早海優梨子(松下奈緒)は、恭一(井ノ原快彦)から陽子(古手川祐子)が家に戻る意思がないことを聞き、この先ずっと早海家で暮らすことを決意する。
優梨子は家計を助けるためにパートを始めようと近所のパン屋に面接に行く。同じ頃、就職活動中の馨(中丸雄一)も会社の面接を受けていた。面接官の質問にそつなく応える馨。その帰り道、もう何社目かわからないほどの不採用を示す"お祈りメール"を見ながら家に着くと、優梨子からパン屋の面接に受かり週3日のパートに出ることを聞かされる。
さらに落ち込む馨だが、夕食時にも何社も落ちていることを恵太郎(船越英一郎)や兄弟から責められ、特技がないとか声が小さいなどダメ出しまでされて苛立ちを募らせる。研二(要潤)は、大企業で役員をやっている優梨子の父・拡(中原丈雄)のコネが使えないかとまで言い出し、馨は戸惑う優梨子に余計なことをしないで欲しいとテーブルを離れる。
必死で就職を探す馨の姿を遠くから見つめる恵太郎。優梨子も少しでも力になろうと自分の就職活動時に使っていた本やノートを渡すが、投げやりな気持ちになっている馨は古いなどと文句を言い出す。恭一からは心願成就のお守りを渡され、ますます複雑な気持ちになっていく馨。そんな中、恵太郎はめずらしくスーツを着て、どこかに出かけて行く。
新卒者のための緊急就職面接会会場にやってきた馨は、フロアにあふれる人を見て大きなため息をつく。すると、ヒマそうにしていた1人の男性に手招きをされた。男は小さな金属加工会社の専務で、馨を2次面接に来るように誘う。とある大企業にやってきていた恵太郎は、会社の取締役になっている幼馴染を呼び出し、馨の就職の世話を頼む。安心する恵太郎だが、後日力になれないとの連絡をもらい落ち込む。
金属加工会社の面接に来ていた馨は、一緒に面接を受けたメンバーの出身大学や経歴を聞いて落ちることを確信。帰宅すると、さらに別会社から"お祈り"の手紙が届いていた。自暴自棄になりかけている馨を見た優梨子は、拡にコネを使って会社の面接を受けられるようにしてほしいと頼みに行く。なんとか話をつけてもらい面接に行った馨は、やはりそつなく受け答えをしていく。
パン屋の仕事を終え、帰ろうとした優梨子は配達先でトラブルがありしばらく戻ってこられない入江亜季(山口紗弥加)の息子・陽(須田琉雅)が1人で待っているのをみつけ、家に連れて帰った。子供は苦手をいいながら陽と遊ぶ研二。店長から陽が早海家にいると聞いた亜季は、なぜか大慌てで早海家にやってきて陽を連れて帰っていく。
そんな中、優梨子に拡から馨が不採用だったという連絡が入る。同じ頃、馨の携帯電話にも"お祈りメール"が届いていた。すっかり落ち込み、夕飯を食べながら言い訳を始めた馨は、最後には時代がいけないと言い出した。そんな言葉を聞いた優梨子は、拡から聞いた落とされた理由は、受け答えは完璧だけど馨本人がどういう人物かがわからなかったからだと話す。
その言葉に対して、今度は家のせいだと言い訳を始める馨に恵太郎が怒りだした。仲裁に入って励ます恭一にも重いと言い出し、恵太郎にこれまでの不満をぶつけて罵りだした馨に優梨子は思わず手をあげる。突然のことに唖然とする一同。優梨子は家族全員が馨を一生懸命に心配していることを訴える。それすら、うんざりだと言う馨に恵太郎は出ていけと言い放ち、馨は家を飛び出して行く…。
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