空港でスリ事件が発生。
CAの井坂黎（米倉涼子）は、後輩の本村純（桐谷美玲）とともに、見事スリを確保するが、被害者が全国指名手配犯だったため、捜査特別報奨金として100万円を手に入れる。
そんな時、黎の妹・井坂茜（山口紗弥加）が姉を保証人にして金融業者から500万円を借りたまま行方をくらませた。
茜が営んでいた小料理屋“春夏冬”（あきない）を訪ねると、小学5年生の娘・春（川島鈴遥）は、母親が失踪したにもかかわらず動揺した様子も見せない。
警察では、生活安全課の刑事・権藤猛（谷原章介）はまともに取り合ってくれない。
黎は上司のしつこい退職勧奨を受け入れ、退職金で茜の借金を返済し、自力で茜を探し出すことを決意する。
隣の店で聞き込みをすると、最近茜は店の客の男と話し込んでいたという。
警察で指名手配犯の写真を見、その男が女性を殺害して逃走中の山本康夫（水橋研二）と知り、愕然となる黎と純。2人の必死の訴えを、権藤は聞き流すだけだ。
“春夏冬”に戻ると、黎は捜査報奨金を稼ぐバウンティ・ハンター（賞金稼ぎ）をやろうと言い出す。刺激が大好きな純はもちろん、“春夏冬”で料理を手伝う和久井和美（堀内敬子）も山本に懸けられた報奨金が100万円と聞き、乗り気になる。そこに和美と顔見知りで、夫からDVを受けて失踪中の鈴木真知子（戸田恵子）も加わり、山本探しを始める。
権藤は元捜査一課の刑事だが、山本の事件で部下の寺島（小泉孝太郎）に邪魔をされ、所轄の生活安全課に左遷されていた。山本逮捕に執念を燃やす権藤を追った黎は、山本を発見する。ナイフで襲われながらも、必死に説得する黎。そこへ和美と純、真知子も集まってきた。
山本の話によれば、茜は自首を勧めていたらしい。「警察、一緒に行ってあげるよ」と親身に告げる黎。そこへ権藤が駆けつけて、山本に手錠をかけた。
一件落着して、黎はローン返済中のマンションから、“春夏冬”の2階に移り住む。
ちょうどその時、茜から携帯に電話がかかってきた。「借金のこと、春には教えないでほしかった」と言う茜。黎には内緒で、春と会っているらしい。
黎たち4人は警察署に招かれ、100万円の報奨金を手に入れた。バウンティ・ハンターに乗り気な純と和美と真知子。
黎は断ろうとするが、「正義は金になる」という和美たちの言い分に、心を動かされる。
こうして女たちのバウンティ・ハンターが誕生した。
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