総合テレビ 2011年10月4日 午後10時
再放送 総合 2011年10月11日午前0時15分(月曜深夜)
スイカ農家の山之内信夫(金田明夫)は清和生命の保険に加入したわずか1週間後に入院、末期のすい臓ガンと診断された。告知義務違反を疑った向島(伊藤英明)と大野(中丸雄一)は調査を始めるが、信夫はガンの告知を受けておらず、ドバイへの投資話を同室の入院患者達に元気に話している。
自覚症状があったのではないかと考えた向島は山之内の息子でスイカ畑の仕事を一手に担っている隆道(高橋一生)に話を聞くが、「あの人とはほとんど口をきいていない」と取り合わない。怪しい投資話で失敗を繰り返す信夫を軽蔑していたのだ。
そんな折、向島は重役の藤堂(伊武雅刀)に呼び出され、横村(田中哲司)に横領の疑いがあると聞かされる。その夜遅く、営業部に一人残り領収書の偽装を行なっていた横村を説得する向島。しかし横村は何も言わずに去ってしまった。
翌日、容態が急変した山之内信夫に呼び出された向島と大野は、「俺が死んだら家族に保険金を払ってくれ」と頼まれる。信夫が自分たちを「生保の兄ちゃん」と呼ぶことに気づいた向島は信夫の損害保険請求履歴を調査しろと大野に指示する。
その頃、清和生命では横領が発覚した横村が失踪したと大騒ぎになっていた。向島は亜希子(高島礼子)を訪ね横村の居所を問い詰めるが亜希子は答えない。横村は亜希子のアパートに隠れていた。「私の保険金で会社にお金を返して」と自殺を試みる亜希子を抱きしめ「一緒に死のう」と横村は心中を決意する。
数日後、隆道のスイカ畑を訪ねた向島と大野は、今回は告知義務違反で保険金は支払われないと告げる。信夫は旅行先のドバイで腹痛を訴え、すい臓の再検査が必要だと診断されていた。旅行損害保険の請求履歴から分かったことだった。ドバイへの旅行は隆道が作るスイカを売り込むためだったと向島から聞かされた隆道は病院に駆けつけ、いまわの際の信夫に対面する。
向島の携帯電話に横村から電話がかかってきた。「最期に本当の愛を見つけた」と言って電話を切った横村は練炭を焚いた車に亜希子とともに乗り込むが、翌朝車から発見された遺体は横村一人だけ。亜希子は転職し、弁当工場で働き始める・・・。
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