影山(櫻井翔)は宝生麗子(北川景子)をテレビ局まで送る。この日、テレビ局では麗子の先輩で歌舞伎役者、染田松五郎(福士誠治)が主演することになった刑事ドラマの制作発表パーティーが催されるのだ。
会場には麗子の友人、森雛子(早織)、桐生院綾華(岩佐真悠子)、宮本夏希(森カンナ)、木崎麻衣(平愛梨)も来ていた。華やかなモデルの永瀬千秋(入山法子)や芸能関係者が集っている。なぜか風祭京一郎(椎名桔平)の姿も…。さらに、影山までそのまま会場にいる。宝生家の力で招待してもらったという影山を、麗子は会場から追い出してしまう。
麗子は友人たちと一緒に、松五郎の姉でありマネージャーの瑞穂(笛木優子)に挨拶。そして松五郎の付き人、西山珠樹(浅利陽介)に声をかけられる。麗子の高校時代の同級生だった西山は雛子が松五郎をまだ好きなのかと聞く。実は、高校時代に西山から雛子への想いを聞かされた麗子は、彼女はタマちゃんが好きだと答えていたのだ。タマちゃんとは松五郎の屋号「玉乃屋」からきた松五郎の愛称。また、その頃、麗子は雛子に託されたタマちゃんへのラブレターを松五郎に渡せずにいた。
話を終え、麗子が西山と会場に戻ろうとすると大きな衝撃音と悲鳴が聞こえる。スタジオで瑞穂がセットの下敷きになっていた。風祭が現れて、捜査を始めるが、事故として片付けられそうになってしまう。麗子は影山を見つけて助けを求め事件は解決する。
だが、その夜のディナーで影山は、
「今回の事件の発端は、他でもないお嬢様にあるのですよ」
と、麗子に突きつけた。
瑞穂に怪我を負わせたのは雛子だったのだが、それは麗子がタマちゃんに渡せなかったラブレターが原因。実は、雛子が好きだったのは西山だったのだ。麗子が松五郎の屋号と勘違いしていただけのこと。つまり、雛子と西山は高校時代からの両想いだったのだが、麗子のせいでお互いの想いを確認することができなかった。雛子は西山が瑞穂と結婚すると思い、事件を起こしてしまった。
あくまでも影山の想像にすぎないと問う麗子。すると影山は、確かめる方法がひとつだけあると麗子を促す。それは、高校生の時に雛子から託されたラブレター。麗子は捨てるわけにもいかず、とって置いたのだ。急いで手紙を探し、開封する麗子。そこには、雛子の西山への想いが綴られていた。
自分の間違いを確認して、友人を犯罪にまで追い込んでしまったことを悔やむ麗子を影山はそっと慰める。麗子は影山に車を出すよう命令。あの時、届けられなかった手紙を渡すために…。
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