戸塚が秘密クラブ「K」の女と密会して重大な機密情報を受け渡すという廃墟にやってきたエリカと内調の犬飼。その時、銃声が鳴り響き、戸塚が2人の前から逃げ去っていく。現場では金髪の女が頭から血を流して倒れていた。それは戸塚が金を渡していた女だった。虫の息の女は「裏切り者(ロシア語)」と言い残して絶命。女はロシア人ハーフの葛城イリーナというショーダンサーだった。エリカはイリーナの手から落ちたUSBに気付き、犬飼の目を盗んでポケットへ仕舞い込む。
事務所に戻ったエリカはUSBの中身を調べようとするが、ロックがかかっていて開かない。その直後、犬飼が部下たちと事務所に現れ、戸塚の物を押収し始める。戸塚の事件は内調が警察から引き継いで捜査する事になったという。戸塚はイリーナと組んで海外の機密情報を手に入れ、諸外国に売っていた可能性が高く、犬飼は戸塚が命を狙われる危険があると心配する。さらにイリーナを撃ったとみられる拳銃が現場付近で見つかり、付着した指紋が戸塚の物と一致した事も明らかになる。
そんな折、航太郎が幼稚園の友達を叩くという問題が起きる。エリカは謝るように諭すが、自分は悪くないと拒否する航太郎。さらに航太郎からママじゃないと言われ、エリカはショックを受ける。航太郎の態度に悩みつつもエリカがウソをついて外出する理由が気になる良介。エリカはまだ話せないと良介に謝る事しかできない。深夜、エリカはクリスマスの飾りを探し、偶然オルゴールのボックスを見つける。それは十年ほど前のクリスマスに戸塚がプレゼントしてくれた物で、中にはアーミーナイフが入っていた。
エリカは本当に戸塚が裏切り者なのか、自分自身で確かめようと決意。エリカは大学から出てきた純平を待ち伏せして協力を求め、純平は喜んでそれに応じる。エリカを尾行していた犬飼の部下は、2人が会っているとすぐに犬飼に報告。犬飼はいずれエリカが戸塚とも接触すると考えていた。純平は手掛かりとなるUSBを開こうと試みるが、特殊なロックがかかっていて開く事ができない。純平は中身を知る人物なら開く事ができると説明し、エリカはチャンスさえ作れば、このUSBを必要とする戸塚は必ず現れると考える。
それぞれ犬飼の部下たちに尾行されるエリカと純平。エリカは純平と部下たちをまく作戦を決行し、エリカだけ一人になる事に成功する。するとエリカの前に戸塚が現れる。戸塚はエリカが尾行をまくチャンスを窺っていたのだ。エリカがイリーナを殺害したのか訊ねると、戸塚は現場に行った時、イリーナはすでに殺害されていたと主張。銃声は誰かが戸塚を狙ったものだという。戸塚は拳銃の指紋もいくらでも偽装できると訴え、犯人に仕立て上げられた事を主張する。だが、戸塚は事件の核心については頑なに口を閉ざす。
この後、エリカがUSBを見せると、戸塚は渡せと言って拳銃をエリカに向ける。エリカはそれを拒否し、戸塚にプレゼントされたアーミーナイフを突きつける。互いに武器を突きつけてにらみ合う二人。その時、巡回中の警官が現れ、戸塚は足早にその場を立ち去っていく。後日、エリカと純平は事務所で落ち合う。エリカはこの日に限って内調の見張りがいない事を不審に思う。その時、事務所に発煙筒が投げ込まれ、ガスマスクをした男たちが押し込んでくる。男たちはロシア系の外国人で、狙いはUSBだった。エリカと純平は男たちを返り討ちにしてUSBを守りきる。事件の鍵を握るUSB。純平は内調の情報処理室のコンピュータならUSBのロックを解除できるかもしれないと伝え、エリカは逮捕覚悟で内調に忍び込む事を決意する…!
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