藤井恵美(香里奈)は、アメリカに渡る決心を固めた長谷川優(田中圭)から、一緒に行かないかと誘われる。優は、昔の仲間と一緒に、アメリカで照明の仕事をするのだという。恵美は、あまりにも突然のことに驚き、何も答えられなかった。
小倉咲(吉高由里子)は、一緒に暮らしたいと白石拓海(萩原聖人)に話そうと、いつものバス停で待ち合わせをした。しかし拓海は現れなかった。そのショックを引きずるまいと、いままで勤めていたキャバクラを辞め、新たに出版社でのバイトを始めるべく面接に向かう咲。
恵美は、そんな咲に、拓海が待ち合わせに来なかったのは、彼の妻・美鈴(稲森いずみ)が過労のため具合が悪くなったからだと聞かされる。美鈴が体調を崩したのは自分のせいかもしれないと動揺する咲。恵美も、もうやめておいたほうがいい、とアドバイスする。
半沢真子(大島優子)は、ドラッグストアで妊娠検査薬を買ったものの、結果を知るのが怖くて使うことができずにいた。
恵美は、咲と真子に、優からアメリカ行きを誘われたことを打ち明ける。スターライツの野口進(永井大)から移籍話を持ちかけられていることもあって悩んでいた恵美に、いま一緒に行かなければ本当に離れてしまう、という咲。真子も、優に自分の気持ちを伝えたらどうか、と提案する。
ある日、恵美は、拓海に咲の件を切り出す。恵美は、雨の中、咲が約束の場所でずっと拓海を待っていたことを話し、これ以上彼女を傷つけないでほしい、と頼む。ふたりの話を偶然聞いてしまった高橋健太(中尾明慶)は、ショックを受け…。
咲がいつもの場所で夜景を見ていると、そこに拓海がやってくる。拓海は、約束を破ったことを詫びると、もう会わない方がいい、と咲に告げた。
そんな中、仕事を終えて帰宅した恵美は、真子が妊娠検査薬を手にしていることに気づく。事情を知った咲も、すぐに試すべきだと真子に告げた。しかし真子は、逃げてはいけないとわかっていても怖い、と言って、部屋に戻ってしまう。
コンサート前日、恵美たちは、早朝から照明機材の搬入と設置に取り掛かる。同じころ、真子の体調が悪いことを知った店長の榎本信司(青柳翔)は、帰って休むよう彼女に命じる。帰宅した真子は、決心して妊娠検査薬を試した。結果は陰性だった。真子は、部屋で企画書を書いていた咲に妊娠していなかったことを報告すると、恵美にもメールを送った。
作業を終えた恵美は、優とともに会場を後にした。優は、コンサートが終わったら渡米の件の返事を聞かせてほしい、と恵美に告げた。
優と別れた後、恵美は、武居大介(小柳友)と再会する。恵美がまだ優に自分の気持ちを伝えていないことを知った武居は、傷ついてもいいからぶつかるべきだとアドバイスする。「僕は、恵美さんにぶつかったこと、後悔していません。だから恵美さんも後悔しないでください」。武居は、そう恵美に告げた。
夜、恵美たちの家に、恵美の母・淑恵(宮崎美子)がやってくる。淑恵は、明日のコンサートを見に行く予定で、泊まりに来たのだ。淑恵が持参したワインを開け、盛り上がる恵美たち。その際、真子は、女として生きていくのに迷ったらどうすればいいのか、と淑恵に助言を求めた。すると淑恵は、現実なんてどうなるのかわからないものなのだから、迷ったらまず、それがかけがえのないものがどうかじっくり考え、イエスなら、信じるか諦めるかを選べばいい、と答えた。
コンサートは大成功に終わった。恵美は、スターライツの野口に、かけがえのない人とかけがえのないことをやってみたい、と言って、引き抜きの話を断った。
咲は、美鈴に電話をして、いまから会って話したい、と伝えた。
真子は、閉店の片づけをしていた。するとそこに、小さな男の子・圭太(西村亮海)がやってきた。実は圭太は、榎本の息子だった。
恵美は、優からプレゼントされたネックレスを手に、彼に自分の思いを伝えようとした。が、そこで恵美が目にしたのは、優と前田ひかり(倉科カナ)の姿だった。「私を置いていかないで」。ひかりは、そう言って優に抱きつき…。
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