまらない、と言い出す。真平や万理子らも、典子の発言に同意した。すると千明は、真っ当で必要な言葉はつまらないものだと思う、と言い出し…。
スタッフから電話で呼び出された千明は、APの三井(久保田磨希)とともに、脚本家の栗山ハルカ(益若つばさ)と会う。ハルカは、脚本が書けなくて苦しんでいるらしい。すると千明は、同情はしない、プロなのだから言い訳しないで書け、とハルカを叱咤した。千明の言葉に心を打たれたハルカは、それからわずか数時間で原稿を上げた。だが、送られてきたのは、同じクールに他局で放送されるドラマの第4話だった。ハルカが掛け持ちしていることすら知らなかった千明は、激しく落ち込んだ。
一方、和平は、観光推進課の提案書を持って来年度の予算会議に出席する。しかし、観光推進課からの提案書は、すべて見送られてしまい、さすがの和平も落ち込んでしまう。
そんな折、申し込めば参加できる観光推進課の企画『大人の鎌倉散歩』が開催される。和平は、部下の大橋知美(佐津川愛美)とともにそのガイド役を務めることになっていた。千明は、友人の荒木啓子(森口博子)、水野祥子(渡辺真起子)に誘われてその企画に参加した。知美がW見合いの娘の方だと気づいた千明は、それを啓子たちにも報告する。和平は、千明たちに弄ばれながらも、懸命に役目を果たそうとしていた。
一行は、昼食をとるために真平の店に向かった。この企画の担当だった田所勉(松尾諭)が店の予約を忘れていたため、真平を頼るしかなかったのだ。啓子と祥子は、真平に興味津々だった。
その夜、出会い系掲示板に写真をUPした典子は、万理子とともに、待ち合わせ場所に向かった。典子たちが離れて様子をうかがっていると、そこに現れたのは広行だった。広行は、みっともない真似はやめろ、とだけ忠告し、その場を立ち去った。それからしばらく後、冴えない中年男ふたりしか来ないことにがっかりした典子は、諦めて帰ろうとしたが…。
帰宅した和平は、真平に礼を言うと、千明のことを切り出す。ふたりはお似合いだから付き合ってみたらどうか、というのだ。すると真平は、恋愛をしたことがないからわからないが、本当に仲が良いというのは、和平と千明のように何でも言い合える関係ではないか、と返す。
同じころ、千明は、啓子と祥子を自宅に招き、古民家話で盛り上がり…。
最後から二番目の恋 TOPへ
各話視聴率へ
2012年冬ドラマ(1-3月)へ
2012年冬ドラマ視聴率一覧へ
タグ:最後から二番目の恋