秀は自分の罪が、何も努力せずにすべてを諦めて生きているという"諦観の罪"だということに気付いていた。
雄山(陣内孝則)は、自分にも秀と同じように"諦観の罪"があると告白し、自ら命を絶ってしまった。
秀(濱田岳)はたった一人、船に残される。雄山は、優(藤原竜也)を殺した人間が誰なのかを暴くことができれば、船から脱出するための重要なカギを得られるだろうと言い残していた。
秀と優の物で埋め尽くされた監房は、まるで秀と優が住んでいた部屋のようになっていた。
秀の物は、優からもらったり優の金で買った物ばかり。
自分がこれまでずっと優に頼り続け、兄が苦しんでいても見て見ぬふりをしてきたことを思い起こす秀。
しかし、優のような優れた人間を引き立てるのが自分の存在意義だと自らを正当化し自分の罪と向き合おうとせず、優へのコンプレックスを語る。
そして、部屋の物を荒らしながら暴れ出すのだった。
そんな秀に対して、観覧者たちから非難のコメントが投げかけられる。追い詰められ、自分には生きる意味がないと絶望する秀だったが、優が大切にしていた一枚の賞状を目にして、優とのある出来事を思い出す。
そして、ついに自分のタトゥー"2"に込められた本当の意味に気付き…。
秀は、優の死の真相を突き止めて船を降りることができるのか!?
第1話 2011年7月4日「罪人たちの出航」
第2話 2011年7月11日 「囚人と看守のゲーム」
第3話 2011年7月18日「最初の下船者」
第4話 2011年7月25日「命の連帯責任」
第5話 2011年8月1日「依存者の涙」
第6話 2011年8月8日 「胸を張る弱さ」
第7話 2011年8月15日「命懸けの討論」
第8話 2011年8月22日「理不尽な評価」
第9話 2011年8月29日 「閉ざした本心」
第10話 2011年9月5日「誰が為の人生」
第11話 2011年9月12日「この船の真意」
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