影山(櫻井翔)が部屋に行くと、宝生麗子(北川景子)が妙な形で固まっている。ギックリ腰になってしまったのだ。麗子は休むことを風祭京一郎警部(椎名桔平)に報告する。風祭は事件が起きたとなぜか上機嫌。何やら警視庁広報課から風祭の密着取材が入っているのだそうだ。
風祭の軽いノリに、麗子は捜査への不安が募る。麗子は捜査の様子をそっと探ってくるよう影山に頼む。すると影山は、すでに手は打ってあるとテレビモニターを麗子に見せた。モニターには風祭たちが映し出される。広報課の密着取材とは、宝生家の力を使って影山が手配した撮影隊だった。
事件は廃工場の2階を住居に改装した部屋で起きた。浴室で若い女性の死体が発見されたのだ。被害者は神岡美紀(桂亜沙美)。第一発見者は会社の同僚、久保早苗(佐藤めぐみ)。風祭は死体に目立った外傷がないことから、早々と自然死で片付けようとする。だが、早苗から美紀が複数の男に貢がせていたことなどから捜査は続行。また、美紀の部屋から帽子がひとつだけ無くなっていた。
モニターを見ていた麗子は、映像を見るだけの一日ではつまらないと馴染みの帽子屋、藤咲幸太郎(田山涼成)を呼び寄せた。帽子を吟味しながらも、麗子はモニターで捜査を観察&推理。藤崎を交えてのディナーで、麗子は影山に捜査から推測される犯人を挙げるが「お嬢様は冗談をおっしゃっているのでございますか?」と、影山の毒舌が爆発。影山は、今回の事件のポイントは美紀の部屋からひとつだけ帽子が無くなっていたことだと話しだす。
影山は帽子屋であり自身も帽子好きの藤咲の知恵も借り、犯人は犯行時に浴槽へ落としたコンタクトレンズを拾うため麦わら帽子を使い、持ち帰ったと推測。さらに、わざわざレンズを拾ったのは、大雨で視界の悪い中、車でのりつけたため帰り道の運転が困難になるからだと麗子に解かせる。車で乗りつけた人という点から、美紀の交際相手たちは容疑者から除外されてしまった。
では、誰が…影山は「真犯人はあなたではありませんか?」と、藤咲に問う。幼い頃から知り合いの藤咲にたいする影山の暴言に怒る麗子。だが、影山は藤咲の犯行と、その動機をゆっくりと明かしだした。実は、藤咲の娘は美紀の会社の後輩で、彼女にデザインを盗まれ自殺に追い込まれていた。影山は、藤咲が持って来た帽子の数や呼び出しの電話に応じた時に、美紀の会社の前にいたことなどから、犯人と考えたのだ。藤咲は影山の見事な推理に屈服し、全てを打ち明ける。
またしても影山のおかげで事件が解決。麗子は藤咲に自首を促した。
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