概要
「恋愛ニート」とは恋愛についてまったく知識がなく、異性との恋愛を諦めてしまっている若者のこと。この作品では彼氏・彼女がいない、恋愛から遠ざかった男女6人の恋愛ニートの悪戦苦闘をコメディタッチで描く。
主演の仲間は『ジョシデカ!-女子刑事-』(2007年10月期)以来4年ぶりのTBS連続ドラマ主演作で、 連続ドラマの出演は『美しい隣人』(2011年1月期、関西テレビ・フジテレビ系列)以来1年ぶりである。 また、共演の佐々木蔵之介は前クールの『僕とスターの99日』(フジテレビ系列)から2クール連続での出演となる。さらに、『non-no』(集英社)の専属ファッションモデルでタレントの本田翼は本作で女優デビューする。
キャッチコピーは「恋ほどリスクの高いものはない。」
キャスト
主要人物
木下 凛 (32) - 仲間由紀恵(幼少期:谷花音)
出版社「パンドラ書房」販売促進部勤務。美人だが、様々なトラブルを排除すべく女性らしさを封印した結果、堅物な性格で上司や部下からは敬遠されるようになる。両親は9年前に事故で他界した。妹弟の親代わりを務め、自分のことは後回しにして来たため、恋愛とも無縁な生活を送っていた。
松本 直哉 (43) - 佐々木蔵之介
「デンタルクリニック松本」院長。富山県出身。自他共に認めるエリート、かつマスコミに紹介される程の開業医で、病院には女性患者が多く訪れているが、結婚願望はない。趣味はスイーツの食べ歩きで、特にプリンが大好物。峻平、多田と「スイーツ同好会」を結成した。美帆の「離婚パーティ」で凛らと出会う。
渡辺 美帆 (32) - 市川実日子
凛と高校時代からの友達。些細な理由で一史と離婚する。「やり直すなら35歳まで」「結婚は、女の幸せ」と考えており、今すぐにでも再婚したいと思っている反面、30歳を過ぎて一から恋愛することに一抹の不安を抱えている。
槙野 駿平 (24) - 永山絢斗
決まった定職に就かず、フリーター生活を楽しんでいる。草食系に見えて、実は策略家かつ肉食系の「ロールキャベツ男子」。頭の回転が速く、相手の気持ちも察し、立ち回ることが出来る。恋愛は空虚な時間を埋めるものだと考えており、いわゆる本気の恋愛が出来ないタイプだ。
多田 耕太 (43) - 田中裕二(爆笑問題)
食品メーカー「NOPPOフーズ」フレーバー第一開発部に勤める、菓子に香りづけをするフレーバリスト。恋愛に奥手で、惚れっぽいが振られやすい苦労人。度重なる失恋経験で「女は外見でしか男を選ばない」「面倒な結婚生活を送るくらいなら猫と暮らしてる方が幸せ」と半ば恋愛を諦め気味だが、「いつか自分の良さを分かってくれる女性が現れるかもしれない」と密かに思っている。スイーツ研究と猫が、心の拠り所である。
相沢 菜々子 (42) - りょう
PR会社「代官山カンパニー」副社長。バブル世代のため、すべてにおいて一流志向。モットーは、「人生を楽しめ!女を楽しめ!」。華やかな容姿と豊富な恋愛遍歴を持つ他、面倒見が良い姉御肌で、男性ファンが多く、凛にとっても、本音を話せる貴重な存在。年齢もあって、雅人と結婚することを考えていたが、突然別れを告げられる。
パンドラ書房
雨宮 博美 (52) - 室井滋
社長。入社当時から凛に目をかけ困っている時は暖かい言葉で助言する。離婚歴が1度あり、現在独身。
神山 純一郎 (40) - 橋本じゅん
凛の上司。凛と社員が揉めた時も間に入り、上手く場をまとめ諌めるが、時にセクハラ紛いの発言をする。
高橋 明 (23) - 夕輝壽太
新入社員で、凛の部下。仕事は凛の仕事ぶりに付いていけず失敗の連続で、入社半年で体重が5sも減ってしまったが、凛がミスした時はさり気なくフォローする一面を見せる。
中村 大 - 佐々木卓馬
小泉 徹 - 南周平
田辺 一 - オオニシ
木下家
木下 結衣 (17) - 本田翼
凛の妹。高校2年生。姉には感謝しているが、その思いを言葉に出せないでいる。また、姉の様な堅物な女にはなりたくないと思っている。
木下 樹 (14) - 西山潤(少年期:青木淳耶)
凛の弟。中学2年生。姉を気遣う優しい心を持っている。両極端な性格の姉達を見てきたせいか、女性への興味や恋愛に対する憧れが薄く、どこか冷めている。
その他
小早川 隆志 (34) - 森山栄治
3人組行きつけの「ぼんやりするBar」マスター。「スイーツ同好会」の強い要望でメニューにないスイーツを提供する。
山田 拓也 (17) - 永瀬匡
結衣の高校の同級生で恋人。
川島 サオリ (30) - 能世あんな
駿平の同棲相手。ネイリストとクラブホステスを兼業している。
ゲスト
松本 聡子 - 加賀まりこ(第1・5話)
直哉の母親。直哉が幼い頃、夫と死別している。芯が強い性格。立派に独り立ちしている息子を今でも何かと心配しており、息子に結婚してもらうため、富山から上京する。
伊藤 雅人 - 岡田浩暉(第1・7 - 8話)
菜々子と別れた彼氏。物事を決められない優柔不断な性格である。
佐藤 一史 - 竹財輝之助(第1・9話)
美帆と別れた夫。飼っていた猫が原因で離婚する。子会社への左遷、新しく子供も産まれるので余裕がなくなり慰謝料が払えないと美帆に話す。
小池 - 伊藤正之(第1話)
凛が担当する書店の店長。
斉藤 妙子 - 横山めぐみ(第6 - 7話)
駿平の母親。男性と付き合っている時は家に戻らず、別れて息子の元へ帰るの繰り返しで親子関係に溝が出来る。
伊藤 友子 - 上田眞央(第7話)
雅人の妻。早く子供が欲しいと夫にお願いする。
岡野 ゆかり - 小島聖(第8話)
直哉の元彼女、新しくクリニックを開業する相談のため、何年かぶりに再会する。
中里 圭吾 - 草刈正雄(第9話)
「ぼんやりするBar」で直哉らと偶然居合わせ、凛との関係を悩む直哉に恋愛アドバイスする。
スタッフ
脚本:永田優子
音楽:山下康介
プロデューサー:高成麻畝子、鈴木早苗、志村彰(The icon)、関川友理(The icon)
プロデューサー補:荻原孝明、松本明子
演出:高成麻畝子、大澤祐樹、吉田秋生、棚澤孝義
制作協力:The icon
製作著作:TBS
主題歌
Ms.OOJA「Be…」(UNIVERSAL SIGMA)
各話あらすじ(2012.1.20 - 2012.3.23)全10話 平均視聴率 9.06%
第1話 2012年1月20日「モテ期到来!?忘れた恋、今夜始まる!」 22:00〜22:54 (初回のみ 22:00〜23:09)
出版社の販売促進部に勤める木下凛(仲間由紀恵)は、美人でその上すべての仕事を自分でこなしてしまうキャリアウーマン。しかし、周囲とのギクシャクしたやりとりから、上司からも部下からも敬遠されている。ある日、凛は親友、渡辺美帆(市川実日子)の“離婚式”に出席する。親友の相沢菜々子(りょう)と共に、離婚する美帆の再出発を祝うためだ。その店で、“恋愛至上主義”の菜々子が、エリート然とした松本直哉(佐々木蔵之介)、多田耕太(田中裕二)、槙野駿平(永山絢斗)に目をつけ、流れで男女6人で飲むことに。しかし、一見エリートに見えた彼ら3人も実は恋愛ニートで…。
第2話 2012年1月27日「エア恋愛のススメ」
親友の菜々子(りょう)と美帆(市川実日子)に、はやし立てられた凛(仲間由紀恵)は、松本(佐々木蔵之介)、多田(田中裕二)、槙野(永山絢斗)の3人それぞれとデートをしてみる。だが、久々のデートに疲れた凛は、努力や我慢をしてまで恋愛なんてしたくないと言い放つ。一方、恋人に振られた菜々子は、結婚相談所で理想の結婚相手を探すが、なかなか条件に合う男性が見つからない。「高望み」とされ、担当者が条件を下げて検索すると、そこには多田のプロフィルが出て驚く。
第3話 2012年2月3日「年上女の落ちる穴」
停電で足を痛めた凛(仲間由紀恵)の前に、槙野(永山絢斗)と松本(佐々木蔵之介)が現れる。「好きだ」とストレートに好意を伝える槙野に、凛の心は揺れ始める。一方、凛を家まで送り届けた松本は、凛の気の強さや恋愛をしようとしない理由を垣間見る。凛から近況を聞いた菜々子(りょう)は、だまされていることを伝えようとするが、美帆(市川実日子)に阻まれる。多田(田中裕二)が美帆に本当のことを話してしまったことを聞いた松本も計画の中止を促すが、槙野は諦めようとせず、逆に凛を何かとフォローし続けていた。菜々子と多田は、たまたま結婚相談所の前で顔を合わせ、二人で飲みに行くことになった。話すうち、菜々子は多田といる時の心地よさを感じ始めていた。
第4話 2012年2月10日「危険な告白の行方」
槙野(永山絢斗)の振る舞いに凛(仲間由紀恵)の心は傷つき、ますます恋愛に対して消極的になる。松本(佐々木蔵之介)は、傷心の凛に勢いで告白したことで自分の気持ちと向き合い始めるが、美帆(市川実日子)が、そんな松本に積極的なアプローチを始める。そして凛は、美帆が松本に好意を持っていることを知る。一方、菜々子(りょう)は、お見合いパーティーに参加するが、理想の男性に出会えず落ち込んでいた。そこへ多田(田中裕二)が現れ、二人で飲みに行く。そして、菜々子が元恋人の結婚式に出た後、再び飲みに行く約束をする。ある日、菜々子の家に集まった凛と美帆。しかし、そこへ松本、多田、槙野が現れる。
第5話 2012年2月17日「未来の姑現る!?」
凛(仲間由紀恵)は、松本(佐々木蔵之介)、多田(田中裕二)、槙野(永山絢斗)の3人が、ゲームで自分にアプローチしてきたことを知ってしまう。傷ついた凛は「もう恋なんてしない」と固く決意。それを聞いた美帆(市川実日子)が、松本へのアプローチを宣言する。そんな折、凛は博美(室井滋)を訪ねて来た松本の母親・聡子(加賀まりこ)と出会う。聡子が松本の母親だとは知らない凛は、そのまま松本の家に連れていかれ、松本、聡子と3人で食事をする。後日、聡子と博美の作戦により凛、菜々子(りょう)、美帆、松本、多田、槙野の6人は、再び顔を合わせることになる。
第6話 2012年2月24日「8年ぶりのH…?」
ついに交際を始めた凛(仲間由紀恵)と松本(佐々木蔵之介)。何度かデートを重ねるものの、二人はなかなか先に進むことができないでいた。そんな中、菜々子(りょう)は多田(田中裕二)に、自分が妊娠していることを告白する。一方、美帆(市川実日子)は、バーで偶然会った槙野(永山絢斗)に、自分の幸せを「うそっぽい」と言われ、戸惑う。そして、凛と松本は、先へと進めないまま擦れ違う日々が続く。松本は仕事が忙しいことを理由に、凛に会おうとしない。そんな時、凛は松本が女性と一緒に歩いている姿を目撃してしまう。
第7話 2012年3月2日「危険な三角関係」
凛(仲間由紀恵)と松本(佐々木蔵之介)は一緒に朝を迎えた。そこへ突然、駿平(永山絢斗)が松本のマンションに現れる。駿平は、今住んでいる所を出なくてはいけなくなり、松本のマンションに同居させてほしいと言って、部屋を後にする。後日、多田(田中裕二)と駿平は松本のマンションに集まり、そこで駿平は凛に、興味をなくしたわけじゃないと宣言する。翌日、駿平は凛を呼び出すが、二人で歩いている途中、妙子(横山めぐみ)という女性が駿平を呼び止める。凛は、二人が言い争う会話から駿平と妙子の関係を知り、驚く。一方、駿平と凛が会っていたことを知った松本は、二人の関係を心配する。一向に関係が進展しないことを不安に思う松本は、思い切って凛をデートに誘う。
第8話 2012年3月9日「大切なのは誰?」
凛(仲間由紀恵)は、自分を信じなかった松本(佐々木蔵之介)に怒りをあらわにする。だが松本も、凛が槙野(永山絢斗)と一夜を過ごそうとしたことに冷静でいられず、マンションから凛を追い返す。翌日、松本は元恋人のゆかり(小島聖)とレストランで食事をすることになり、「あなたと別れたことを後悔してる」と言われ動揺する。一方、サオリ(能世あんな)と別れた槙野は凛にアプローチを始める。しかし、凛に「愛だの恋だの言う前に、一人の人間としてきちんと自分の人生に向き合いなさい」と言われた槙野は、凛が勤める会社でアルバイトを始め、凛を驚かせる。
第9話 2012年3月16日「大人の結婚事情」
凛(仲間由紀恵)と松本(佐々木蔵之介)は、松本の元恋人・ゆかり(小島聖)が現れたことにより、関係がぎくしゃくしてしまう。そんな時、凛は仕事で結婚を題材にした本の出版に向け、結婚にまつわる質問を松本に浴びせる。結婚を重荷と感じている松本は、凛が結婚をしたがっていると思い込み、凛に対して距離を置き始める。一方、美帆(市川実日子)は、別れた夫・佐藤(竹財輝之助)から仕事のミスで子会社に出向になり給料が下がるため、慰謝料を払えなくなったと相談される。また、多田(田中裕二)の気持ちを知った菜々子(りょう)は、多田の幸せのために二度と会わないと決意する。
最終話 2012年3月23日「赤い糸の行方」
凛(仲間由紀恵)は松本(佐々木蔵之介)に別れを告げ、これからは結衣(本田翼)と樹(西山潤)を一番に考えて生きていく決意をする。失恋の痛手を忘れようとするかのように凛は、「忘れた恋のはじめ方」の著者・ゆあんのトークショーの準備に精を出す。一方、松本は、母親の具合が悪くなったため富山に戻る荷造りを始める。そのころ、菜々子(りょう)は、自分を気遣い高級食材を買ってくる美帆(市川実日子)をいぶかしく思い、問い詰める。すると、それは多田(田中裕二)が美帆に頼んでいた物だった。菜々子は多田に迷惑だと言い放つ。
各話視聴率
番組公式サイト
(恋愛ニート〜忘れた恋のはじめ方 - Wikipedia)