2011年09月28日

神様の女房 TOP

『神様の女房』(かみさまのにょうぼう)は、橋誠之介が著したドキュメンタリー小説、並びにこれを基にしてNHKが制作したテレビドラマ。小説では『もう一人の創業者・松下むめの物語』という副題が付く。

TVドラマ版は、2011年10月1日から同年10月15日まで、NHK系列「土曜ドラマ」枠(毎週土曜 21:00 - 22:13)で放送された。常盤貴子主演。全3回。


概要
「経営の神様」と呼ばれたパナソニック創業者・松下幸之助の妻であるむめのの視点から夫婦やパナソニックの歴史を紐解いていくという物語である。

出版したダイヤモンド社によると、著者・橋誠之介はパナソニックの前身・松下電器産業で幸之助に直に命じられて松下家執事となり夫妻の最期まで看取ったという経歴を持つとしている。このため、後述のテレビドラマでも、一部フィクション化した部分があるが、可能な限り実態に近づけている。

ドラマ化にあたっては、NHKのドラマということで原作を刊行したダイヤモンド社以外は特別なタイアップを行っていないが、幸之助が興したパナソニックやPHP研究所では、ドラマの放送時期に幸之助関連の情報提供を充実させる、事実上のタイアップを実施した。なお、むめのの死後にその自著『難儀もまた楽し 松下幸之助とともに歩んだ私の人生』という遺作が刊行されている。


あらすじ
淡路島の裕福な船乗りの次女として生まれ育った井植(いうえ)むめのは、大正4年、親もない家もない、財産も学問もないという大阪の電気工・松下幸之助と結婚する。むめのにとっては、しゅうとめのいない気楽さと、財産も一から夫婦で築いてゆくことを望んでの結婚であったが、それは貧乏生活の始まりでもあった。
幸之助は、新婚早々会社を退職、独立するがうまくいかない。
「成功するまであきらめない。成功の秘けつは成功するまでやめないこと」
という夫を、質屋に通い、得意の針仕事の内職でむめのは助けてゆく・・・
極貧の生活から事業の失敗と成功、戦争の混乱の中での浮沈を、時には大きなケンカもしながら共に味わってきた、むめのと幸之助という夫婦の物語を、時代のスケール感も豊かに描いてゆく。


出演
井植むめの:常盤貴子
松下幸之助:筒井道隆(幼少期:新倉滉祐)
井植歳男:松本利夫(EXILE)
亀山イワ:秋野暢子
亀山長之助:石倉三郎
井植祐郎:川村悠椰
井植薫:金子尚太郎
井植こまつ:野際陽子
井植清太郎:津川雅彦

分部吉太郎:山下規介
分部しゅう:悠木千帆
井植きぬえ:石川紗彩
井植よしの:今村美乃
井植やすえ:木村真那月
井植トメ:花原照子

大阪電燈・今西:草見潤平
大阪電燈・平山:伊東篤志
大阪電燈・社員:大賀太郎、永井慎一
五代婦人:唐木ちえみ
呼び込みの男:小杉幸彦
近所の主婦:水木薫

スタッフ
原作:高橋誠之助「神様の女房」
脚本:ジェームス三木
音楽:住友紀人
タイトル字・タイトル画:木田安彦
時代考証:天野隆子
所作指導:藤間蘭黄
監督:黛りんたろう
制作統括:真鍋斎、谷口卓敬
制作:NHKエンタープライズ


各話あらすじ (2011.10.1 - 2011.10.15)全3話 平均視聴率 9.97%
第1話 2011年10月1日「運命の夫婦」 視聴率 10.5%
大正4年、運命の夫婦が誕生した。病弱な夫・松下幸之助(筒井道隆)は、よい看護婦がきてくれると考え、妻・むめの(常盤貴子)は、おしゅうとめさんのいない気楽さと財産を一から夫婦で築いていくことを望んでの結婚だった。しばらくは、大阪の小さな長屋でのつつましいが幸せな暮らしが続いたが、幸之助は勤めている電気会社の仕事がつまらないと、会社を辞めてしまう。意気消沈した幸之助に、むめのは独立を促す。


第2話 2011年10月8日「松下幸之助と妻の物語・決意の独立そして苦難の歩み〜」 視聴率 9.6%
幸之助(筒井道隆)は、勤めていた会社を辞めて独立。妻・むめの(常盤貴子)と二人三脚で松下製作所を始めるが、うまくいかない。むめのは、「成功とは、成功するまでやめないこと」という夫に黙って質屋に通い、得意の針仕事の内職で家計を助ける。幸之助は、製品のソケット改良のため、練り物開発に挑むが、壁は厚い。

そんな折、扇風機の部品の大量注文が。幸之助は見事な技術を発揮し、一気に会社の経営は軌道に乗ってゆく。


第3話 2011年10月15日「松下幸之助とその妻戦争の影が忍び寄る…資産凍結の危機に立ち向かった夫婦の絆!」  視聴率9.8%
順風満帆に思われた幸之助(筒井道隆)・むめの(常盤貴子)夫婦だったが、大きな危機がやってくる。第二次世界大戦である。終戦後、GHQから思わぬ財閥指定を受けた松下電工は、財産の没収など最大のピンチを迎える。

幸之助の財閥指定解除の嘆願が続くなか、むめのは懸命に松下家を守っていく。高級な着物も農家の大根1本に消えていく…。しかし、どんな時も前向きなむめのに励まされた幸之助は、GHQへの嘆願を成功させる。


番組HP
(神様の女房 - Wikipedia)
タグ:神様の女房

『神様の女房 TOP』の上へ

『ドラマハンティングP2G』のトップへ

posted by Dhunting | Comment(0) | TrackBack(7) | 各ドラマTOPページ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

土曜ドラマスペシャル『神様の女房』 第一回
Excerpt: 内容 大正4年、大阪・松島 井植清太郎(津川雅彦)は、妻・こまつ(野際陽子)が持ってきた、 娘・むめの(常盤貴子)の見合い相手の写真を拒絶してばかり。 が、、、 ある日。むめのが勝手に、ひとりの男..
Weblog: レベル999のgoo部屋
Tracked: 2011-10-02 18:21

神様の女房〜松下幸之助夫婦の物語!
Excerpt: 神様の女房ですが、一代でパナソニックを築き上げた経営者の夫婦の物語だそうです。常盤貴子でドラマにもなりますが、商品開発から資金の不足、関東大震災と昭和恐慌、戦争と財閥解体など浮き沈みの人生で立志栄達を..
Weblog: 一言居士!スペードのAの放埓手記
Tracked: 2011-10-02 20:46

神様の女房
Excerpt: なにが良かったかって、あの偉大なる松下幸之助を、人間っぽく病弱な青年として、素朴に描いた点かもしれません。さすが、ジェームズ・三木脚本 しかも、結婚したいきさつが、病弱な夫・松下幸之助(筒井道隆..
Weblog: のほほん便り
Tracked: 2011-10-03 07:56

神様の女房 第1回
Excerpt: 神様の女房 解説 松下グループの創業者松下幸之助は経営の神様と呼ばれ、その神様を支えた妻むめのは「もう一人の創業者」と呼ばれる存在である。松下夫婦の波乱に富んだ人生を描く。第1回 ..
Weblog: 青いblog
Tracked: 2011-10-07 22:48

土曜ドラマスペシャル『神様の女房』 第二回
Excerpt: 『松下幸之助と妻の物語・決意の独立そして苦難の歩み〜第2回』 内容 商品改善への提案を受け入れてくれない会社に不満を感じる幸之助(筒井道隆) その話を聞いた妻・むめの(常盤貴子)は、“独立”を提案す..
Weblog: レベル999のgoo部屋
Tracked: 2011-10-09 21:13

土曜ドラマスペシャル 神様の女房(3)〜表現者・常盤貴子のパワーが凄かった!!
Excerpt: 土曜ドラマ「神様の女房」(3) 『怪物くん』は無視して、『神様の女房』を選んだでガンス。 やっぱり常盤貴子は凄いザマスね。 フンガ〜〜 −◆− 夫婦二人三脚で、小さな町工場を大企業へと成長さ..
Weblog: 世事熟視〜コソダチP
Tracked: 2011-10-17 14:47

神様の女房 最終回
Excerpt: さすが、むめ(常盤貴子)と幸之助(筒井道隆)を演じた、おふたり、役者力!です なれそめの不器用で初々しかった頃といい、会社の駆け出し時代。苦労した頃といい、 どんどん会社が大きくなり、従業..
Weblog: のほほん便り
Tracked: 2011-10-18 09:25
ドラマ/アイウエオ順検索