森本直子(榮倉奈々)は、池澤雅人(ARATA)から滝ノ原(升毅)が体調不良に陥ると得するのは誰かと聞かれ、病理の教授・霧島(佐野史郎)ではないかと答えた。病理という言葉に、雅人は滝ノ原の秘書を偽り電話をかけてきたのが、原田彩(菅野美穂)ではないかと思い当たる。
そんな頃、彩と頼陽華(木村文乃)が病理学教室にいると、則杉康志(溝端淳平)が駆け込んできた。康志は陽華に緊急の仕事を頼むが、陽華は渋る。すると、彩がそれを快諾、陽華を促しともに作業に入った。その後、康志のもとに現れた彩は、依頼された仕事の結果を報告。
さらに、直子が参加した都内の播磨外科病院での特別な手術が成功してよかった、と試すように言い、直子から岩手に出張すると聞いていた康志はとまどう。不安になった康志は直子にメールをし、岩手の様子を聞く。その頃、直子は雅人と播磨外科病院にいたが、康志のメールには岩手にいるかのように返信した。
雅人と直子がともに極秘手術に関わっていると確信した彩は、やり切れない。そして、その後会った雅人に手術のことをさりげなく聞くが、雅人は否定する。雅人は逆に彩に離婚届のことを聞き、自分が役所に提出しようかと言った。彩は、医学部長選が終わったら自分が出すから、と断った。
自宅に戻った直子は、康志に岩手の物と偽った土産を渡す。康志は、岩手の病院のことを質問し、直子は咄嗟の嘘でそれに答えた。すると、康志はなぜ自分に嘘をつくのかと問いただす。直子は、患者の秘密を守るためだと説明するが康志は納得しない。それどころか、池澤准教授(=彩)は知っていたのになぜ自分は知らないのか、と怒りをあらわにした。直子は、彩が手術について知っていたという事実に衝撃を受ける。
翌日、外科医局では、直子、栗山和気(市川知宏)、滝ノ原幸一(森廉)、白井かな(西山茉希)らが集まるなか、滝ノ原が雅人を連れて現れた。雅人は、アメリカには帰らず外科医局で後進の指導に当たることになったのだ。滝ノ原は、直子、和気、幸一を雅人付きにすると命じた。
その後、康志、和気、蓑屋進(近藤公園)、幸一が食堂にいるとき、康志は播磨外科病院での手術のことを、直子から聞いたといって話した。すると、近くのテーブルに直子と雅人が座った。康志と進が席を立ち直子らの横を通ったとき、それに気づいた直子が、ふたりを雅人に紹介した。直子の恋人が康志だと知った雅人は、今度、直子と康志が暮らす家に行ってもいいかと尋ね、直子らは承諾する。
数日後、雅人が直子のマンションにやって来た。3人は酒を酌み交わしながら、いろいろな話をするが、康志は自分の入っていけない話題が多いことが面白くない。
同じ頃、細川裕司(山崎樹範)と飲んだ後、ひとり自宅に戻った彩は、仕事を理由に陽華を呼び出す。そしてやってきた陽華にワインを振る舞いながら、播磨外科病院での手術の詳細について直子から聞き出すようにと命じる。陽華は、自分は何も知らないと断るが、彩は自分に話すことがあなたのためだ、と不敵な笑みをもらす。
夜も更けた頃、雅人が席を立つと、康志も今日は自分の家に帰ると言い、雅人とともに直子宅を後にした。ところが、忘れ物に気づいた康志は、雅人と別れ直子宅へと戻る。すると、部屋に陽華の姿があった。康志は玄関に立つが、直子と陽華は康志に気づかない。陽華は、彩の自宅で言われたことを直子に話し、彩には離婚の意志がないのではと言うが、直子は自分のなかで雅人のことは終わっているからと答えた。
それでも陽華は、もしも直子が8年前に戻ったら恐ろしいことになるから絶対に雅人を好きになってはいけないと釘を刺す。直子が大丈夫だと答えると、落ち着いた陽華は、帰ると言った。そして、見送る直子とともに玄関へ向かったところで、康志の姿を認めた。
同じ頃、彩はしまっておいた離婚届を静かに破り捨てた。
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