概要
Hey! Say! JUMPの山田涼介と鈴木京香のダブル主演。山田にとって『左目探偵EYE』(2010年1月期日テレ土曜9時枠)以来、2年ぶりのドラマ主演作品、鈴木は日本テレビ系列では『オンリー・ユー〜愛されて〜』以来16年ぶりの主演となる。また、脚本は同局および同枠では『ゴールデンボウル』以来10年ぶりとなる野島伸司が担当する。そして同じHey!Say!JUMPから中島裕翔も出演するが、山田が同グループのメンバーと共演するのは『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』以来、約3年ぶりである。ちなみにそのドラマでも山田と中島は共演していた。
ストーリー
「三度の飯よりも母が好き」というマザコン高校生と、「私のために家を買え!」と叫び続けながら息子を思うように操縦する母親を描いたコメディ。
大地は成績優秀で有名進学校に通っていたが、海は不良たちの多い男子高の学食でバイトを始める。そこで危機を感じた大地は進学校を退学し、海の通う高校へ転校するが、不良たちに巻き込まれてしまう。
キャスト
メイン
鈴木 大地 (16) - 山田涼介(Hey! Say! JUMP)(4歳:五十嵐空)
母親をこよなく愛する「理想の息子」。元々は名門進学校「明風学園」に通っていたが母を心配する余り、母の勤務先である「海王工業高校」に転入する。
鈴木 海 (42) - 鈴木京香
大地の母親。シングルマザーでありパートで生計を立てており、「海王工業高校」の食堂で働いている。腹黒い性格で、老後は大地に家を建ててもらうことを目標にしており、そのために大地をマザコンにすべく生後すぐからマインドコントロールを行ってきた。実と結婚した。
海王工業高校
三船 憲吾 (18) - 藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)
「海王工業高校」番長、ボクシング部所属の優秀なエース。幼少期に母親に捨てられた過去があり、今もそれが彼の心に禍根を残していたが病院で再会を果たす。
小林 浩司 (16) - 中島裕翔(Hey! Say! JUMP)
大企業の御曹司だが、弱虫で社会性に欠ける。大地のクラスメイトであり親友であるかのように振る舞っていたが、内心大地のことを嫉妬していた。憲吾に次期海王工業高校の番長に指名され、大地や母親と和解を果たす。
神部 敏郎 (39) - ケンドーコバヤシ
大地の学級担任。ボクシング部顧問。担当教科は保健体育。強面で不良たちに一目置かれている。
池田 冬彦 (36) - 金子ノブアキ(RIZE)
担当教科は美術。大地の父親にあまりにも似すぎており海が驚嘆する。
内山 吾郎 (18) - 武田航平
3年生、ボクシング部。憲吾の友達で良き理解者でもある。よく顎の関節が外れる。
丹波 巌 (18) - 脇知弘(第2 - 最終話)
3年生、柔道部主将。大地に恋をし初めて男に惚れる。付き合う事を大地に断られたが、記念として大地に女装を依頼する。
鰐川 悠馬 (16) - 入江甚儀(第2 - 最終話)
1年A組、大地の同級生。「クロコダイル」という仇名で呼ばれている。非常に悪辣な性格であったが、大地と戦った末に友人となる。
羽生 義和 (17) - 柄本時生(第3 - 最終話)
2年生。あまりにも地味な容姿の為、誰からも顔を覚えてもらえず、名前さえ間違われてしまう。普段は大人しいが、大地を襲撃する際は凄まじい執念深さと攻撃性を見せた。
象林 友行 (17) - 諸見里大介(第4 - 最終話)
2年生。常に覆面を被っている巨漢。人と喋る事が苦手で気弱な性格だが凶暴性を秘めている。
豹塚 昌子 (16) - 吉永淳(第5 - 最終話)
1年A組。海王工業高校の猛者に戦いを挑む転校生。父親を深く愛しているファザコンである。
その他
小林 光子 (42) - 鈴木杏樹
浩司の母親。大企業であるマルコバ建設の創始者の娘で実質的な経営者。カリスマ足らしめる男にすべく、息子を無理やり「海王工業高校」に進学させる。親子間で溝があったが息子の気持ちを理解しようと歩み寄る。
倉橋 実 (42) - 沢村一樹
鈴木家の隣人で大地の良き相談相手。家出していたと言っていた妻は実は事故で亡くなっていた。
本田 佳代子 - 須藤理彩
海の友人・同僚。弁当屋「おーばん亭」から解雇された海に学生食堂の仕事を紹介する。
丹波 さやか - 三吉彩花(第3 - 最終話)
丹波の妹。有名なフィギュアスケート選手だったが怪我で滑れなくなり、立つことができなかった。
ゲスト
豹塚 正臣 - 阿南健治(第5話)
昌子の父親。太極拳「豹塚道場」を営んでいる。田舎から都会に進出し、道場を開くことが長年の夢だった。
鈴木 雄吾 - 金子ノブアキ(第6 - 7話)
大地の父親。SYGデザインカンパニー社長。仕事が昔に比べて安定したので息子を引き取りたいと海の前に姿を現す。
鈴木 由美 - 相沢直美(第7話)
雄吾の再婚者。
金狼 (16) - 林遣都(第6 - 7話)
1年。番長から「海王工業」を潰せという命令が下り、次期番長の座に就くため仲間を引き連れ海王生徒を襲う。
班田 順平 (18) - RED RICE(湘南乃風)(第7話)
3年。城国商業高校の「番長」。多数の手下を従え、中学時代の相棒の三船を再び悪の道へ引きずり込もうと企む。
天王寺 鷹 - 風間俊介(第8話)
「明風学園」に通う「天王寺グループ」の御曹司。公共事業を受注する会社を決める大会G7で勝利するため、参加するゼネコンの子息を闇討ちする。
篠田 博之 - 金子ノブアキ(第8 - 9話)
国土交通大臣。核施設を根絶し、新しい代替エネルギーを推進している。その公共事業建設を大会G7で策定しようと計画している。池田同様に大地の父・雄吾と顔が瓜二つである。
篠田 ソラ - 石橋杏奈(第8 - 最終話)
篠田の娘。政界と財界の太いパイプを結ぶためにG7の勝利者と婚約する約束を父親と交していた。だが、マルコバの御曹司ではなく替え玉として出場した大地に好意を抱くようになる。大地の気持ちが自分に向いていないことを察し、父親の決める婚約者と結婚することを決意し別れを告げる。
スタッフ
脚本:野島伸司
音楽:横山克
シニアチーフクリエイター:櫨山裕子
プロデューサー:三上絵里子、福井雄太、松原浩(AX-ON)、柳内久仁子(AX-ON)
演出:佐久間紀佳、森雅弘、中島悟
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
主題歌
Hey! Say! JUMP「SUPER DELICATE」(ジェイ・ストーム)
各話あらすじ(2012.1.14 - 2012.3.17)全10話 平均視聴率 11.86%
第1話 2012年1月14日「邪悪な母VSマザコン息子」
二人きりで平穏な生活を送る母の海(鈴木京香)と息子の大地(山田涼介)。海の願いは、息子が良い大学、会社に入って自分のために家を買ってくれることだ。そんな母が大好きな大地は、母に言い寄ってくる男性を排除しながら、母を喜ばせようと必死で成績優秀、素直で性格の良い息子として育ってきた。ある日、海は不良生徒が集まる男子高の学生食堂でパートタイマーを始めることになる。危険を感じた大地は母を守ろうと、母が必死で通わせていた有名進学校を勝手に辞め、その男子校に通うことを決意する。
第2話 2012年1月21日「息子の心が女子!?そのとき母は…」
大地(山田涼介)は、浩司(中島裕翔)がクラスの乱暴者・鰐川(入江甚儀)に金を渡す場面を目撃。だが、ほかの不良たちから守ってもらうための用心棒代だという。そんな中、大地がボクシング部の吾郎(武田航平)を倒したという噂が流れ、運動部からの勧誘が殺到。一方、海(鈴木京香)はパート仲間の佳代子(須藤理彩)らとの会話の直後、大地と部員たちのやりとりを聞いて大地が同性愛者だと思い込み、隣人の実(沢村一樹)に相談する。
第3話 2012年1月28日「言わせて見せる!!クソババア!!」
鰐川(入江甚儀)が何者かに見せしめにされ、いじめの対象に。大地(山田涼介)はそんな鰐川と仲良くなり、浩司(中島裕翔)は嫉妬する。そのころ、羽生(柄本時生)は憲吾(藤ヶ谷太輔)に、鰐川を倒したので「海王」の跡目にしてくれと直訴していた。吾郎(武田航平)は、鰐川が既に大地にやられた後だったと告げ、羽生が大地を狙うように仕向ける。一方、海(鈴木京香)はパート仲間から、思春期になると親を疎ましがるのが健全と言われる。
第4話 2012年2月4日「貧乏脱出神頼み!象さんの青い鳥」
大地(山田涼介)と浩司(中島裕翔)が登校すると、何者かに襲われた生徒たちが倒れているのを見つける。その後も騒動は続き、浩司もたたきのめされていく中で、一連の騒動を起こしていたのは覆面をかぶり、鳥籠を持っている大きな男だと判明する。ある理由で怒っている謎の男を止めようと、一人で向かう大地。その道中で憲吾(藤ケ谷太輔)と合流することに。一方、海(鈴木京香)は仕事仲間との会話から、鈴木家がこのまま貧乏から抜け出せないのではないかと思い詰め、あらゆる方法でその運気を改善しようとする。
第5話 2012年2月11日「激闘!ファザコンVSマザコン!!」
大地(山田涼介)のクラスに転校生の豹塚(吉永淳)がやって来た。太極拳を武器とする豹塚は、学校中に太極拳道場のチラシを配り歩き、憲吾(藤ケ谷太輔)を見つけて「顔を貸してほしい」と挑戦的に言い放つ。そんな豹塚の無謀な行動を大地は止めようとするが、ボクシング部では既に憲吾と豹塚がリング上でにらみ合っていた。一触即発の憲吾に豹塚は謎の言葉を残して去っていく。一方、海(鈴木京香)は大地が悪い友達に影響されているのではないかと心配し、大地の友達を査定する。
第6話 2012年2月18日「母ちゃんに新恋人!?狼の群れ学園を襲う」
海(鈴木京香)は突然、ドレスアップして大地(山田涼介)の前に現れる。美術教師の池田(金子ノブアキ)の絵のモデルになり、そのお礼としてドレスを贈られたのだという。予想さえしていなかった池田の急接近に慌てる大地。その上、海から池田は大地の父親に似ていると告げられる。大地がショックを受ける一方で、金狼(林遣都)が率いる不良集団・城国商業が次々に海王工業の生徒たちを倒していた。憲吾(藤ケ谷太輔)をおびき寄せる作戦として金狼は浩司(中島裕翔)と吾郎(武田航平)を誘拐する。
第7話 2012年2月25日「迎えに来た父!!パンダ学園を襲う」
雄吾(金子ノブアキ)から父親だと告げられた大地(山田涼介)は、海(鈴木京香)が「父親は事故で死んだ」とうそをついていたことが気になって仕方がない。そんな中、少年院から出たばかりの城国商業の班田(レッドライス)が、海王工業を狙っていた。班田は憲吾(藤ケ谷太輔)の中学校時代の友人で、過去に憲吾と暴れ、誰からも恐れられる存在だったという。班田は、再び憲吾を不良の道へ引きずり込もうとたくらんでいた。班田から憲吾を守りたい吾郎(武田航平)は、大地と浩司(中島裕翔)を連れて班田の元へ向かう。
第8話 2012年3月3日「育てて損した!?取り違え息子究極の選択」
光子(鈴木杏樹)が、大地(山田涼介)と浩司(中島裕翔)は同じ病院で生まれ、そこで取り違えられたと言いだす。大地と海(鈴木京香)は、それぞれ本当の母親と息子を聞かされて衝撃を受ける。大地は光子の後継ぎとして迎え入れられ、海は浩司と暮らし始めた。そんな中、光子の建設会社が、ある施設の建設をめぐって、ライバル会社と競うことになった。7社の社長の息子が集められて戦い、勝者の会社が事業を請け負うという。大地は、光子の会社の後継者として参加することに。しかし、天王寺(風間俊介)が事前に他のライバルたちを参加できないようにしていたため、勝負は大地と天王寺の一騎打ちになる。
第9話 2012年3月10日「息子に彼女!?母ちゃんはオニ姑?」
国会議員・篠田(金子ノブアキ)の娘・ソラ(石橋杏奈)が、大地(山田涼介)を捜して、彼の高校へ来る。篠田と光子(鈴木杏樹)が決めた、浩司(中島裕翔)との婚約を拒み、ソラは大地の妻になる決意で家出したという。初めはソラを相手にしなかった大地だが、学校の前で待ち続ける彼女に根負けし、彼女を家に連れて帰ることに。海(鈴木京香)はソラに対し、意地悪なしゅうとめのような態度を取る。そんな中、大地の仲間たちが次々と襲われる。相手は、大地と同じパンチを得意とする、謎の少年だった。大地は、仲間から疑いを掛けられるが、身に覚えがない。その後も謎の少年による襲撃が続き、仲間たちは大地への怒りを募らせる。しかし、浩司だけは大地を信じてかばい、自分が大地から本当のことを聞き出すと言い、彼らを説得する。
最終話 2012年3月17日「結婚反対!!母vs息子最後の聖戦」
海(鈴木京香)が実(沢村一樹)と結婚すると宣言し、パニックに陥る大地(山田涼介)。大地は、恋人ができても結婚しても、この先ずっと自分の思いを海にささげて大事にしてあげられるのか、と実から「親離れ」を促される。一方、オリンピックの代表候補になった憲吾(藤ケ谷太輔)のニュースを知ってか、母親が見つかったという情報が神部(ケンドーコバヤシ)の元に入ってきた。しかしその結果は、憲吾が受け入れるにはあまりにもつらいものだった。そんな中、海王工業高校の卒業式が行われ、憲吾ら3年生が卒業することに。3年生が、憲吾の後継者として指名したのは、誰にとっても意外な人物だった。
各話視聴率
番組公式サイト
(理想の息子 - Wikipedia)
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