おもちゃメーカー「トイモンド」で働く金井優梨子(松下奈緒)は、恋人で同僚の早海恭一(井ノ原快彦)とおしゃれなレストランへ来ていた。緊張して、なかなかプロポーズができないでいる恭一をみかねた優梨子は、プロポーズを待たずに「はい」と返事をする
お互いの家族を会わせる日を相談していると、恭一は家がリフォーム中であるからと、両親と早海家に行くという優梨子の申し出を断り、高級レストランを予約する。
会食の日、先にレストランに着いていた優梨子と恭一、優梨子の父・拡(中原丈雄)と母・満智子(かとうかず子)が待っていると、恭一の父・恵太郎(船越英一郎)と母・陽子(古手川祐子)が入ってきた。続いて、来る予定ではなかった二男の研二(要潤)、三男の馨(中丸雄一)、四男の優三(森永悠希)が入って来たのを見てあ然とする恭一。
会食が進む中、優梨子と恭一が2人だけでマンションで暮らすと聞いた恵太郎は一瞬表情をこわばらせるが、すぐに笑顔を見せた。つられて笑う一同だが、なんとなく気まずい空気が流れる。帰宅後、恵太郎の態度や早海家に対して不満を抱き、不機嫌になっている満智子。
結婚式と新婚旅行が無事に終わり、2人だけの幸せなマンション暮らしが始まった。結婚したら夫のそばでいつも助けてあげることが夢だった優梨子は、得意でない家事にも頑張って挑戦する。
ある日、2人は旅行のお土産を届けるために恭一の実家に行く。いつもは働き者の陽子のおかげで、古いながらも家の中はきれいに保たれていたが、ゴミが散乱した散らかり放題の部屋を見て呆然とする恭一と優梨子。ぼんやりと座っていた恵太郎から、陽子が病気の親戚の看病に行ってるからだと事情を聞いて胸をなでおろしたのも束の間、恭一は研二から本当は陽子が家出したと聞く。恭一は、優梨子に心配させないようにと陽子の家出のことは隠す。
翌日、夕食の時間前に優梨子は高級スーパーで買った惣菜を早海家に届ける。豪華な料理に喜ぶ研二たちだが、家に戻ると恭一は明日には陽子が帰ってくるから実家には行かなくていいと告げる。その翌日から恭一は、優梨子に残業とウソをつき、会社帰りに実家に寄っていた。数日後、恭一が毎日きっちり定時で会社を出ていることがわかり、なんとなく事情を察する優梨子。しかし、たまたま遊びに来た満智子は、その話を聞くと、今後も頼られると困るから早海家には顔を出さないように注意する。納得がいかず早海家に向かう優梨子。早海家では、まともな食事もなく、部屋は散らかったままの毎日にみんながイライラを募らせていた。
さらに、恵太郎が就職の内定をもらっていたと思っていた馨の不採用通知を見てしまう。馨を怒鳴りつける恵太郎だが、それは恵太郎以外みんな知っていたこと、そして研二も正社員ではなく契約社員であること、優三は小遣いのために恵太郎の焼酎を勝手に売っていたことがわかった。荒れる恵太郎に、ついに恭一が怒鳴った。見栄を張ってばかりで愛想を尽かされて陽子は家出をしたんだと訴える恭一に、今度は研二が怒鳴る。会食で、家がリフォーム中だとウソをついたことや、行ったこともないような高級レストランを予約したことを責められ言葉を失う恭一。
そこへ一部始終を見ていた優梨子が入ってきた。優梨子は家の事情を話してくれなかったことや遠慮されていたことを悲しいと言い、夫婦だから一緒に心配したり、悩んだりしたいんだと涙ながらに訴えた。ウソをついていたことを素直に謝る恭一だが、次の瞬間、優梨子は早海家の人々に陽子が帰ってくるまでの間、実家に入って家族の世話をすると宣言した。あ然とする一同で…。
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