2011年12月28日

運命の人 TOP

『運命の人』(うんめいのひと)は、山崎豊子による小説。および、それを原作とするテレビドラマ。

『文藝春秋』にて2005年1月号から2009年2月号まで約5年間連載された後、2009年に単行本として全4巻で出版された。2010年12月から2011年2月にかけて、文春文庫版が単行本と同様全4巻で刊行された。取材と執筆に約8年を要した長編作品である。第63回毎日出版文化賞(毎日新聞社主催)特別賞受賞(2009年)。


テレビドラマ
2012年1月15日より3月18日まで、TBS系列の『日曜劇場』枠で放送された。初回は21:00 - 22:24(JST)の30分拡大、最終回は21:00 - 22:48(JST)の54分拡大。全10話。
山崎豊子原作のドラマとしては、同局では『華麗なる一族』以来5年ぶりである。主演の本木雅弘は『今夜ひとりのベッドで』(2005年10月期)以来6年振りのTBS制作ドラマかつ民放の連続ドラマ出演作である。

キャッチコピーは「未来は変えられるのか━ 日本中を揺るがせたあの大事件の裏側には、1人の男と2人の女の秘められた真実があった…」。


概要
原作は、2009年に発表された山崎豊子の最新作で、累計130万部を記録する大ヒット作。約40年前に実際に起きた“沖縄返還密約事件”と呼ばれる事件をもとにした物語で、沖縄返還の裏側に潜む国家の機密を暴いたことで権力の逆鱗に触れ、やがて追いつめられていく新聞記者の苦悩をスリリングに描く。

ドラマでは「愛川輝一」という役名だが原作では「愛池輝一」という名前で登場する。

原作では由里子の両親は名前が不詳であるのに対し、父が泰造、母が加世という役名でドラマの登場人物として追加されている。

八雲一家はドラマでは由里子の兄夫妻、叔母の松子が登場せず、家族構成が両親と妹とその娘、従兄弟だけとなっている。


ストーリー
沖縄返還を1年後に控えた1971年。佐橋慶作総理(北大路欣也)が米軍基地の永続的使用を認める合意をアメリカと交わしたとの噂が流れ、総理官邸や外務省は連日たくさんの記者で溢れかえっていた。会見で佐橋総理に鋭い質問をぶつけたのは毎朝新聞のエース記者・弓成亮太(本木雅弘)。「聞いたとおりに書くのは単なる聞屋だ。本物の記者はテーマを持って本質を問いかける“問い屋”でなければならない」という信条を持つ弓成は、やがて沖縄返還の裏に潜む国家権力の欺瞞を暴くが…。


キャスト
☆は最終話・沖縄編にも出演。
主要人物
弓成 亮太 - 本木雅弘☆
毎朝新聞社政治部記者。外務省記者クラブキャップ→永田町記者クラブキャップ

弓成 由里子 - 松たか子☆
弓成亮太の妻。自宅で弓成ゆりこピアノ教室を始める。

三木 昭子 - 真木よう子☆
外務省安西審議官付事務官→京陽不動産事務員

山部 一雄 - 大森南朋☆
読日新聞社政治部記者。外務省記者クラブキャップ→永田町記者クラブキャップ→編集局長

佐橋 慶作 - 北大路欣也
内閣総理大臣。沖縄復帰記念式典後、退任。

毎朝新聞社
司 修一 - 松重豊
政治部部長→論説委員

清原 了 - 北村有起哉
政治部記者。外務省記者クラブ→永田町記者クラブ

金田 満 - 遠藤雄弥
政治部記者。外務省記者クラブ→永田町記者クラブ

仲村 明 - 笠原秀幸
政治部記者。永田町記者クラブ所属。

荒木 繁 - 杉本哲太
社会部デスク。

斉田 透 - 淵上泰史
社会部司法担当者。

萩野 孝和 - 梶原善
整理部デスク。

恵比寿 史朗 - でんでん
販売部部長。

久留 聡一 - 吉田鋼太郎 
主筆。

大館 智文 - 錦引勝彦
取締役社長。

外務省
安西 傑 - 石橋凌
経済担当審議官→アメリカ大使

山本 勇 - 小松和重
安西審議官付事務官。

林 - 石丸謙二郎
事務次官。

吉田 孫六 - 升毅
アメリカ局長。

川崎 一郎 - 奥田達士
北米第一課長。

砂川 - ノゾエ征爾
人事課課長。

児玉 - 伊藤正之
人事課課長。

政治家
愛川 輝一 - 大和田伸也
外務大臣(佐橋内閣)→大蔵大臣(田淵内閣)

田淵 角造 - 不破万作
自由党幹事長。通商産業大臣(第三次佐橋内閣)→内閣総理大臣

福出 赳雄 - 笹野高史
大蔵大臣→外務大臣(第三次佐橋内閣)

鈴森 善市 - 田窪一世
自由党総務会長。

小平 正良 - 柄本明
自由党小平派会長。外務大臣(田淵内閣)

曽根川 靖弘 - 本田博太郎
自由党曽根川派会長。通商産業大臣(田淵内閣)→内閣総理大臣

横溝 宏 - 市川亀治郎
社進党衆議院議員、元弁護士。

警察
十時 正春 - 伊武雅刀
警察庁長官。

井口 - 小市慢太郎
警視庁捜査第二課知能犯第4係班長。

郷田 - 長谷川公彦
警視庁捜査第二課課長。

岩代 - 山本龍二
警視庁捜査第二課警部補。

法曹
高槻 - 伏見哲夫
弓成亮太弁護団。

山谷 - 佐野元哉
弓成亮太弁護団。

大野木 正 - 柳葉敏郎☆
中央法律事務所所属。弓成亮太弁護団。

坂元 勲 - 吹越満
三木昭子担当弁護士。

正木 道夫 - 矢島健一
東京地方検察庁次席検事。

藪谷 哲司 - 水橋研二
東京地方検察庁特別捜査部検事。

笠間 繁昌 - 阪田マサノブ
東京地方検察庁特別捜査部検事。

森 靖之 - 浅野和之
東京地方検察庁公判部検事。

本山 拓 - 大鷹明良
東京地方裁判所裁判長。

増見 豊 - 鶴見辰吾
東京高等検察庁公判部検事。

木柿 - 小林勝也
東京高等裁判所裁判長。

週刊誌
鳥井 裕三 - 斎藤歩☆
週刊「ジャーナル」記者。

松中 雄也 - 眞島秀和☆
週刊「潮流」記者。

弓成家・八雲家 [編集]

弓成 正助 - 橋爪功
弓成亮太の父親、北九州青果協同組合弓成青果社長。

弓成 しづ - 吉村実子
弓成亮太の母親。

弓成 洋一 - 今井悠貴(少年期:第1 - 8話) / 菅田将暉(青年期:第9話)
弓成亮太・由里子の長男。

弓成 純二 - 山崎竜太郎(少年期:第1 - 8話) / 萩野利久(青年期:第9話)
弓成亮太・由里子の次男。

八雲 泰造 - 山本圭
弓成由里子の父親。

八雲 加世 - 高林由紀子☆
弓成由里子の母親。

青山 芙佐子 - 柴本幸☆
弓成由里子の妹。

青山 美奈 - 甲斐恵美利
青山芙佐子の娘。

鯉沼 玲 - 長谷川博己
弓成由里子の従兄妹、建築家。

三木家
三木 琢也 - 原田泰造(ネプチューン)☆
三木昭子の夫、元外務省官僚。

その他
坂元 千恵子 - 黒沢あすか
坂元勲の妻。

枝川 清美 - ふせえり
女性人権活動家。「三木さんを守る会」代表。

長谷川 勝次 - 半海一晃
弓成青果番頭。

中原 平吉 - 平賀雅臣
中原みかん農園経営者。

沖縄編
以下の登場人物は最終話のみ出演。

謝花 ミチ - 美波
照屋 賢勇 - 三浦貴大
儀保 明 - 津田寛治
我楽 政規 - リリー・フランキー
少女 - 吉田里琴
安仁屋 猛 - 津嘉山正種
島袋 善祐 - 平泉成
渡久山 朝友 - 泉谷しげる
渡久山 ツル - 山本道子

スタッフ
原作 - 山崎豊子「運命の人」(文藝春秋刊)
脚本 - 橋本裕志
音楽 - 佐藤直紀
演出 - 土井裕泰、吉田健ほか
プロデュース - 瀬戸口克陽
製作著作 - TBS


各話あらすじ(2012.1.15 - 2012.3.18)全10話 平均視聴率 11.78%
第1話 2012年1月15日「疑惑の一夜」(初回90分スペシャル)
 1971年、東京。沖縄返還を1年後に控え、総理官邸や外務省は連日大勢の記者であふれ返っていた。総理がアメリカと米軍基地の永続的使用を認める合意を交わしたのではないかとのうわさが流れていたからだ。総理の会見で毎朝新聞社政治部の記者、弓成(本木雅弘)は鋭い質問を浴びせる。自分の記事でこの国の未来を変えたいと、記者として大きな野心を抱く弓成を妻の由里子(松たか子)が支えていた。

ある日、弓成は対米交渉の状況を聞くため、外務省ナンバー2の審議官室を訪れる。審議官は歯切れが悪く、言葉を濁して部屋を出て行く。独特な雰囲気を持つ事務官の昭子(真木よう子)と言葉を交わしているさなか、弓成は審議官の机の引き出しから自分が知りたがっていた「米軍基地返還予定リスト」がはみ出していることに気付く。

第2話 2012年1月22日「漏れた秘密」
 弓成(本木雅弘)は、極秘電信文を入手する。それは、政府の沖縄返還協定ではアメリカ側が支払うことになっている軍用地復元補償費を、実際には日本側が負担するという密約を文書化したものだった。毎朝新聞の整理部デスク・荻野(梶原善)は文書自体を掲載しようと主張するが、情報源を守るために公表することはできない。弓成は上司の政治部長・司(松重豊)と荻野に、電信文のことは伏せたまま、解説記事で世論を動かすと豪語する。

第3話 2012年1月29日「裏切りの代償」
 横溝議員(市川亀治郎)が、弓成(本木雅弘)から預かった文書を衆目にさらしてしまう。情報源が発覚してしまうと焦る弓成は、文書を横溝議員から取り戻そうと走り回る。一方、外務省でも機密漏えい捜査が始まり、文書を持ち出した人物の特定が進められていた。焦った昭子(真木よう子)は深夜、弓成の自宅に電話をかける。弓成の妻・由里子(松たか子)が夫の不在を告げると、電話の切り際に昭子が「ちっ」と舌打ちする音が聞こえ、由里子は不安を覚える。その数日後の深夜、弓成は1本の電話を受ける。

第4話 2012年2月5日「暴かれた関係」
 弓成(本木雅弘)と昭子(真木よう子)は、それぞれが警視庁で事情聴取を受けていた。弓成は、文書の入手元を問う捜査員に対し「新聞記者にはニュースソース秘匿の義務がある」と黙秘を貫く。そのころ、毎朝新聞社内では「報道の自由を守ろう」という機運が高まり、他の新聞社も巻き込んでの一大キャンペーンが展開され始める。一方、弓成の妻・由里子(松たか子)は突然のことに戸惑いながらも子供たちを妹宅に預け、夫の帰りを待ち続けていた。

第5話 2012年2月12日「引裂かれた家族」
 「弓成(本木雅弘)と昭子(真木よう子)が、ひそかに情を通じていた」という検察が発表した起訴状により、知る権利を訴えて政府に抗議のキャンペーンを張っていたマスコミは、手のひらを返したように弓成を責め始める。弓成の自宅にも取材陣が押し寄せ、弓成と妻の由里子(松たか子)の間にも、ぎくしゃくした空気が流れていた。弓成は、国家権力によって密約問題を男女の問題にうまくすり替えられたことに衝撃を受ける。そんな折、訪ねて来た山部(大森南朋)が、昭子の意外な証言を語る。

第6話 2012年2月19日「“女”の復讐」
 弓成(本木雅弘)と昭子(真木よう子)の裁判が始まった。弓成が男女関係を強要し、それを盾に機密文書を見せるよう昭子に迫ったと主張する検察側。それに対し弓成側は、男女関係を強要した事実はなく、機密文書を手に入れたのは記者による取材活動の一環だったと反論し、両者は真っ向から対立する。しかし、法廷に現れた昭子のやつれ果てた様子に、弓成側の主張は消え、男女関係こそが事件の本質であるかのように世間に印象付けられていく。山部(大森南朋)は、次第に不利になっていく弓成を見て、弓成に、昭子に真実を話させるべきだと忠告する。そのころ、週刊誌やワイドショーでは弓成が昭子にした仕打ちとして事実無根の報道が相次ぎ、弓成と妻・由里子(松たか子)はいたたまれなくなる。

第7話 2012年2月26日「衝撃の判決明暗を分けた結末!!」
 弓成(本木雅弘)と昭子(真木よう子)の裁判は判決の時が近づいていた。弓成側の弁護人・大野木(柳葉敏郎)は、前外務省アメリカ局長の吉田(升毅)を証人として、「沖縄返還に際して密約があったはずだ」と厳しく追及するが、秘密主義を貫かれ、追い込み切れない。弓成は最後の切り札として、山部(大森南朋)に証人出廷を依頼する。しかし、山部の出廷にはさまざまな困難が待ち受けていた。一方、弓成の妻・由里子(松たか子)は悲壮な決意で、昭子のうそを暴く証拠を大野木に託し、夫の裁判に立ち会う。

第8話 2012年3月4日「逆転判決!?暴走する女の執念」
 弓成(本木雅弘)は、自分自身だけでなく、昭子(真木よう子)の無罪も勝ち取らなければ本当の勝利とはいえない、と言い続けてきたが、判決は明暗を分ける形となった。マスコミは「知る権利の勝利」と弓成をたたえるが、昭子は、弁護士の坂元(吹越満)に「自分のやり方で闘い続ける」と宣言し、機密文書を弓成に渡した日の二人の関係を詳細に語った手記を週刊誌に発表する。弓成を見る周囲の目は侮蔑に変わり、夫を信じようと懸命に耐えてきた由里子(松たか子)は絶望的な気分になる。

第9話 2012年3月11日「終幕へ−下される最後の審判」
 控訴審の逆転有罪判決は、新聞記者に復帰して家族とやり直したいという弓成(本木雅弘)の希望を打ち砕いた。判決に納得のいかない大野木弁護士(柳葉敏郎)は、弓成に退職を迫る新聞社を説得した上で、最高裁に上告する。妻として最後まで夫を支えると決意していた由里子(松たか子)も、悔しい一方で、今なお昭子(真木よう子)をかばい続ける夫へのわだかまりが消えずにいた。そんな中、弓成の父・正助(橋爪功)が危篤状態に陥ったと連絡が入る。一方、由里子は鯉沼(長谷川博己)から、子供たちと一緒に米・ボストンに来ないかと告白される。政界では、福出首相(笹野高史)が誕生。山部(大森南朋)は、かつて外務大臣として「沖縄返還に密約はなかった」と答弁した福出が日本のトップになったことで、裁判の行方に影響が出るのではと考える。

最終話 2012年3月18日「栄光と挫折〜再生の物語が沖縄で遂に完結!!40年前の真相と奇跡が招く衝撃の結末−運命に翻弄された3人の未来とは」 (最終回は2時間スペシャル)
 裁判で国家権力と闘うことによって力を使い果たし、全ての過去と決別した弓成(本木雅弘)は、沖縄でただ時の流れに身を任せて暮らしていた。そんな中、米兵による強盗事件や米軍ヘリコプター墜落事故など、基地があるが故に起きる理不尽な事件を目の当たりにする。「沖縄の本当の姿を知っていたのか」と自問する弓成は、やがて大いなる決意を持って、ある行動に出る。そして、ある事件がきっかけで心に大きな傷を抱え、孤独な弓成の姿に癒やしを感じ、淡い思いを抱くミチ(美波)や、戦争中の壮絶な真実や歴史を涙ながらに語る渡久山(泉谷しげる)らの姿にも、弓成は心を動かされる。

各話視聴率


番組公式サイト
(運命の人 (小説) - Wikipedia)
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運命の人【第4回】TBS日9
Excerpt: 暴かれた関係  「『密かに情を通じ』起訴状に記されたその言葉は、知る権利キャンペーンで盛り上がった世論を、一変させた」by弓成亮太(本木雅弘)。 「密かに情を通じ…」なんて言われたら、そりゃ世論は..
Weblog: だらだらぐーたらぐだぐだ日記
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