2011年12月27日

ダーティ・ママ! TOP

『ダーティ・ママ!』は、2010年7月8日に、秦建日子によって河出書房新社から発行された日本の警察小説である。
「ダーティ・ママ!」「ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く!」(河出書房新社)

2012年にはそれを原作として、日本テレビでテレビドラマ化。


概要
シングルマザーで、子連れ刑事の高子が、相棒の葵と、高子の1歳の息子橋蔵を連れて事件解決を目指す、コメディータッチの警察小説。


テレビドラマ
2012年1月11日から3月14日まで、日本テレビ系列の水曜ドラマ枠(毎週水曜日22:00 - 22:54〈JST〉)で放送された。主演は永作博美。初回は15分拡大(22:00 - 23:09)。全10話。

主演の永作博美は『四つの嘘』(テレビ朝日系列、2008年7月期)以来3年3ヶ月振りに連続ドラマに主演、第1子出産後初の連続ドラマ主演でもある。また水曜ドラマ枠では『曲げられない女』(2010年1月期)以来2年振りの出演である。なお、共演の香里奈は『美咲ナンバーワン!!』(2011年1月期)以来1年振りに水曜ドラマ枠に出演し、前クールの主演作『私が恋愛できない理由』(フジテレビ系列)から2クール連続での出演となる。

キャッチコピーは「シングルマザー、ウソつかない。」

第7話では、2010年に放送された「黄金の豚-会計検査庁 特別調査課-」の第5話の架空の教育団体のゆるキャラののびのび君が出演していた。


あらすじ
永作博美演じる破天荒なシングルマザー刑事と、彼女とバディを組むことになった香里奈扮する一時補充員の新米刑事。世代、価値観、仕事観、恋愛観、すべてが異なる2人の女刑事が衝突を繰り返しながらも事件を解決していく。


キャスト
麻布南警察署
丸岡 高子 / マルコー (41) - 永作博美
刑事課強行犯係主任、検挙率ナンバーワンを誇る敏腕刑事。諸事情により捜査中も息子の橋蔵を赤いベビーカーに乗せて連れ歩いており、その世話を葵に押し付けている。ベビーカーは装甲車と同じ素材とオフロードをも踏破する大型タイヤを組み込み、さらに多くのギミックを搭載した特注品で、橋蔵を乗せずに武器として使うこともある。
橋蔵を連れて捜査をすることは、検挙率ナンバーワンだからこそ可能な特別待遇だが、同時に「一度でも犯人逮捕に失敗したら免職」という条件を付けられている。

長嶋 葵 / ラッセル (27) - 香里奈
交通課から刑事課強行犯係に異動してきた新人刑事。一応マルコーのバディであるはずだが、実際には橋蔵のベビーシッター役を任され刑事として認められていない。鉄板を載せた台を並外れた力で動かし、犯人グループを検挙したことから、マルコーに「ラッセル」というあだ名をつけられる。

佐々木 卓也 (30) - 上地雄輔
地域課麻布1丁目交番 巡査。葵の彼氏。刑事になる夢があり、先に刑事となった葵に複雑な感情を抱く。

深沢 保 (42) - 八嶋智人
刑事課強行犯係係長 警部補。高子の行動に頭を悩ませ、他の仲間と円滑に捜査出来るよう配慮する。

大野 道夫 (45) - 佐藤二朗
刑事課強行犯係班長。

白戸 一郎 (41) - 安田顕
刑事課強行犯係先任主任。

赤石 平介 (37) - 野間口徹
刑事課強行犯係 巡査。

原 正春 (35) - 林泰文
刑事課強行犯係 巡査。

丸岡 橋蔵 (0) - 池田翼 / 池田彗
マルコーの息子。家庭の事情があり警察署の資料室で暮らし、捜査中は特注のベビーカーに乗せられて現場に同行する。嘘の発言を聞くと「ダー」と言う。「ダー」とはマルコーの元夫、大輔のことを差している。大輔を追い詰めるマルコーを近くで見ていたことで、嘘を言う人間の癖が分かるようになった。この特技はマルコーにとっての切り札である。

ガールズバー「百蘭」
ムツミ (40) - 加藤虎ノ介
女性の心を持っているガールズバーの店長。高子の良き理解者でもある。

凛々 (30) - 福本幸子

その他
香山 靖子 - かたせ梨乃(第3 - 最終話)
高子の元旦那である大輔の母親。

村上 玲子 - 板谷由夏(第6 - 9話)
卓也のサラリーマン時代の先輩。ジャーナリストになるため転職し、念願が叶いグルメ雑誌から「週刊文化」に異動する。


スタッフ
原作:秦建日子「ダーティ・ママ!」「ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く!」(河出書房新社)
脚本:白木朋子、小林昌、秦建日子
脚本協力:白木朋子(第7話、第9話)、遠山絵梨香(第9話)
脚本監修:秦建日子(第5話 - 第7話、第9話、最終話)
演出:南雲聖一 、 茂山佳則(泉放送制作)、狩山俊輔
音楽:菅野祐悟
プロデューサー:西憲彦、内山雅博(オフィスクレッシェンド)
制作協力:オフィスクレッシェンド
製作著作:日本テレビ

音楽
主題歌 - BONNIE PINK「冷たい雨」(ワーナーミュージック・ジャパン)
挿入歌 - JAMOSA feat.ナオト・インティライミ「トリステーザ」(rhythm zone)


各話あらすじ(2012.1.11 - 2012.3.14)全10話 平均視聴率 10.47%
第1話 2012年1月11日「最凶子連れ刑事登場ルール無視!情け無用不謹慎捜査」
 麻布南署の地域課にいた葵(香里奈)はある日、刑事の深沢(八嶋智人)から子供は好きかと問われ、割と好きだと答えると刑事課への異動を命じられる。女性警官としては異例の大抜擢で、憧れの刑事になれた葵は意気揚々。コンビニ強盗事件の現場に向かうが、犯人に捕まり、包丁を向けられてしまう。
そこへ、ベビーカーをひいた高子ことマルコー(永作博美)がやってきて、おぞましい臭いのする腐ったタマゴを犯人の顔に投げつけあっという間に逮捕する。刑事課で断トツの検挙率を誇る巡査部長のマルコーから指導を受けることになった葵は、刑事の基本として赤ん坊のオムツの替え方を教えられる。

第2話 2012年1月18日「正義か悪か?この女取扱注意!」
 卓也(上地雄輔)は、高子(永作博美)が2人組の男に襲われるところを目撃する。刑事の危険さを目の当たりにした卓也は、思い切って葵(香里奈)にプロポーズ。葵は突然の話に返事を保留する。
そんな中、高子は幸代(西田尚美)の部屋に隠しカメラを仕込み、監視を始める。葵は高子の違法な行為に驚くが、高子は「ルールよりも犯人逮捕が全てだ」と言い切る。葵は高子から、卓也のプロポーズに返事をするよう言われる。卓也を呼び出した葵は、プロポーズを受け入れると返事をする。その時、高子から「幸代が息子を連れて逃亡しようとしている。取り押さえろ」と連絡が入る。葵は、必死になって幸代の行方を追う。

第3話 2012年1月25日「鉄壁のアリバイ!自白を賭けた女の戦い」
 葵(香里奈)が卓也(上地雄輔)から結婚話を白紙に戻そうと言われた直後、卓也が高子(永作博美)のベビーシッターに任命される。葵が寿退職すると思い込んだ係長の深沢(八嶋智人)は、すでに配置換えの書類を上司に回してしまっていた。高子は憤慨する葵と卓也の二人を競争させ、勝った方を仮採用すると言う。しかし、卓也はおむつ替えなどの育児を器用にこなし、葵の出る幕はない。

第4話 2012年2月1日「妊娠は女の武器!?期間限定愛人殺しの謎」
 公園で奈枝(前田綾花)という女性の絞殺体が発見される。所持品の中に母子手帳と胎児の写真があり、彼女が妊娠していたことが分かる。高子(永作博美)と葵(香里奈)が奈枝の住むマンションへ行くと、部屋には小谷(小林正寛)という男がいた。小谷は、奈枝と愛人関係にあったことを認め、彼女が妊娠したことも知っていたが、二人は別れる予定だったという。高子と葵は、小谷の妻・夕実(市川実和子)の元を訪ねる。夕実は、小谷の不倫や奈枝の妊娠を認める一方、殺害については否定する。刑事課の多くは、小谷と夕実が犯人と見ていた。そんな中、高子は葵に、奈枝からいじめられていた女性を演じるよう命令。奈枝の同僚たちの反応を見ようとする。

第5話 2012年2月8日「産婦人科立てこもり犯人は不妊治療中!?」
 葵(香里奈)が入った診療所に猟銃を持った矢沢(波岡一喜)が乱入。葵は居合わせた妊婦らと一緒に人質になってしまう。矢沢は銀行強盗に失敗して、逃げ込んできたらしい。通報を受けた高子(永作博美)は、急患の妊婦を装い現場に潜入。矢沢が、長年の不妊治療により借金を抱え、その返済のために銀行を襲ったことを聞き出す。「金持ちじゃないと、子供も持てないのかよ」と憤る矢沢。高子は、警察に身代金と逃走用の車を用意させ、自ら運転して矢沢と走り去る。

第6話 2012年2月15日「急展開!葵銃撃!!耳かきガール連続殺人」
 出張して耳かきをする店に勤めていた宏美(松山愛里)の遺体が発見された。高子(永作博美)は葵(香里奈)を連れ、宏美が働いていた店に潜入。葵を宏美の客に会わせて事件の情報を得ようとする。葵は、宏美の客たちから事件について聞こうとするが、彼らの対応に苦労しながらの捜査で自信を失う。そんな葵を、店の従業員・畠山(桐山照史)が慰める。さらに葵は、店で大学のソフトボール部の先輩・敦子(佐藤仁美)と再会する。「ソフトボールは諦めた」と言う敦子の表情を見て、葵は複雑な気持ちになる。そのころ、犯行に使われた銃の持ち主を追っていた高子は、意外な人物が持っていたことを知る。

第7話 2012年2月22日「銃撃の真相…雪舞うグラウンド涙の対決」
 何者かに撃たれた葵(香里奈)は病院に搬送されるが、命に別条はなかった。高子(永作博美)は葵と面会し、撃たれる前に会った高校球児の津久井(吉田雄樹)のことを聞き出す。津久井はソフトボールから野球に転向した将来有望な野球選手。津久井は、かつて葵とバッテリーを組み、今は耳かきをする店で働く敦子(佐藤仁美)にソフトボールを教わり、敦子を恩師として慕っていた。高子は敦子の身辺を探り、彼女が津久井の才能を引き出したこと、しかし家庭の事情で少年ソフトボールチームの監督を辞めざるを得なかったことを知る。さらに高子は、ごみ処理施設で、敦子が着ていた店の衣装を探し出す。それには血痕が付いていた。

第8話 2012年2月29日「愛と絆の卵投げ」
 深沢(八嶋智人)の息子・太郎(須賀健太)が補導された。高子(永作博美)と葵(香里奈)が、深沢に代わって太郎の身柄を引き取りに行く。太郎は二人に対して、深沢をばかにするような態度を取る。太郎は、チラシ配りのアルバイト中、マンションに不法侵入したため補導されたという。高子は、太郎に高額のアルバイトを紹介する。仕事の内容は、ある人から受け取ったアタッシェケースを別の人に渡すというもの。太郎は高子の言う通り、公園で権田(高杉亘)という怪しい男からアタッシェケースを受け取る。だが、その仕事は、高子が仕組んだ麻薬密売組織へのおとり捜査だった。

第9話 2012年3月7日「子連れ刑事免職危機…さよなら、橋蔵」
 高子(永作博美)の前に、週刊誌で彼女の違法捜査を報じた玲子(板谷由夏)が現れる。玲子は、高子から話を聞こうとするが、無視される。玲子は高子に、他の証言者から聞いた話で一方的な記事を書くと言って去る。玲子は、門田(長谷川純)から、友人が高子の被害に遭ったという証言を得る。そのころ、高子はインターネットの掲示板で「青いキリン」という名前を見つける。高子は何かに気付き、捜査に行こうとするが、葵(香里奈)たちに止められる。玲子は、門田の友人に会うため、閉鎖された病院へ。そこで門田の態度が変わり、玲子に高子をおとしめる記事を書くように迫る。高子からひどい目に遭っていたのは門田本人で、彼女のことを逆恨みしていたのだ。

最終話 2012年3月14日「橋蔵奪還!子連れ刑事最後の戦い!!」
 葵(香里奈)は、道で元警察官の斉木(六平直政)に声を掛けられる。斉木は高子(永作博美)に刑事の基本を教えた人で、週刊誌の記事を読んでから、彼女が心配になってきたらしい。斉木は葵に、高子と会うことを約束して去っていった。そんな中、靖子(かたせ梨乃)が血相を変えて、高子の元に来る。高子の息子・橋蔵が公園でいなくなったという。高子から橋蔵の親権を取っていた靖子は、高子が橋蔵を連れ去ったと主張するが、どうやら誘拐されたらしい。公園で手掛かりを探る高子の前に斉木が現れ、あるコンテナを警察車両として登録してほしいと頼む。高子が断ろうとすると、斉木は「おまえは断れない」と不敵にほほ笑む。高子は、斉木が橋蔵を連れ去ったと悟る。

各話視聴率


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