『ROCKHEAD』を脱退した拓(三浦翔平)は、加入するはずだったバンドが警察に捕まったことで行き場を失い、なんとか『ル・プティシュ』に辿り着いたものの、疲れと空腹で倒れてしまう。英介(向井理)は、そんな拓を店で休ませるが、一方で、彼女のまりあ(国仲涼子)から「なんだか英介を遠くに感じる」と告げられ、ショックを受ける。さらに、そんな英介とまりあの姿を偶然目撃してしまった千絵(瀧本美織)もまた、動揺を隠せずにいた。
店では、太朗(大杉漣)が英介に、お客様をもてなす自然な笑顔を作るよう、指導をしていた。しかし、人に愛想を振りまくことが苦手な英介は、上手く笑えない。すると、その様子を見ていた拓が「俺、ココで働いてやってもいいよ」と言い出す。だが、かつて拓に苦い思いをさせられた英介は、その申し入れを拒否する。
やがて、チラシやビラの効果で、店には少しずつ客が入るように。そして、これまでのメニューを見直し、値段も手ごろで、誰にでも分かりやすい新メニューを考案した英介は、店のキーワードに"笑顔"を掲げ、賢太(塚本高史)や剛(川畑要/CHEMISTRY)に、自分も少しずつ変わる努力をすると誓う。
翌日、店に食通の女優・高嶺薫(かたせ梨乃)がやって来る。入ってくるなり店内を見渡し、スタッフの言葉遣いに厳しい反応を見せる高嶺。さらにその直後、まりあが同僚の川和(丸山智己)を連れて来店したことで、英介の心は大きく乱れ、スタッフの間にも不穏な空気が漂う。ところが、その様子を見かねたのか、偶然店にいた拓がウェイターとして働きだすと、店内は一瞬にして明るい雰囲気に。その姿に刺激された英介も、再び料理に集中する。
そんな中、高嶺に呼ばれ、料理について厳しい指摘を受けてしまった英介。しかし一方で、亡くなった母・華子(片平なぎさ)の古い友人だという高嶺は、英介の料理を食べて、華子の味を思い出したと涙を浮かべる。その言葉に励まされた英介は、笑顔で高嶺を見送り、同時にサービスの大切さを改めて実感。これを機に、拓をアルバイトとして雇うことを決める。
その頃、千絵は熱を出して家で寝込んでいた。そして、心配して訪ねてきた英介におかゆを作ってもらうが、食べ終わるころには英介への想いが自分の中で大きくなっていることに気付いていた。
ハングリー! TOPへ
各話視聴率へ
2012年冬ドラマ(1-3月)へ
2012年冬ドラマ視聴率一覧へ
タグ:ハングリー!