開店から一週間、『ル・プティシュ』には客がまったく入らず、さらに、店のオープンに後ろ向きだった彼女・まりあ(国仲涼子)からも「なんでレストランはじめちゃったの?」と言われ、頭を抱える英介(向井理)。さらに店のスタッフだけでなく、仕入れ先の農家の娘・千絵(瀧本美織)にまで店の行く末を心配され、不安になった英介は銀行に融資を申し込むが、あっさり断られてしまう。
その帰り道、母・華子(片平なぎさ)の店を買収した実業家・麻生(稲垣吾郎)と出くわした英介は、麻生がオーナーを務める『ガステレア』に招待される。その席で、麻生は英介に、レストランの名前を変えてほしいと提案。英介の店が、かつての『ル・プティシュ』の跡地に建つ『ガステレア』のイメージダウンに繋がると言い、さらに、「ライバルとは思っていないが、邪魔だけはしないでほしい」と釘を刺す。だが、『ガステレア』自慢の高級料理の数々を食べた英介は、そんな麻生の皮肉のこもった言葉を一蹴。料理や店の素晴らしさは一流だと認めながらも、華子が愛した『ル・プティシュ』の精神を受け継いでいるのは、自分たちのレストランだと宣言する。
とは言ったものの、店の経営は苦しくなる一方で、もし店が潰れたら・・・とますます不安になる英介。しかし千絵から、以前食べた料理の味が忘れられず、再び『ル・プティシュ』に行くためにお小遣いの日まで毎日頑張っていると打ち明けられ、その言葉に励まされる。そして「いつか、もっと美味い料理を食わせてやる」と約束する。
その夜、『ル・プティシュ』に、この日を最後に別れることを決意した一組のカップルが来店する。その見た目から、味の分かる客だと察した英介は、俄然張り切り、腕を振るう。すると、最初こそ、店の雰囲気を怪しんでいたカップルも、出てきた料理に大満足。その味は、離れかけていた彼らの心を再び強く結び付け、帰る頃には「いつかまた来よう」と、二人は別れを撤回するまでに。その姿を見た英介は、『ル・プティシュ』を誰でも入れる、料理を食べた人が笑顔になれるフレンチレストランにしたいと考える。
閉店後、店に突然まりあがやって来る。忙しい時間を縫って会いに来てくれたことに感激し、思わずまりあを抱きしめる英介。しかし次の瞬間、厨房からものすごい音が。恐る恐る覗くと、そこにいたのは、怪我を負った『ROCKHEAD』の元ボーカリスト・拓(三浦翔平)だった。
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