夕食の買い物に来た早海優梨子(松下奈緒)は、財布にお金がないことに戸惑う。改めて確認してみると、給料日まで10日もあるのに使えるお金が1万円程度しかないことに気付き、恭一(井ノ原快彦)に相談する優梨子。
恭一は家族会議を開き、恵太郎(船越英一郎)に喫茶店の営業を再開するように言うが、誰にも指図されたくないと部屋を出ていく。1万円しか入れてない研二(要潤)にももう少しお金を入れるように頼むが、今で精一杯だと拒否。逆に、お金が足りなくなったのは優梨子の金銭感覚が足りなかったからだと訴える。指摘され、買い物をするのに値段を見たことがなかった優梨子は反省し、10日間を残金で乗り切ってみせると宣言する。
翌日から優梨子の慣れない節約生活が始まった。買い物に自転車を使ったり、百円ショップやスーパーの特売セールを利用したりと奮闘する優梨子。新装オープンのパン屋では、店員の入江亜季(山口紗弥加)と知り合いになり、パンの耳がただでもらえることも知った。そんな中、家ではなぜか研二や馨(中丸雄一)の大事にしていた本などが紛失していた。
参考にと義母・陽子(古手川祐子)が付けていた家計簿を見ていた優梨子は、毎月"入"という項目で4万円ほどの入金があることを発見。調べるとガラス工芸の店からの入金であることがわかり、陽子が内職をして家計の足しにしていたことが判明した。それを知った恭一はガラス工芸の店を訪れる。そこには、生き生きと働く陽子がいた。恭一の姿に驚く陽子だが、ずっと内職としてやっていたガラス工芸で一緒に店を出そうと誘われたことを告げる。家にいてはやりたいことができないからという陽子の言葉に反論できない恭一。
その頃、馨は無くなった本などがネットオークションに出品されていたことに気付く。出品していたのは優三(森永悠希)だった。ゲームセンターにいた優三を馨が連れて帰り、恭一が事情を問い詰めると、こづかい稼ぎだったと言い、お金は返すと投げつける逆ギレの態度に困惑する優梨子。
翌日、ことの一部始終を知った研二からゲームセンターにはバッティングセンターも併設されていることを聞いた優梨子は、バッティングセンターを訪れる。野球部部員たちが遊ぶ中、1人見学していた優三だが、優梨子の姿をみつけるとさっさと帰ってしまう。取り残された優梨子に1人の部員が近づいてきた。
家に帰ってきた優三に、研二から事情を聞いた恭一がバッティングセンターで遊ぶ金くらいはあるとお金を渡そうとするが、優三は拒否。そこに優梨子が帰宅し、優三は部の合宿参加費の2万円を出すために、自分なりにお金を集めていたと告げる。家が赤字と聞いてお金が欲しいと言えなかったと泣きながら訴える優三に言葉を失う兄弟たち。
夜、考え事をしている恭一に優梨子が声をかけると、決心したように陽子に会ってきたことを話し出した。陽子に家に帰ってくる意志がないことを告げ、自分は優三が大学を出るまでは面倒をみなくてはいけないが、このまま優梨子を早海家に縛っておくのは申し訳ないという恭一。しかし、優梨子は早海家の倹約生活を楽しんでいると言い、この家とこの街で一緒に暮らしたいと笑顔を見せる。
そのまま再び家族会議を開いた恭一は、全員に陽子には家に戻るつもりがないことを告げる。呆然とする家族たち。優三には自分が責任を持って面倒をみると宣言する恭一だが、恵太郎は陽子の行動を自分勝手だと非難。それをきっかけにまたしてもケンカが始まる。
翌朝、研二から生活費として3万円が渡される。恵太郎も喫茶店を開け、微笑む優梨子。そして、優梨子もパン屋に面接に向かい…。
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